hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

社会との係わりが細い私について

2008年09月17日 | リタイヤ生活

9月15日、老人の日に姜尚中「悩む力」を読んで、わが身について社会との係わりを考えてみた。


「悩む力」の中にあったのだが、私も「人間は他人との係わりの中でしか生きられない」と思う。たった一人無人島で暮していても、なんらかの形で他人、社会とつながっているだろう。また、まったく一人だけ独立してある期間過ごすことができたとしても、真の意味で生きているとは言えないのではないだろうか。人間は社会的動物で、社会との係わりの中でしか存在価値を発揮できないと思うのだ。

といいながら、私は、退職後まったく働かず、趣味は旅行と読書だけ、そして、あえて過去お付き合いいただいた人達、近隣の人ともほとんど係わりをもたずに過ごしてきた。社会とのつながりは、かすかにこのブログだけ(?)という生活を3年以上続けた。

この実験の結果、政治への関心(怒り、絶望)は以前より若干弱くなった程度で留まっているが、会社情報や技術情報などビジネスへの興味はまったく消え去った。日常生活での身辺への関心はとうぜん増したが、入れ込むようなものはない。また、日常とは定常的で極めて変化の少ないものであり、単なる繰り返しが多い。
要するに結婚して家庭に入って社会から切り離されたように感じる主婦のような状態だ。

退職後、海外に1, 2カ月夫婦二人だけで滞在し、近辺の観光程度でのんびり暮すロングステイを5, 6回続けた。このときも、知り合った若干の地元の人との交流はあるが、TVも新聞も見ず、見ても分からず、社会とのつながりはほぼインターネットだけだった。当初は隔絶された環境が緊張感があって新鮮だったが、さすがに同じ場所に何回も行くと飽きて、最近はせいぜい一ヶ月の期間にとどめている。

さすがにこのまま、今後15年以上(?)過ごすのは無理のようだ。しかたない。退職者おきまりのボランティア、趣味のグループへの参加などを考えようかなと思い始めた。

さて、どうするか。とりあえずは、昼寝してからにしよう。



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