hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

知床旅行 3

2008年09月25日 | 観光
9月17日から19日まで北海道の知床に旅行した。今日はその二日目の後半。
知床観光船でのクルーズ?を終えてウトロ港に戻り、車で知床五湖へ向かった。

ウトロから知床国道334の坂道を登って行くと、夕陽や冬の流氷の絶景ポイントのプユニ岬を通る。ここからウトロの港や丘の上のホテル街が良く見える。




坂道にはところどころに大き目の巣箱、小さめの百葉箱のようなものが設置してあった。
車を止めて近づくと、砂箱とあった。凍結した急斜面で車が立ち往生しないようにまく砂を入れた箱のようだ。




知床自然センターで左折して9kmほど行くと、知床五湖の駐車場がある。この季節でも満杯で、けっこう人気の場所のようだ。
知床五湖のそれぞれの名前は分かりやすい。なにしろ、一湖、二湖、・・、五湖というのだから。一周3km、ゆっくり歩いて90分、一湖、二湖だけのコースだと約40分だ。軟弱なわれらは当然一湖、二湖だけ。

ヒグマが出没するので毎日注意報が出て、たまたま今日は5湖とも散策可能と看板が出ていた。五湖レストハウスで「クマよけの鈴」を貸し出している。看板には、「クマに出会ったら、騒がず、走らず、ゆっくり後退。絶対に近づかない!」とあった。

ぐるりとまわった帰り道、20代の男性があわてて引き返してくる。先にいる女性とお年寄りに、「あぶないぞ!戻ってこいよ」と叫んでいる。二人はかまわず先に歩いていく。そういえば、遠くで変な物音がする。どうもクマが出たと思って、二人をおいてあわてて逃げてきたらしい。しばらくすると、物音が大きくなって、バイクの音と分かった。男性はきまり悪そうにブツブツ言って二人と一緒に歩いていった。

熊笹の間に設置された往き帰り2本の木の板の上を10分ほど歩くと、林が急に開けて、一湖にでる。




岩がゴロゴロするちょっとした山道を越えて、しばらく行くと、二湖に出る。





ここで引き返して、五湖レストハウスでお土産をながめ、車で来た道を戻る。国道334との合流地点にある知床自然センターに入る。
大枚500円を支払って大型スクリーンで知床の四季を見る。空から見た大規模な知床の自然、四季の変化、オオジロワシやヒグマなどの生態は一見の価値がある。

知床自然センターから遊歩道を歩いて、フレペの滝を見に行った。
深い入り江になっていて、向こう側の崖の上には灯台が見える。




ちょっとした眺めだが、滝自体はどうと言うことない。滝の案内板には、「知床連山に降った雪と雨が地下水となって浸透し切り立った約100メートルの断崖の割れ目から、流れ落ちています。ホロホロと流れ落ちる様が涙に似ていることから、別名「乙女の涙」とも言われています」とあるのだが。




灯台の方に行く道への曲がり角で、知床連山のシルエットが見えた。左から、硫黄山1562m、知円別岳1544m、オチカバケ岳1450m、サシルイ岳1564m、三ツ峰1509m、羅臼岳1661mだ。




帰り道、国道334号沿いに鹿がいた。しばらく走ると、角を持った牡鹿もいた。いちいち車を止めて眺めていたが、良く見るとそこいらじゅうに居る。夕方になると出てくるのだろうか。





明日は、知床峠に行って、網走から女満別空港へ行き、羽田へ飛ぶ。








コメント
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