hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

知床旅行 4

2008年09月26日 | 観光

9月17日から19日まで北海道の知床に旅行した。今日はその3日目、最後の日。
知床峠に行って、網走から女満別空港、そして羽田から自宅へ帰った。


国道334はウトロから羅臼まで知床半島を横断している。その途中の738mの知床峠に行った。
北方領土のプレートがあったが、あいにくの天気で国後島は見えなかった。




羅臼岳は近くで見ると、やはり雄大。




知床峠を越えて、見返り峠までワインディングロードをドライブしてUターンした。途中キタキツネを見た。ただし、はっきり見えたのは尾っぽだけ。
そのまま、ウトロ、斜里を通り抜け網走の天都山にあるオホーツク流氷館まで車を走らせた。それにしても、旅先でのナビは便利だ。

標高207mの天都山にある流氷館の展望台からはオホーツク海、網走湖など360度見渡せる。また、300インチ大画面で流氷の世界、網走の四季を楽しんだ。

展示室があって、流氷のできる仕組みが分かりやすかった。普通の海は塩分濃度が濃く、対流もあり、なかなか凍らない。しかし、オホーツク海には、中国とロシアの国境を流れるアムール川から膨大な量の水が注がれる。オホーツク海は大陸と島々に囲まれた閉じた海なので、アムール川の塩分を含まない水がオホーツク海の表面一杯に広がる。通常は海の深いところまで起こる対流が、オホーツク海では上の方の塩分の少ない層だけで起こり、塩分の薄い海水は凍りやすいため、表面の海水が凍り、流氷が生まれる。

春になるとオホーツク海一面の氷も溶け始めるが、この氷を溶かすエネルギーは、日本に必要なエネルギーの25年分(確か?)に相当するという。

-18度に保たれた流氷体験室は本物の大きな流氷を持ちこんでおり、入るときは防寒具を借りることができる。写真の右手は特にボケているが、渡されたタオルを振り回しているためだ。振り回すとたちまちタオルは凍りつく。





流氷の天使といわれるクリオネが短い羽のような手?をハタハタさせながら泳いでいた。貝の一種だそうだが、可憐なものだ。




最近人気だというフウセンウオはクリクリした目が可愛く、プラスチックの置物のようだ。おなかにある吸盤で貝にくっついている。




流氷館を出て、能取湖の南湖畔にあるサンゴ草群生地へ行った。サンゴ草は塩分の多い湿地帯に生える葉のない一年草で、9月中旬から10月にかけて赤変する。確かに近くでみるとサンゴのようだ。





女満別空港では、田中義剛氏の花畑牧場の生キャラメルを、列にさんざん並んだあげく売り切れで買い損ねた。

広々とした北海道に奥様もご機嫌で、「十時間以上飛行機に乗る海外よりも、2時間足らずで行ける北海道でロングステイするのも良いわね」とおっしゃっています。










コメント
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