車で出かけた先で昼になったので、比較的新しく開発された大規模団地の中心にある駅の近くのレストランに二人で入った。
ちょっとこじゃれたビストロ何とかというレストランで、どうみても女性好みの店と思ったのだが、入ると案の定、店内の30人くらいが全部女性。男性は私だけ。
パスタなどのランチをとると、サラダ、コーヒー/紅茶、デザートが自由に取れる。皆さん楽しそうにおしゃべりに夢中。
「今日の昼はコーヒーを飲みたいから、そばで我慢し、トッピングも控えめにして、なんとか1000円に抑えたい」と苦労しているご亭主をよそに、奥様方は、
「おいしかったわね。あら、2000円でお釣りが来るのね。また来ましょうね」と、優雅にお食事を楽しんでいる。
退職後、ときどきだが、奥様のお供で、ホテルなどのレストランでランチにすると、平日の店内は圧倒的に奥様がたで溢れていることが多い。
食事後、店員、もちろん女性に、「トイレはどこですか?」と聞き、わざと「男性用もありますよね?」と追加した。笑いながら、「もちろんありますよ。あちらです」との答えだった。
行ってみると、ドアが二つあり、一つは赤いスカートマークの女性用で、もう一つはズボンとスカートの姿が並ぶ男女共用になっていた。やはり。
トイレと言えば、男性用には“Gentleman”と表示されていることがあるが、入るのにとまどってしまう。私はあきらかに淑女ではないが、紳士かと言われるとハイとは言いかねる。それでもしかたなく“Gentleman”の方に入る。迷わず入れるようになりたい。