一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

金曜サロン・藤森奈津子女流三段(当時)⑥

2010-06-02 00:59:56 | LPSA金曜サロン
だいぶ前の話だが、3月19日のLPSA金曜サロンは、夜が藤森奈津子女流三段(当時)の担当だった。
前局、2月19日の指導対局は扇子4本目のサイン勝負で、何とか勝たせていただき、サインを頂戴した。その前の指導対局となると昨年の11月で、このときは3本目の扇子へのサインを賭けていた。その将棋も幸いし、サインを頂戴した。
そして今回は、昼の指導対局で島井咲緒里女流初段に苦しい将棋を拾わせていただき、4本目のサイン扇子がコンプリート(10人)できたので、本局から5本目の扇子サイン勝負となった。
同じ扇子に同じ女流棋士から複数のサインは戴けない。私が負け続けていれば、当然同じ女流棋士とのサイン勝負が続くけれども、私が勝ち続けて、3局連続のサイン勝負になった例は珍しい。
将棋は藤森女流三段の石田流に、私の左美濃の対抗となった。
上手・☖1三角☖3三桂☖3四飛の形で、私は☗4五歩☖同歩と角道を通してから、☗1五歩と端を攻める。ここで藤森女流三段が☖7二銀と締まった手がどうだったか。
ここはふつうに☖1五同歩と取り、☗同香(1歩があれば☗1四歩☖同飛☗3三角成が狙いだが、その1歩がない)☖1四歩☗同香☖同飛☗3三角成☖1九(八)飛成の変化は、こちらは全く自信がなかった。
本譜はスンナリ☗1四歩と取りこめて、下手好調。以下多少もたついたところがあったものの、何とか勝負を制することができた。これでサイン勝負も3連勝である。
ただ藤森女流三段の名誉のために書いておくと、本局も含めた3局の前の3局(2009年4月~10月)では、私はサイン勝負で3連敗している。藤森女流三段は、なかなか厳しい指導者なのである。
そしてこの指導対局の数日後、藤森女流三段は現役を引退した。この日の金曜サロンも、雑談を交えた和やかな雰囲気で、まさかこの将棋が、藤森女流三段・現役最後の指導対局だとは、夢にも思わなかった。
これからは普及一本、いままで以上に厳しい指導を、よろしくお願いいたします。
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