一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

6月4日のLPSA金曜サロン(後編)・クッシー登場!!

2010-06-06 00:23:42 | LPSA金曜サロン
W氏と私のあとに、櫛田陽一手合い係との指導対局を終えた紳士氏も加わり、中倉宏美女流二段は3面指しとなった。これで完全に絵になった。
中倉女流二段はこの日も魅力的である。平日の夕方、NHK杯将棋トーナメント戦の元司会者に教えを乞う幸せを、あらためて感じる。
石橋ママの声がしたが、やがて石橋幸緒天河も見えた。LPSA最年少の女流棋士が代表理事という肩書はしっくりこない。この人事に私は異を唱えるものだが、協会が決めたことなのだから、外野が口出ししても詮無いことである。ともあれこれからも、周りの女流棋士が代表をサポートし、団結して盛り上げていくことが肝心である。
午後4時少し前に入室したときはどうなることかと思ったが、徐々に会員も増えてきた。
5時30分になり、石橋女流四段(天河)が上田初美女流二段との女流名人位戦A級リーグの大盤解説を行うことになった。聞き手はもちろん、中倉女流二段。
戦型は上田女流二段のゴキゲン中飛車に石橋女流四段の急戦。石橋女流四段が勝ちはしたものの、中盤まで苦しい形勢だった。石橋女流四段、まだ調子が戻っていないようだ。
中倉女流二段と私の指導対局が終わった。この日は時間があったので持久戦を目指したが、けっこう早く終わってしまった。W氏はまだ指している。
手合い係の机の横にある壁を見ると、第4回日レスインビテーションカップのポスターが貼られてある。LPSA女流棋士12名に渡部愛ツアープロ、アマチュア3名に林葉直子さんのお顔がトランプの中に収まっているという、シャレたデザインである。このポスター、どこかに余っていたら、1枚ほしいところである。
このあと、LPSAの公開対局などでよく拝見している方と、一局指す。職団戦では、LPSAチームで出場している強豪だ。
その将棋が終わると、櫛田手合い係が一局教えてくださることになった。金曜サロンの余得で、たいへんありがたいことである。先ほどの強豪氏と並んで2面指し。畏れながら、私は角落ちを所望した。指導対局、とくに男性棋士とのそれは、どんな手合いでもアマチュアが勝てない、が持論である。下手はとにかく礼儀正しく指し、上手が緩めてくださるのを期待するしかないと思っている。
そんな櫛田手合い係に教えていただいた将棋は、私に1手の悪手もなかったと思う。
中倉女流二段の指導対局はまだ続いている。先ほどとは逆で、最後のひとりが残っている。つまり1対1の指導対局で、やっぱり羨ましいと思う。
時刻は8時30分に近く、指導対局の終了時間だが、金曜サロンではカッチリ終わらない。対局者が3~4人残っていることが常である。しかし今回は、途中で中倉女流二段が6面指しになったものの、やはり会員が少なかった。この時間で残り1人は極めて珍しい。
この日は櫛田手合い係の歓迎会も兼ねているようで、食事会が行われるファミレスへは、早くも先乗り組が繰り出している。
しかし私は中倉女流二段をもう少し鑑賞していたい。…が、それも数分だった。
みんなのお誘いに負けて、私たち有志もファミレスへ向かう。参加者は最終的に、櫛田手合い係、石橋天河、石橋ママ、スタッフ氏、強豪氏に、会員5名の、計10名だった。
私以外は皆さんイケル口で、W氏が
「このメンバーなら、これから飲み屋で飲んでもいいですね」
と言う。植山氏は飲めないので、植山氏が食事会に参加されるときは、だいたいファミレスだったからだ。
私は、
「それはダメです。東映の撮影所には、いまでも高倉健の控室があるそうです。高倉健がいつでも映画に出演できるように。私たちも、いつでも植山先生が来られるように、金曜夜はこのファミレスにいなければいけません」
と言った。
さて、櫛田手合い係は金曜サロンの雰囲気をどう感じてくれただろう。LPSAに、おカネは潤沢にない。ゆえに手合い係という仕事はボランティアに近く、レギュラーでの仕事は無理だと思うが、これからもお手伝いいただければ、幸いである。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする