毎日コミュニケーションズ発行「週刊将棋」6月2日号の最終面は、大内延介九段の引退記念・大内一門激励会の記事であった。
その中に、今年の3月で現役を退いた藤森奈津子女流四段が、女流四段昇段の「免許状」を掲げている写真があった。
これはもちろんLPSAが発行したもので、石橋幸緒天河の筆によるものである。高級和紙にしたためられていて、文言は漢字かな交じり(日本将棋連盟は、漢字カナ交じり文である)。通常は四つ折りにし、箱に入れて保管する。
この免許状は、藤森女流四段が4月の金曜サロンで私たちに見せてくださり、藤森女流四段がちょっとハニカミながらも、誇らしげに免許状を手にした姿は一幅の絵のようで、ちょっとした撮影会になったものだった。
ところでこの「LPSA免許状」、戴くほうはかなり感激するようで、中倉宏美女流二段が昇段したときは、1dayトーナメントの席であらためて表彰されたのだが、中倉女流二段は感極まって、言葉が出なかったほどだった。
さてそこで。
私は日本将棋連盟発行の「気品と品格が満ち溢れた伝統と権威のある書」である免状は、おカネを出してまでほしいとは思わないが、LPSA発行の免許状なら、ほしい。ぜひ申請したい。
免許状には石橋幸緒代表理事の名前が入る。これはもちろんよい。あとは、「エグゼクティブアドバイザー」とかいう訳の分からない肩書になった、中井広恵女流六段の揮毫もぜひ入れてほしいところである。
もうひとつ提案がある。「申請者が任意の女流棋士をさらに2名指名し、免許状に揮毫していただける」という特典を加えていただきたいのだ。私の場合だと、当然、船戸陽子女流二段と中倉宏美女流二段を指名することになる。
となると、免許状の最後は、こうなる。
代表理事 石橋幸緒
女流六段 中井広恵
女流二段 船戸陽子
女流二段 中倉宏美
あ、ああ…なんと素晴らしい…。
ちなみに、日本将棋連盟免状の署名者も記してみよう。
会長 米長邦雄
名人 羽生善治
竜王 渡辺 明
申し訳ないが、まことに申し訳ないが、私にはLPSA発行の免許状のほうが魅力的に映る。
むかし囲碁の藤沢秀行名誉棋聖が、日本棋院を脱退し、個人で免状を発行しようとして、話題になったことがあった。
では法人ならいいのかといえばそうではなく、現在LPSAは、一般愛棋家への免許状発行は許されていない(はずだ)。また、仮に可能になったとしても、免状発行が収入の大きな柱となっている日本将棋連盟が黙っているはずもなく、またひと悶着起こること必至である。
しかし考えてみてほしい。日本将棋連盟の免状はいらないが、LPSAの免許状ならほしい、という愛棋家は、全国にかなりいらっしゃるのではなかろうか。
さらに言えば、日本将棋連盟の免状を申請するつもりだったけど、LPSAの免許状を申請することにした、という愛棋家は少ないと思うのである。
先日LPSAも、公益法人移行の意思があることを示し、担当の理事を発表した。これはイメージ、あくまでもイメージだが、国から公益法人の認可が下りれば、LPSA独自の免許状発行も、夢ではないような気がする。
その中に、今年の3月で現役を退いた藤森奈津子女流四段が、女流四段昇段の「免許状」を掲げている写真があった。
これはもちろんLPSAが発行したもので、石橋幸緒天河の筆によるものである。高級和紙にしたためられていて、文言は漢字かな交じり(日本将棋連盟は、漢字カナ交じり文である)。通常は四つ折りにし、箱に入れて保管する。
この免許状は、藤森女流四段が4月の金曜サロンで私たちに見せてくださり、藤森女流四段がちょっとハニカミながらも、誇らしげに免許状を手にした姿は一幅の絵のようで、ちょっとした撮影会になったものだった。
ところでこの「LPSA免許状」、戴くほうはかなり感激するようで、中倉宏美女流二段が昇段したときは、1dayトーナメントの席であらためて表彰されたのだが、中倉女流二段は感極まって、言葉が出なかったほどだった。
さてそこで。
私は日本将棋連盟発行の「気品と品格が満ち溢れた伝統と権威のある書」である免状は、おカネを出してまでほしいとは思わないが、LPSA発行の免許状なら、ほしい。ぜひ申請したい。
免許状には石橋幸緒代表理事の名前が入る。これはもちろんよい。あとは、「エグゼクティブアドバイザー」とかいう訳の分からない肩書になった、中井広恵女流六段の揮毫もぜひ入れてほしいところである。
もうひとつ提案がある。「申請者が任意の女流棋士をさらに2名指名し、免許状に揮毫していただける」という特典を加えていただきたいのだ。私の場合だと、当然、船戸陽子女流二段と中倉宏美女流二段を指名することになる。
となると、免許状の最後は、こうなる。
代表理事 石橋幸緒
女流六段 中井広恵
女流二段 船戸陽子
女流二段 中倉宏美
あ、ああ…なんと素晴らしい…。
ちなみに、日本将棋連盟免状の署名者も記してみよう。
会長 米長邦雄
名人 羽生善治
竜王 渡辺 明
申し訳ないが、まことに申し訳ないが、私にはLPSA発行の免許状のほうが魅力的に映る。
むかし囲碁の藤沢秀行名誉棋聖が、日本棋院を脱退し、個人で免状を発行しようとして、話題になったことがあった。
では法人ならいいのかといえばそうではなく、現在LPSAは、一般愛棋家への免許状発行は許されていない(はずだ)。また、仮に可能になったとしても、免状発行が収入の大きな柱となっている日本将棋連盟が黙っているはずもなく、またひと悶着起こること必至である。
しかし考えてみてほしい。日本将棋連盟の免状はいらないが、LPSAの免許状ならほしい、という愛棋家は、全国にかなりいらっしゃるのではなかろうか。
さらに言えば、日本将棋連盟の免状を申請するつもりだったけど、LPSAの免許状を申請することにした、という愛棋家は少ないと思うのである。
先日LPSAも、公益法人移行の意思があることを示し、担当の理事を発表した。これはイメージ、あくまでもイメージだが、国から公益法人の認可が下りれば、LPSA独自の免許状発行も、夢ではないような気がする。