一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

金曜サロン・大庭美夏女流1級④

2010-06-04 00:22:35 | LPSA金曜サロン
4月2日のLPSA金曜サロンは、1部(午後2時~6時)が大庭美夏女流1級、2部(午後4時30分~8時30分)が石橋幸緒天河の担当だった。
この日の私は風邪気味だったのだが、将棋を指す時間があれば、それを優先する。大山康晴十五世名人が子供のころ、風邪で発熱したのに、将棋を指したら熱が下がったという逸話があるが、私もそれに倣った。
この日の大庭女流1級は、小学3年生のお嬢さんをお連れだった。このときは春休みだったのだ。大庭女流1級のtwitter(ブログ)を読むと、お嬢さんの話がよく出てくる。現在はマイナビ女子オープンやLPSAの公認棋戦など、アマチュアにも広く門戸が開かれている。お嬢さんの将来が楽しみである。
大庭女流1級との指導対局はこれで5局目だが、過去4局は、対四間飛車、対三間飛車、相居飛車、横歩取り対☖3三桂と、バラエティに富んでいる。神田真由美女流二段と並んで、どんな将棋になるか楽しみな先生で、私は気を引き締めて指導対局に臨んだ。
☗7六歩に大庭女流1級は王道の☖8四歩。以下☗6八銀☖3四歩☗7七銀、となり、私の将棋では珍しく、相矢倉になった。LPSA棋譜ノートに記録を始めてからは、初めての戦形である。
数手進んで、38手目の局面の符号を以下に記す。

上手・大庭女流1級:1一香、1三歩、2一桂、2三歩、3一角、3二金、3三銀、3四歩、4一王、4三金、4四歩、5四歩、6三歩、7五銀、8一桂、8二飛、8五歩、9一香、9四歩 持駒:歩
下手・一公:1七歩、1九香、2七歩、2九桂、3六歩、4六銀、4七歩、5六歩、5八飛、6六歩、6七金、6八角、7七銀、7八金、8七歩、8八玉、8九桂、9七歩、9九香 持駒:歩

☖7五同銀までの局面。ここで☗7六歩は意地でも打てない。以下☖6四銀☗5五歩☖同歩☗同銀☖同銀☗同飛☖6四角(この手を指されるのがイヤだった)☗5九飛☖1九角成☗5二銀…で下手も指せるとは思ったが、上手の注文どおりになると思った。
そこで私は珍しく考えて、☗5五歩とうって出た。そしてそのあとも、むずかしい戦いが続いた。
さて大庭女流1級は、このたびのLPSA総会で、理事に就任した。大庭女流1級は育成会時代が長く、女子アマとしての苦労を人並み以上に経験している。それゆえに、アマチュアからの観点でも、物事をよく把握できると思う。
いままでとは一味違った形で、普及に力を入れることになった大庭女流1級。その手腕に注目したい。
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