一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2月4日のLPSA芝浦サロン・知っていた

2011-02-07 00:10:18 | LPSA芝浦サロン
きょう2月7日は、多田佳子先生のお誕生日。おめでとうございます。
多田先生はヘアスタイルをはじめ、服装、考え方がとても若々しい。多田先生のように歳を重ねられたらなあと思います。これからのさらなるご活躍をお祈りいたします。

2月4日(金)のLPSA芝浦サロンは、前半(午後2時~5時)が中倉彰子女流初段、後半(6時~9時)が中倉宏美女流二段の担当だった。彰子女流初段は前半のみというケースが多く、後半は妹の宏美女流二段が担当する、というスタイルが確立しつつある。
4日は6時少し前にサロンに入った。しかし中倉女流二段は人気女流棋士だけあって、6時の指導対局4局はすべて塞がっていた。私は予約をしていなかったのだが、7時30分の回もあるし、それは別に構わない。
この日は常連のW氏の姿がなかった。欠席届は出ていたから承知の上だが、やはり彼がいないとサロンに活気がでない。サロンが芝浦に変わってから、通うのが距離的に大変ということは聞いていたから、これからもこんなケースがあるのだろうが、さびしいことではある。
私は傍らのテーブルに向かい、棋譜の「清書」を始めた。1月25日、船戸陽子女流二段との指導対局で、LPSA棋譜ノートを忘れてしまった私は、メモ用紙に棋譜を付けたのだが、これがわりといいカンジだった。
昨年の正月から私はリアルタイムで指導対局の棋譜を付け始めたのだが、どうもその辺りから勝率が悪くなった気がするのだ。棋譜を付けるときに神経がソッチへ行ってしまい、思考が分断されるからだと思う。
それが25日は、メモ用紙に走り書きをすることで思考の分断が軽減され、納得のいく将棋が指せた。その日から指導対局のときは、メモに簡略符号で記し、時間のあるときに棋譜ノートへ書き直すことにしたのである。
28日の船戸女流二段戦の清書を終えたころ、I原氏が休憩にきて、近くに腰を下ろした。私は極度の人見知りなので、LPSAスタッフと話をするにも緊張してしまうが、I原氏とは31日に将棋を指しているし、何とか会話がこなせると思った。
「(2月)10日は宏美さんと船戸さんの将棋がありますね」
とI原氏。
「そうですよねえ。(右の山が)船戸先生、宏美先生、島井ちゃんでしたもんねえ。あの枠は買い取りたかったな」
と私。
「買い取ってくださいよ」
「そんな、私おカネないですよ。貧乏なんですから。それに私、島井ちゃんが勝ち抜くと思ったんで、宏美、船戸戦はどうでもいいんですよ」
「宏美さんに聞こえますよ」
「大丈夫、ここからじゃ聞こえませんよ」
と言ったら、後方から笑い声が起きた。…まずい。しかし私は続ける。
「ひ、宏美、船戸戦とか、観戦できないですかねえ」
「公式戦をですか? 確かに連盟でもやってますからねえ」
「ねえ、いいアイデアだと思いません?」
「でも連盟は道場で指してる人をそのまま招んだりできるけど、LPSAはそれができないですからねえ。対局だけ観戦OKでも、(数分間のために)どのくらい人が来るか」
「そうか…」
I原氏には、1dayトーナメントのスポンサーも勧められたが、とてもそんなおカネはないので、丁重にお断りする。
しかし多額のおカネを出してスポンサーになってくれる企業(新聞社)は、神様だと思う。この有難味を感じている(女流)棋士が何人いるか。私はかなり少ないと見ている。でなきゃあ――。
7時すぎ、中倉女流二段との指導対局に入る。カーキ色の服にショートパンツだ。ちょっとスポーティーで、中倉女流二段は脚を隠しているイメージもあったから、意外だった。しかし今回のようなハツラツとしたいでたちのほうが、はるかに魅力的なのは言うまでもない。
と、いきなり
「私の1勝0敗でしたか?」
とジャブをもらった。
私は今年、4人の女流棋士と片懸賞の勝負をしている。これは以前も書いたが、すべて12番勝負で、私が5勝したら私の勝ち。女流棋士が8勝したら女流棋士の勝ちで、その際は各女流棋士希望の賞品を差し上げる、というものだ。
対象の将棋は、芝浦サロンのみ。イベントでの指導対局や、ジャンジャンマンデーでの対局は含まない。
以下に賞品の詳細を記すと、

船戸陽子女流二段…マッカラン(便宜上。変更可)
松尾香織女流初段…芋焼酎
中倉宏美女流二段…ワイン
島井咲緒里女流初段…高級チョコレート

である。このうち中倉女流二段には直接伝えておらず、ブログのみでの一方的な発表だった。
しかし中倉女流二段はこのワイン対決をすでにご存じだった。私のブログで知った記憶はないというから、誰かから聞いたに違いない。
指導対局が終わったあと、会員のひとりが
「(大沢さんは5勝してもご褒美がないんだから、勝負を)遠慮する女流棋士っていないんですかね」
と言ったら、中倉女流二段は
「(ワイン勝負を)断る理由がありません」
と、笑みを浮かべながらもピシリと言った。さすがに勝負師である。しかし私だって、もう負けるわけにはいかない。早いところ5勝して、この勝負を終わらせるつもりである。
そんな会話を楽しみつつ中倉女流二段をあらためて見ると、やっぱり魅力的だ。女流棋士ファンランキングで、この日中倉女流二段は、室谷由紀女流1級と同率になった。
コメント (2)
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