棋士は順位戦や竜王ランキング戦で上級に行くほど評価が上がる。これは分かりやすい。
しかし順位戦がC級2組でも、降級せずに踏ん張れば、それなりの評価は得られるのだ。古くは田辺一郎七段や武市三郎七段などがそうだ。
そして藤原直哉七段もそうである。藤原七段は1989年4月デビュー。以降、昇級には絡まず、何度か降級点を取りながらも踏ん張った。しかし2017年3月、棋士生活28年にして、ついにフリークラスに降級してしまった。
しかし藤原七段は、フリークラス1年目の今年度、頑張っている。
まずは勝敗を記そう(○●は藤原七段から見たもの)。
4月11日 第67期王将戦一次予選2回戦 ●澤田真吾六段
5月11日 第30期竜王ランキング戦6組昇級者決定戦1回戦 ○豊川孝弘七段
6月5日 第30期竜王ランキング戦6組昇級者決定戦2回戦 ○浦野真彦八段
6月21日 第3期叡王戦予選1回戦 ○高田尚平七段
6月21日 第3期叡王戦予選2回戦 ○堀口一史座七段
7月6日 第30期竜王ランキング戦6組昇級者決定戦3回戦 ○小倉久史七段
7月12日 第89期棋聖戦一次予選1回戦 ○小林健二九段
7月27日 第89期棋聖戦一次予選2回戦 ●西川和宏六段
7月30日 第26回銀河戦予選1回戦 ○東和男八段
7月30日 第26回銀河戦予選決勝 ○北浜健介八段
8月21日 第30期竜王ランキング戦6組昇級者決定戦4回戦 ○神崎健二八段
8月24日 第11回朝日杯将棋オープン戦一次予選1回戦 ○伊奈祐介六段
8月24日 第11回朝日杯将棋オープン戦一次予選2回戦 ○阿部隆八段
8月31日 第59期王位戦予選1回戦 ○東和男八段
9月5日 第3期叡王戦予選3回戦 ●小林裕士七段
9月12日 第26回銀河戦本戦トーナメント1回戦 ○上田初美女流三段
9月12日 第26回銀河戦本戦トーナメント2回戦 ●渡辺正和五段
9月15日 第11回 朝日杯将棋オープン戦一次予選3回戦 ●宮本広志五段
9月20日 第66期王座戦一次予選1回戦 ○伊藤博文七段
9月26日 第59期王位戦予選2回戦 ●都成竜馬四段
10月11日 第30期竜王ランキング戦6組昇級者決定戦5回戦 ●脇謙二八段
10月17日 第66期王座戦一次予選2回戦 ○今泉健司四段
12月21日 第66期王座戦一次予選3回戦 ●大橋貴洸四段
1月16日 第44期棋王戦予選1回戦 ○伊藤博文七段
1月25日 第31期竜王ランキング戦6組1回戦 ○島本亮五段
1月31日 第68期王将戦一次予選1回戦 ●大橋貴洸四段
以上、17勝9敗と、素晴らしい。特に5月から8月までは絶好調で、13局指して12勝1敗だった。もっとも藤原七段はフリークラス1年目なので、順位戦復帰規定のひとつ「良い所取りの成績が30局以上で勝率6割5分」は関係ない。やはり「年度18勝12敗」の条件に落ち着く。
では、残りの対局予定を見てみよう。
第31期竜王ランキング戦6組2回戦 久保田貴洋アマ
第44期棋王戦予選2回戦 畠山鎮七段
第68回NHK杯テレビ将棋トーナメント予選
これらの棋戦で1勝すれば、早くも順位戦復帰となる。
なお、久保田アマは元奨励会2級で、何と藤原七段の弟子である。これは勝っても負けても味が悪いが、さてどうなるか。
しかし順位戦がC級2組でも、降級せずに踏ん張れば、それなりの評価は得られるのだ。古くは田辺一郎七段や武市三郎七段などがそうだ。
そして藤原直哉七段もそうである。藤原七段は1989年4月デビュー。以降、昇級には絡まず、何度か降級点を取りながらも踏ん張った。しかし2017年3月、棋士生活28年にして、ついにフリークラスに降級してしまった。
しかし藤原七段は、フリークラス1年目の今年度、頑張っている。
まずは勝敗を記そう(○●は藤原七段から見たもの)。
4月11日 第67期王将戦一次予選2回戦 ●澤田真吾六段
5月11日 第30期竜王ランキング戦6組昇級者決定戦1回戦 ○豊川孝弘七段
6月5日 第30期竜王ランキング戦6組昇級者決定戦2回戦 ○浦野真彦八段
6月21日 第3期叡王戦予選1回戦 ○高田尚平七段
6月21日 第3期叡王戦予選2回戦 ○堀口一史座七段
7月6日 第30期竜王ランキング戦6組昇級者決定戦3回戦 ○小倉久史七段
7月12日 第89期棋聖戦一次予選1回戦 ○小林健二九段
7月27日 第89期棋聖戦一次予選2回戦 ●西川和宏六段
7月30日 第26回銀河戦予選1回戦 ○東和男八段
7月30日 第26回銀河戦予選決勝 ○北浜健介八段
8月21日 第30期竜王ランキング戦6組昇級者決定戦4回戦 ○神崎健二八段
8月24日 第11回朝日杯将棋オープン戦一次予選1回戦 ○伊奈祐介六段
8月24日 第11回朝日杯将棋オープン戦一次予選2回戦 ○阿部隆八段
8月31日 第59期王位戦予選1回戦 ○東和男八段
9月5日 第3期叡王戦予選3回戦 ●小林裕士七段
9月12日 第26回銀河戦本戦トーナメント1回戦 ○上田初美女流三段
9月12日 第26回銀河戦本戦トーナメント2回戦 ●渡辺正和五段
9月15日 第11回 朝日杯将棋オープン戦一次予選3回戦 ●宮本広志五段
9月20日 第66期王座戦一次予選1回戦 ○伊藤博文七段
9月26日 第59期王位戦予選2回戦 ●都成竜馬四段
10月11日 第30期竜王ランキング戦6組昇級者決定戦5回戦 ●脇謙二八段
10月17日 第66期王座戦一次予選2回戦 ○今泉健司四段
12月21日 第66期王座戦一次予選3回戦 ●大橋貴洸四段
1月16日 第44期棋王戦予選1回戦 ○伊藤博文七段
1月25日 第31期竜王ランキング戦6組1回戦 ○島本亮五段
1月31日 第68期王将戦一次予選1回戦 ●大橋貴洸四段
以上、17勝9敗と、素晴らしい。特に5月から8月までは絶好調で、13局指して12勝1敗だった。もっとも藤原七段はフリークラス1年目なので、順位戦復帰規定のひとつ「良い所取りの成績が30局以上で勝率6割5分」は関係ない。やはり「年度18勝12敗」の条件に落ち着く。
では、残りの対局予定を見てみよう。
第31期竜王ランキング戦6組2回戦 久保田貴洋アマ
第44期棋王戦予選2回戦 畠山鎮七段
第68回NHK杯テレビ将棋トーナメント予選
これらの棋戦で1勝すれば、早くも順位戦復帰となる。
なお、久保田アマは元奨励会2級で、何と藤原七段の弟子である。これは勝っても負けても味が悪いが、さてどうなるか。