一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

1年ぶりの魚百・4

2018-11-23 00:09:33 | 将棋ペンクラブ
飲み会は木村晋介会長がフェードアウト。向かいの魚百支店に入るとA氏が見え、また9人になった。
しかしこの支店は店内が狭く、私たちは入口近くのテーブルに、2つに分かれて座ることになった。こういう時、私は少人数のほうに座る。私のテーブルは、向かいにOhh氏。Kan氏が気を遣って、こちらのテーブルに加わった。よってあちらのテーブルは、三上氏、星野氏、A氏、Ohno氏、青年A氏、青年B氏となった。
まずはビールや焼酎で乾杯。私はアルコールは飲まないが、最初の1杯は美味いと思う。私は最近半引きこもりなので、こうした交流会での飲み会が、貴重な交流の場となる。
料理がいろいろ運ばれてきた。刺し身をつまむが、旨い。
Ohh氏はさっきの将棋会でも熱っぽく語っていたが、知る人ぞ知る駒の収集家である。今回の将棋会も、一部の駒はOhh氏の提供である。
そのOhh氏、かつては一流企業に勤め、海外をバンバン渡り歩いていたらしい。人は見かけによらないというが、いまや好々爺としたOhh氏に、そんな過去があるとは知らなかった。
あちらのテーブルでは、三上氏と星野氏が将棋を始めた。ホントはほかの会員も指したいのだろうが、テーブルが小さいので、盤が置けないのだ。ただ青年A氏あたりは戦術のことを熱っぽく語っていて、相当な将棋バカと思われる。
こちらはOhh氏に湯川博士・恵子夫妻との出会いを聞くと、湯川夫妻が昭和50年前後の将棋雑誌に「棋友求ム」のお知らせを出し、そこにOhh氏が連絡したから、というからすごかった。
Ohh氏が和光市の湯川邸に出向くと、そこには小池重明氏をはじめアマ強豪がゴロゴロしており、Ohh氏も何度か小池氏に将棋を教わったという。
まったく衝撃的な話で、これ私だったら「将棋ペン倶楽部」に長期連載しているところだ。だがこればかりは、書き手にその意思がないとどうしようもない。
ところで幹事A氏が教えてくれたのだが、青年B氏は先日も社団戦に出場した藤宮氏だった。ああそういえばそうで、彼は東大卒の俊英である。それはいいが、彼は将棋ペンクラブの会員ではない。私が言うのもナンだが、社団戦に出場し、こうした会にも出席するのなら、会員になるのが筋だと思う。
料理は次から次へと運ばれてくる。こちらではあまり頼んでいないから、あちらでこちらの分も頼んでいるのだろう。
私は料理をじっくり味わいたいのだが、一段落すると、少食のKan氏が、「これはあちらで食べてもらおう」と、持って行ってしまう。それでも、料理は食べきれないほど出てくるのだが。もっとも食べ放題ではないから、後の会計が心配ではある。
ところで「将棋ペン倶楽部」の来春の座談会のゲストは、藤井猛九段だった。愛知県在住の藤井聡太七段が出るわけがないと思ったから、妙に納得である。
Ohh氏に私の現状を聞かれ「無職です」と答えたが、Ohh氏もむかし、1年くらい無職の時期があったらしい。「大丈夫、何とかなる」と励ましてもらったが、意外に元気づけられた。
時刻は8時を過ぎ、ここでお開きである。だが幹事A氏は「もう少し大沢さんと話したい」というので、私もありがたく応じる。だがそれなら近くの喫茶店のほうがいいわけだが、魚百の女性スタッフは二次会組の居残りを所望しており、引き続きここで飲むことになった。
ほかに星野氏、Kan氏、青年A氏も残った。とりあえず飲み物を頼み、乾杯。
将棋ペンクラブ色が濃くなったので、観戦記談議をする。幹事A氏によると、将棋ペンクラブ大賞の最終選考過程でもいろいろ人間模様があるようで、なかなかになかなかなところがあるようだ。
青年A氏は深浦康市九段の著書のコピーを取り出し、「最前線物語3」を出してほしい……とつぶやく。どうも、最強の将棋オタクが来てしまったようだ。
星野氏は目がうつろで、心ここにあらずのふうだ。しばし経って退席となった。
ところで先日も聞いたのだが、大賞贈呈式では、入賞者に交通費を支払っていないそうで、今回も杉本昌隆七段や柚月裕子さんは、それぞれ名古屋と山形から自腹で来たという。とくに柚月裕子さんは東京在住と思い込んでいた。当然だが、作家は全国に点在しているのだ。とにかく将棋ペンクラブは、入賞者には交通費くらい出さねばならない。
だが近年の会員の微減で、交通費が捻出できない、という事情がある。なら会費の値上げをするしかない。この前3,000円から3,500円に値上げしたが、その時4,000円くらいにしなければいけなかった。
「でも値上げするんだったら、会員に何かメリットがないとダメだと思います。ここを良くしたとか」
と青年A氏。「交流会とか年2回にすることはできないんですか」
まあ言いたいことは分かるが、幹事A氏によると、青年A氏は非会員とのこと。
はあーーー!? ひ、非会員は黙れ! とこれは冗談だが、マジで社団戦もこの交流会も、参加者は会員限定にしたほうがいいと思う。
まだ「週刊将棋」が発行されてたらなあ、という話になる。藤井聡太七段の人気に伴う将棋ブームで、もし発行が続いていたら、そこそこ売れたのではないかと言うのだ。
Kan氏と私はその意見だったが、作家でもある幹事A氏は冷静で、宅配の手間があるから難しいと言った。ま、仮の話をしてもしょうがない。
時刻は午後10時を過ぎ、これでお開きである。皆さんは明日から仕事で憂鬱だろうが、仕事がないほうがはるかに憂鬱である。でも今日は一日、楽しかった。
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