一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

運転免許の更新に行く

2023-02-24 22:50:30 | プライベート
私には5年に一度の試練がある。それは運転免許の更新である。そんなことで?と言われるかもしれないが、私は超ド近眼なので、毎回視力検査がギリギリなのだ。前回の視力検査では長年使ったメガネで行ったものだからパスできず、しばらく目を休めて戻ってきてください、と言われた。
同日の再検査では勘が冴え?何とかパスしたが、本当にギリギリだった。
その更新が今年ある。私は3月18日生まれなので、2月18日~4月18日が更新期間である。よって、今月18日(土)に更新に行くつもりだった。
ところが更新ハガキを見たら、2月19日から2ヶ月だった。となると次に行ける日は24日(金)で、モラトリアムが5日間できたと、私はホッと胸をなで下ろしたのだった。
だが24日はすぐにやってきた。いよいよ決戦である。
現在のメガネは2年前の5月に作ったが、その時点で矯正視力が両目とも0.7。その後、左目の白内障で眼科には定期的に通っているが、右目の視力が0.9を越えることもあれば、0.7を割ることもある。つまりその日の体調次第だが、0.6以下が多い。
しかも最近はまた視力が落ちた気がして、到底視力検査をパスできる気がしない。公平に見て、通過の可能性は20%というところだった。
当日朝は、目のツボ、といわれそうなところを我流でマッサージした。何となくスッキリしたが、これで視力が上がっているだろうか。
前夜に続き午前中もブルーベリーを食べ、目薬をさした。
更新場所は品川区の鮫洲である。私はゴールド免許だから近場でもできると思うが、免許の更新は鮫洲に限る。そこは逃げたくないのである。
鮫洲運転免許試験場に入り書類を書き、現運転免許を取り出す。5年前の私は髪が黒々としていたのに、現在はほとんど白髪だ。頭自体も薄くなり、この5年間に何があったのかと思う。いや実際いろいろあったのだ。
手数料の3,000円を支払う。だが、視力検査などの適性検査を通らなくても、手数料は返金しないと書いてある。そんな無茶はないと思うが、いずれにしても絶対に視力検査を通らなければならないのだ。
検査場に入る前も目薬をさし、すこしでも目を潤したが、人前ではもうさせない。
きょうは平日なので、視力検査は1ヶ所だけだ。今回はランドルト環の空き方向を回答するが、以前は「E」のような四角い記号の空きを言った。
いまは若者が検査中だが、裸眼でパスできず、検査員に「その辺でメガネを作ってきてください」とか言われていた。
何人かあとの人も、裸眼なので再検査となった。なんだかよく分からない。しかし大半の人は、素通り、と見紛うくらい、視力検査をパスしている。
私の番になった。視力検査は両目で0.7あればパスだと思うが、もちろん片目ずつ測る。そしてどちらもパスしないと、ややこしいことになりそうだ。
まずは右目から。1回目はまあ答え、2回目も何とか答えた。これが合っていて、0.7のようだった。
続いて左目である。霞み目はなく、1回目は何とか答えた。しかし2回目が難しい。これが0.7だと思われるが、ちょっとボンヤリしている。1、2秒経って「あーこれは、下ですか」と言った。正解率1/4の「勝負手」である。
すると試験官が、「はい、この先を右に行ってください」と言った。はぁー、何とかパスしたのだ。このときの達成感を何と表現したらいいのか。私は勝負に勝ったのだ。そして今回の心労を考えたら、この先どんな苦労も克服できると思った。
このあとは写真撮影である。検査官に細かく指示され、何とか撮った。
そして30分の講習である。教室には18名いたか。半数以上が女性で、この比率で高校の授業を受けたら楽しかったろうなと思う。ちなみに中年は私だけ。平日に運転免許を更新する社会人は少ないのだ。
できた運転免許証は、どうしようもない顔で写っていた。顎を目一杯引いたせいで二重アゴになり、頭は白髪だった。ま、視力検査をパスできたことを思えば、こんな写真は何でもない。
次の更新は5年後。そのとき私を取り巻く環境はどうなっているだろう。想像するのも恐ろしい。
コメント (2)
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