一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

3年振りの、冬の北海道旅行・3

2023-12-07 00:37:36 | 旅行記・北海道編
さて、2日目・12日(日)である。きょうはとりあえず旭川へ向かう。例年は札沼線(学園都市線)に乗り新十津川駅まで行くのだが、札沼線は北海道医療大学以北が2020年4月17日をもって廃止されてしまった。残念無念である。新十津川の廃駅跡も確認したいが、いまは生々しくて行く気になれなかった。
さて旭川を往復するならSきっぷを購入すればいい。が、片道なので、JRの普通列車か高速バスを利用することになる。しかし普通列車は朝6時台なので、いまの私には肉体的に不可。本数の多い高速バスを利用することにした。
ネットカフェをチェックアウトし、地下街に向かう。吉野家に入って並を注文した。福岡に行ったときもそうだが、旅先の朝は牛丼である。
08時40分発の高速あさひかわ号に乗る。乗車率はいいが、窓際に座れた。
高速バスはJRの夢空間より劣るが、乗ったら確実に座れ、目的地まで乗り換えなしで行ける。ホッと安心できるのである。
しかししばらく経つとやることもないので、スマホを繰り、旭川のネットカフェ・コミックバスターコンパ3.7店の状況を見てみる。
すると様子がおかしい。なんと、このコロナ禍で閉店してしまったようだった。
札幌のネットカフェが楽しかったので旭川でも、と目論んだが、アテが外れた。コンパ3.7も毎年利用していただけに、残念極まりない。
もっとも日曜日なので、宿泊場所には事欠かない。旭川の東横インにはまだ泊まったことがない。というか、東横イン自体がここ数年ご無沙汰なので、そこを利用しようと思う。
タイム2時間25分で、あさひかわ号は旭川駅前に到着した。
ここから河畔会場までシャトルバスが出ているが、タッチの差で出られてしまった。仕方がないので、買物公園通りの氷像を鑑賞しながら、河畔会場に向かう。
ここ旭川も雪の量は少なく、歩きやすかった。旭川の氷像は札幌と違い立体的なので、力作が目立つ。しかしここも、ライトアップされた夜がいい。
河畔会場の常磐公園側に到着したが、なんとなく閑散としている。全盛期はここでもイベントをやっていたのだが、だんだん縮小し、今年はなし。3年振りに集客開催にこぎつけたことで、佳しとしなければならない。
河畔会場に入ると、あるべきものがなかった。タブロイド判のプログラム表が、用意されていなかった。経費削減、ここに極まれり。しかし、削減していいものと悪いものがあると思う。
もっともプログラムは、そこここに掲示してあった。このプログラムもさびしく、日曜日は旬の芸能人が出場するのが目玉だったが、今年はなし。急遽集客イベントに方針転換したからか、ゲストの調達が間に合わなかったのだろうか。ちなみに地元出身の柳ジュンは、前日に登場していた。
ゴングショーの何組目だかに、8人組のチアリーダーが登場した。地元旭川南高校のそれである。これは絶好のビデオ撮影タイムだが、私はそれを持ってこなかった。ああああ、ここか!! ここでビデオカメラを使うことになるのか! やっぱり携行すべきだった!!
しかし冷静に考えると、ふらっと来たオッサンが、女子高生チアを夢中で録り始めたら、周りが引いてしまうだろう。
それに昨今では、録画はもちろん、写真撮影も禁止するイベントがある。被写体が芸能人だと、100%ダメだ。
このゴングショーもダメとは思わぬが、いらぬトラブルを避けるため、むしろビデオ撮影をしなくてよかったと思った。
よってカメラ撮影になるが、これも「せっかくだから撮影しときます」というテイで遠慮がちに撮る。なんだか神経を遣ってしまった(スマホやデジカメで録画できるではないか、と言ってはミもフタもない)。













正面の大雪像は、旭川市のイメージキャラクター、あさっぴーとゆっきりんが彫られている。しかしいかにも大味で、作りこみが薄い。桜木稔画伯が存命のころは緻密なデザインが多かったが、氏の死後は、単純なデザインになってしまった。
マルシェに向かう。しかしここも出店が少なく、若干萎える。ラーメン屋は出店していたが、みそラーメンが800円になっていた。悪いが、立ち食いそばの類でこのカネは出せない。
いくつかあるブースの中には、初音ミクの赤い羽根共同募金もあった。ここには10種類のクリアファイルが置いてあり、10種全部を購入した。これで2,000円は安いというべきだろう。
13時からは「ASAHIKAWA WINTER FES 2023(歌謡祭)」だ。こちらは多少名の知れた歌手が登場するが、16時までやるから、到底全部は聴けない。



私は常磐公園内の旭川美術館に寄るのを忘れ、常盤橋側に出る。この沿道の古本屋に寄るのもルーティーンだが、店は閉まっていた。
そのまま買物公園に戻る。2019年に閉店した「三代目京ラーメン」は、ハコが取り壊される予定だったが、まだ残っていた。この買物公園だけを取っても、なじみの店が何店か閉店している。ウチの仕事もそうだったが、代替わりは難しい。
「家族亭」でそばを食したいが、まだ準備中だった。よって、「敦煌」で昼食とする。ランチBは、マーボードーフ、ザンギ、春巻、サラダがある豪華版。950円はまずまずの値段である。
むかし、ここで晩飯を摂っていたとき、ある女流棋士からメールが来たことを思い出した。あのころは、まだ私の人生もマシだった。
美味しく昼食をいただき、これからどうするか。19時からは河畔会場で「雪とあかりのナイトショー~Final~」があるが、それまで時間を潰していられない。
とりあえず旭川駅に戻る。北海道のJRは壊滅状態でまったく期待できぬが、ここ旭川は、まだ各地に路線が伸びている。
函館本線の深川駅に戻り、留萌本線で留萌まで行ってみようか。ただ、留萌まで行ったら、増毛まで足を伸ばしたい。留萌―増毛間は、2016年12月5日に廃止されてしまったが、増毛駅がまだ残っている。それに、現存している留萌本線だって、いつまで残っているか分からない(註:2023年4月1日、石狩沼田―留萌間が廃止された。残る深川―石狩沼田間も、2026年4月1日に廃止予定)。
だが、留萌・増毛までの乗車料金も時間も、けっこうかかる。そしたら旭川へ19時までに戻ってこられるのか。
駅の掲示板を見ると、15時04分発の快速なよろ号があった。時刻は15時ちょうどである。どうしようか。
(つづく)
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