第37期竜王ランキング戦のトーナメント表が発表された。では、雑感を記しておこう(トーナメント表は、各自で確認してください)。
1組は、前期森内俊之九段が昇級したことにより、羽生善治九段、森内九段、佐藤康光九段がそろい踏みとなった。羽生世代は本当に強い。3氏が奨励会員のころ、このメンバーと研究会を開いた島朗九段の先見性に、あらためて舌を巻くのである。
1組はほかにも、渡辺明九段、豊島将之九段、広瀬章人九段の竜王経験者など、強豪がずらり。もちろん伊藤匠七段も再挑戦を狙っている。誰が勝ち抜くのか、まったく予想がつかない。
2組は、「七段」が7人もおり、若手強豪が集まっている印象である。2組にも藤井猛九段、糸谷哲郎八段の元竜王がいる。こちらも誰が勝ち抜くのか、予想できない。
3組の七段は、2組を上回る8名。その中に、前期昇級の佐々木大地七段がいる。竜王戦は順位戦と比べて昇級枠が多い分、実力がクラスによく反映されている気がする。
佐々木七段は、決勝トーナメントに進むかもしれないし、降級するかもしれない。ここが竜王戦の怖いところである。
4組は谷川浩司十七世名人、高橋道雄九段を筆頭に31名。前期、中村太地八段を降して残留を決めた川上猛七段の名もある。
川上七段は今年3月でフリークラス10年を完了したが、竜王戦だけはまだ指せる。いままでにもこのケースはあったが、4組は初めてのケースである。1回戦は石井健太郎六段と。
5組も多士済々だが、前述のとおり、なぜか中村八段の名前がある。「A級で5組」はたぶん初めてのケースで、当人としては、1期での復帰を予定していることだろう。実際、有力な昇級候補だと思う。
6組は、プロ62名、女流棋士4名、アマ4名の大所帯。第1期はプロ15名、アマ4名だったから、この36年で男性現役プロが50名近く増えた計算になる。
6組は、前期降級の森下卓九段の名前があるのがさみしい。
大野八一雄七段門下の宮嶋健太四段は、慶田義法アマ竜王と。慶田アマ竜王は元奨励会三段で、実力は十分。面白い戦いになるだろう。
宮嶋四段は、将棋を指しておカネをもらえる身分になったわけだが、観戦記や専門誌などのメディアに、その将棋が取り上げられなければ意味がない。一局でも多く掲載されるよう、祈る。
1組は、前期森内俊之九段が昇級したことにより、羽生善治九段、森内九段、佐藤康光九段がそろい踏みとなった。羽生世代は本当に強い。3氏が奨励会員のころ、このメンバーと研究会を開いた島朗九段の先見性に、あらためて舌を巻くのである。
1組はほかにも、渡辺明九段、豊島将之九段、広瀬章人九段の竜王経験者など、強豪がずらり。もちろん伊藤匠七段も再挑戦を狙っている。誰が勝ち抜くのか、まったく予想がつかない。
2組は、「七段」が7人もおり、若手強豪が集まっている印象である。2組にも藤井猛九段、糸谷哲郎八段の元竜王がいる。こちらも誰が勝ち抜くのか、予想できない。
3組の七段は、2組を上回る8名。その中に、前期昇級の佐々木大地七段がいる。竜王戦は順位戦と比べて昇級枠が多い分、実力がクラスによく反映されている気がする。
佐々木七段は、決勝トーナメントに進むかもしれないし、降級するかもしれない。ここが竜王戦の怖いところである。
4組は谷川浩司十七世名人、高橋道雄九段を筆頭に31名。前期、中村太地八段を降して残留を決めた川上猛七段の名もある。
川上七段は今年3月でフリークラス10年を完了したが、竜王戦だけはまだ指せる。いままでにもこのケースはあったが、4組は初めてのケースである。1回戦は石井健太郎六段と。
5組も多士済々だが、前述のとおり、なぜか中村八段の名前がある。「A級で5組」はたぶん初めてのケースで、当人としては、1期での復帰を予定していることだろう。実際、有力な昇級候補だと思う。
6組は、プロ62名、女流棋士4名、アマ4名の大所帯。第1期はプロ15名、アマ4名だったから、この36年で男性現役プロが50名近く増えた計算になる。
6組は、前期降級の森下卓九段の名前があるのがさみしい。
大野八一雄七段門下の宮嶋健太四段は、慶田義法アマ竜王と。慶田アマ竜王は元奨励会三段で、実力は十分。面白い戦いになるだろう。
宮嶋四段は、将棋を指しておカネをもらえる身分になったわけだが、観戦記や専門誌などのメディアに、その将棋が取り上げられなければ意味がない。一局でも多く掲載されるよう、祈る。