西山朋佳女流四冠と里見香奈女流四冠は、女流棋士の歴史の中で、最強のライバルといえるだろう。
対戦成績は西山女流四冠29勝、里見女流四冠34勝である(西山女流四冠が奨励会時代のものも含む。ほかにも、叡王戦、NHK杯戦で計4局を戦っているが、双方2勝の五分である)。
さて棋士同士の100局対局は偉業だが、女流棋士では清水市代女流七段ー中井広恵女流六段の例があるのみである。
西山女流四冠と里見女流四冠も100局に迫る勢いだが、まず、その推移を見てみよう(カッコ内はタイトル戦)。
2012年度 2局
2016年度 1局
2017年度 1局
2019年度 11局(11局・西山○○○)
2020年度 5局(5局・西山○)
2021年度 6局(6局・里見○○)
2022年度 24局(21局・西山○○、里見○○○)
2023年度 13局(13局・西山○、里見○○)
タイトル戦は14回戦い、双方7勝の大激戦。
2019年度は3棋戦でタイトル戦を戦ったが、これは当時奨励会員だった西山女流四冠が参加できる最大限のもので、しかもそのすべてで西山女流四冠はタイトルを獲得した。
2022年度は女流棋士年度最多の24局を戦った。やはり白玲戦の7局が大きい(ちなみに、男性棋戦の七番勝負フルセットは、2020年の第69期王将戦・渡辺明王将VS広瀬章人八段戦まで遡る)。
この前後で里見女流四冠もタイトル戦で巻き返し、近年はやや里見女流四冠の分がよい。
そして来年1月からは女流名人戦五番勝負が始まり、最低3局が追加される。とにかく、ふたりでタイトル八冠を所有しているので、ふたりが女流棋戦で戦うのは、タイトル戦の番勝負のみとなる。藤井聡太八冠と8大棋戦で戦うにはタイトル戦に出なければいけない、と似たようなものだ。
このペースでいくと、2025年度中には100局を達成しそうである。清水女流七段ー中井女流六段は1987年3月の初対局から2004年11月の100局まで17年8ヶ月かかっているが、その記録更新は確実である。
それをほかの女流棋士がスンナリ許してはいけないが、さてどうなるか。
対戦成績は西山女流四冠29勝、里見女流四冠34勝である(西山女流四冠が奨励会時代のものも含む。ほかにも、叡王戦、NHK杯戦で計4局を戦っているが、双方2勝の五分である)。
さて棋士同士の100局対局は偉業だが、女流棋士では清水市代女流七段ー中井広恵女流六段の例があるのみである。
西山女流四冠と里見女流四冠も100局に迫る勢いだが、まず、その推移を見てみよう(カッコ内はタイトル戦)。
2012年度 2局
2016年度 1局
2017年度 1局
2019年度 11局(11局・西山○○○)
2020年度 5局(5局・西山○)
2021年度 6局(6局・里見○○)
2022年度 24局(21局・西山○○、里見○○○)
2023年度 13局(13局・西山○、里見○○)
タイトル戦は14回戦い、双方7勝の大激戦。
2019年度は3棋戦でタイトル戦を戦ったが、これは当時奨励会員だった西山女流四冠が参加できる最大限のもので、しかもそのすべてで西山女流四冠はタイトルを獲得した。
2022年度は女流棋士年度最多の24局を戦った。やはり白玲戦の7局が大きい(ちなみに、男性棋戦の七番勝負フルセットは、2020年の第69期王将戦・渡辺明王将VS広瀬章人八段戦まで遡る)。
この前後で里見女流四冠もタイトル戦で巻き返し、近年はやや里見女流四冠の分がよい。
そして来年1月からは女流名人戦五番勝負が始まり、最低3局が追加される。とにかく、ふたりでタイトル八冠を所有しているので、ふたりが女流棋戦で戦うのは、タイトル戦の番勝負のみとなる。藤井聡太八冠と8大棋戦で戦うにはタイトル戦に出なければいけない、と似たようなものだ。
このペースでいくと、2025年度中には100局を達成しそうである。清水女流七段ー中井女流六段は1987年3月の初対局から2004年11月の100局まで17年8ヶ月かかっているが、その記録更新は確実である。
それをほかの女流棋士がスンナリ許してはいけないが、さてどうなるか。