一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

神田真由美女流二段は、TBSアナウンサーの小倉弘子さんに似ている

2015-10-11 21:13:10 | 似ている
今日10月11日は、神田真由美女流二段の28歳のお誕生日。おめでとうございます!!
その神田女流二段は、TBSアナウンサーの小倉弘子さんにほんのちょっぴり似ている。

小倉アナは1974年9月4日、東京都生まれの41歳。1997年、TBSに入社。若くして「筑紫哲也NEWS23」のスポーツコーナーを担当するなどした。出産・育児による休養はあったが、現在もニュース番組に出演し、バラエティ番組のレギュラーも持っている。
神田女流二段と小倉アナは、鼻から下の雰囲気が似ていると思う。

神田女流二段は女流棋界の草創期から活躍したが、2009年に現役を引退。現在は普及と企画の運営に奔走する日々だ。第一線で活躍する(女流)棋士に光が当たりがちだが、神田女流二段のような存在こそ尊い。これからのさらなる活躍に期待します。
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LPSA芝浦サロン・中倉宏美女流二段11

2015-10-10 13:04:00 | LPSA芝浦サロン
2011年8月24日のLPSA芝浦サロンで、中倉宏美女流二段に指導対局を受けた私は、引き続きおかわり対局を申し込んだ。おかわり代はかかるが、いまではちょっとできないシステムである。
対局開始。前局は居飛車だったので、本局は三間飛車に振ってみた。振り飛車では四間飛車が好きだが、三間飛車もよく指す。宏美女流二段は穴熊を目指し、私は向かい飛車に振り直した。私がしばし用いる対抗法である。
▲8六歩△同歩▲同角から▲7七角と引いて飛車交換を問う。△8四歩なら▲7五歩から盛り上がるつもりだ。宏美女流二段は気合良く△8八飛成。そして△2二銀とハッチを閉めるが、ここは△7二金と備えられているほうがイヤだった。

第1図以下の指し手。▲8五飛△7一金▲8二歩△6五歩▲同飛△6九飛▲8一歩成△6一金▲8五飛△8九飛成▲7九金

私は囲いの外から▲8五飛と打つ。これが習いある手で、△7一金に▲8二歩と打って桂得が確定した。▲8五飛で▲8二飛は、△7一金▲8五飛成△8二歩で、これでも下手優勢だが、将棋が面白くなくなってしまう。
ただし二度目の▲8五飛では▲7九桂と打ち、次に▲5八銀の飛車殺しを狙うべきだったかもしれない。ただこの順は▲7九桂の働きが今一つで、今の私なら気付いていても打たないかもしれない。
本譜も飛車を詰ませて下手好調。数手進んで第2図。

第2図以下の指し手。▲8三角△9九角成▲5六角成△7四歩▲8二と△5二金▲7二と△5一銀▲8一飛成
以下、103手まで一公の勝ち。

今この局面を見たら▲8二とと指したが、▲8三角があった。実質将棋は、ここで終わっていると思う。
△7四歩の意味が分からないが、以下はと金を活用して、私の勝勢。
「大人のための将棋塾」で教えている石橋幸緒女流四段が来て、
「大沢さん、1手の悪手もないですよねえ」
と言う。
「そうですね。私もヘンな手を指すんじゃないかと期待してたんですけど、アテが外れて」
と、これは宏美女流二段。ここに、LPSAの前代表と現代表が並んだわけだ。
以下103手まで、私の勝ち。この連勝は大きく、ワイン勝負は私の4勝5敗となった。

対局が終って午後8時。他の対局も終わり、ミスター中飛車らは教室を出ていった。宏美女流二段に癒されて、私は満足。私は宏美女流二段を飲みに誘う。しかし応じてくれるはずもなく、「3連勝」とはいかなかった。
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あと1勝でタイトルに手が届かなかった棋士

2015-10-09 23:47:31 | データ
棋士の究極の目標は竜王・名人である。が、それ以外のタイトルを獲るのも大変なことだ。一度でもタイトルを獲れば、末代までの自慢となる。
しかし中には、タイトルまであと一歩に迫りながら、涙を飲んだ棋士もいる。「あと1勝ができずタイトルを獲れなかった棋士」、今日はそれを調べてみた。

1952年 第2期王将戦 丸田祐三八段
1964年 第4期棋聖戦 関根茂七段
1989年 第37期王座戦 青野照市八段
2002年 第15期竜王戦 阿部隆七段
2009年 第80期棋聖戦 木村一基八段
2009年 第50期王位戦 木村一基八段
2013年 第63期王座戦 中村太地六段
2014年 第64期王座戦 豊島将之七段

1952年の第2期王将戦は丸田祐三八段が登場。大山康晴名人相手にフルセットまで戦った。第7局も終盤まで優勢だったが一失あり、粘ることなく駒を投じた。丸田九段はその後も名人戦と王位戦に登場したが、いずれも大山に1-4で敗れ、結果的にこの王将戦が、最もタイトルに近づいた戦いとなった。
なお、第1期王将戦は升田幸三八段が木村義雄名人を破り王将に就いたが、翌期はすぐに防衛戦を指せるわけではなく、時の名人とタイトル戦出場を賭けて三番勝負を戦った。これに大山名人が勝ち、王将戦七番勝負に登場となったわけである。
タイトル戦の草創期とはいえ、升田八段としては面白くなかったろう。

1964年の第4期棋聖戦では、関根茂七段が登場。七段のタイトル戦登場は初めてであった。
関根七段は山田道美九段らと大山振り飛車を研究し、第3局を終わった時点で2勝1敗とリード。タイトル奪取が期待されたが、ここで大山棋聖が戦法を矢倉にスイッチ。残る2局を連勝し、辛くも防衛としたのだった。
関根七段は後にA級に昇級したが、以降のタイトル戦登場はなし。最初で最後のタイトル戦となった。

1989年の第37期王座戦は青野照市八段がタイトル戦初登場。中原誠王座相手に第3局を終え2勝1敗とリードしたが、残り2局を負け、惜しくも奪取はならなかった。
青野九段のタイトル戦も、このシリーズのみ。しかしその後はA級にたびたび昇級するなど、実力のあるところを見せた。

2002年の第15期竜王戦では、阿部隆七段がタイトル戦初登場。
阿部八段はデビュー時、羽生善治名人と並ぶ棋才と目され、「将棋世界」のお好み対局で、羽生四段と三番勝負を行ったこともある。
竜王戦では、羽生竜王相手に第5局までを終えて、2千日手を含む3勝2敗とリード。最終局も終盤まで優勢だったが決め手を逃し、長蛇を逸した。もしこの時阿部七段が勝っていたら、彼のその後の人生も変わっていただろう。

木村一基八段は、2009年の第80期棋聖戦と第50期王位戦に登場。棋聖戦では羽生棋聖相手に2勝1敗とリードしたが、続く4、5局を敗れ、あと一歩のところで涙を飲んだ。
しかしもっと惜しかったのは王位戦で、深浦康市王位相手にいきなり3連勝。誰もが奪取を信じたが、何とそこから4連敗。まさかの結末となった。
この星が当時あまり話題にならなかった?のは、2008年の竜王戦・渡辺明竜王―羽生名人で、3連勝4連敗があったから。木村八段は、将棋史上2番目の悲劇になってしまった。

王座戦の中村太地六段、豊島将之七段の健闘は記憶に新しい。
ことに中村六段の王座戦第5局は、その年の名局賞に輝いた。しかし敗者から見れば、この賞に何の意味もない。
ちなみに今期王座戦五番勝負は、佐藤天彦七段がここまで2勝2敗と健闘している。

中村六段と豊島七段は伸び盛りなので、将来はタイトルを獲るだろう。木村八段はギリギリだが、どうか。
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第4回宴会将棋(5)

2015-10-08 22:58:13 | 宴会将棋
「ここは寄せのセンスが問われます」
と植山悦行七段。局面は後手勝勢だが、どう寄せるかとなると、私には分からなかった。

第1図以下の指し手。△7九飛▲5七角(途中図)

△1九歩成▲7九角△2六歩▲8一飛△2七歩成▲3九玉△3八と▲同金△2九飛成▲4八玉△5九銀▲5八玉△3八竜▲4八歩(投了図)
まで、Ok氏の勝ち。

Taga氏は△7九飛と下ろした。
「普通の手ですね」
と植山七段はつぶやいた。
Ok氏は少考して▲5七角と引く。今度はTaga氏が考える。この時、私はOk氏の恐ろしい狙いに気付いた。植山七段は「普通に△9九飛成で十分でしょう」。ところがそうでもないのだ。
「(先生、でもあっちの飛車取りにもなってます)」
「(うん?)」
「(▲2四角△同角▲8一飛で…)」
「(あそれはマズいねぇ…)」
ここで植山七段も先手の狙いに気付いた。「(逆転しちゃったよこれ)」
Taga氏は開き直って△1九歩成。▲7九角には△2六歩と突いた。これに私なら▲2四角だが、Ok氏は▲8一飛。これでTaga玉は受けなしだ。△2七歩成▲3九玉。
ここでTaga氏が△3八とと入ったのがドキッとさせる手で、私と植山七段は軽く飛び上がった。▲同玉は△2九飛成までトン死だ。何しろ、植山七段と私の読み筋は似ているのだ。
Ok氏は▲3八同金。以下△2九飛成▲4八玉△5九銀に、Ok氏は考える。ここが不思議なところで、私たちならノータイムで▲5七玉と上がる。しかしOk氏は▲5八玉とよろけた。
「これでも残ってるのか。う~む」
と植山七段は苦笑い。以下△3八竜▲4八歩まで、Taga氏の投了となった。何だか、これはこれで妙な熱戦だった。

植山七段の解説は、Ok氏がTaga陣に総攻撃をかけたあたりから始まった。Ok氏の攻めにいろいろ問題はあったが、▲9五歩△同歩を入れて端攻めを絡めれば、Ok氏が楽勝の展開だったという。この手が入っていれば勝敗が入れ替わっていた、というケースはよくある。
また、第1図で植山七段が描く後手の寄せは、△1九歩成▲同玉△2六桂(一例)だった。
それはともかく、第1図の△7九飛だ。「パスしても勝ち」(植山七段)の局面で、Taga氏はよりによって、唯一負けの手を指してしまった。7月の第1回宴会将棋・E-Ok戦で、Ok氏が必勝の局面でココセを指したことがあったが、あの時と同レベルの大逆転劇だ。将棋はこういうことがあるから、最後まで諦めてはいけないのだ。

時刻は午後11時近くになり、私は何となく帰り支度を始める。Hon氏などはジョナ研の時、どんなに盛り上がってても10時になるとピタッと退席したものだが、宴会将棋ではわりと粘っている。門限が緩和されたのだろうか。
今回もちょっと多めにおカネを出し、散会。最近は「大野・植山教室」にもあまり行ってないので、ここが私のフランチャイズになりそうな雰囲気すらある。次の宴会将棋が楽しみである。
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第4回宴会将棋(4)

2015-10-07 23:07:33 | 宴会将棋

第1図以下の指し手。△6三金▲8五桂△6二銀▲6五歩△同銀▲5五角△同角▲同飛△5四銀▲7五飛△7四歩▲7六飛(途中図)

△3三角▲7七桂△8七歩▲6四歩△同金▲7三角△同銀▲同桂成△7五歩▲8二成桂△7六歩▲6二飛△4二角打▲5三歩△6三金▲7二飛成△5三金▲6二銀△6三金▲6四歩△6二金▲同竜△7七歩成▲6三歩成△同銀▲同竜△6七と(第2図)

私は△5二飛の応援を含みに△6三金と上がる。とたんに植山悦行七段が「△7六歩と指すかと思った」とつぶやいた。
Hon氏は得した桂を8五に打つ。しかしこれはつまらない手だったようだ。私は△6二銀と引き締めて、少し差が縮まったと思った。
Hon氏は▲6五歩から捌くが、▲5五角では▲5五飛が勝ったようだ。
△3三角に▲7七桂となって、次にHon氏の狙いは「▲6四歩△同金▲7三角」だ。私は少しでも有効な手をと△8七歩と垂らした。
Hon氏は果たして▲6四歩。以下お互いに飛車を取り、Hon氏が▲6二飛と先着した。私は△4二角と打つ。Hon氏は▲5三歩とシャレた手できたが、露骨に▲5三銀と打つ手もあった。
▲5三歩以下は双方ごちゃごちゃした手を指し、私は△6七とと金を取った。

第2図以下の指し手。▲5四銀△5八と▲4三銀成△2二玉▲3三成銀△同桂▲8五角△4八と▲同銀△3二銀▲9一成桂△7九飛▲4四香△4九銀▲同角△同飛成▲3九金△3五桂▲3八銀△4五角▲4九銀△2七桂不成▲2八玉△3九桂成▲同玉△2八金(投了図)
まで、一公の勝ち。

Hon氏の穴熊は固くはないが、遠い。
Hon氏は▲5四銀と攻め合いに来たが、ここは▲6七同竜と落ち着かれるのがイヤだった。
私は構わず△5八とと入る。「これは大きい手です」と植山七段。▲4三銀成から角を取られたが、その後私も銀を取り、結果的に二枚換えとなった。
私は△3二銀と1枚入れる。▲6三竜が動けば▲8五角が△4一金に当たってくるので、大事を取った。「(大沢さんに)駒はいっぱいありますからねえ」と植山七段。
Hon氏の▲4四香に、私は△4九銀と打つ。▲4二香成なら△3八銀成で一手勝っていると思った。
Hon氏は▲4九同角から▲3九金。ここで竜を逃げていては勝てない。強く△3五桂と迫った。▲4二香成なら△2七桂不成以下先手玉が詰むのでHon氏は▲3八銀だが、ここは▲3六銀が勝ったようだ。
というのも、私に△4五角の好打があったから(▲3六銀でも△4五角はあったが、私には読めなかった)。
Hon氏は▲4九銀と竜を取ったが、△2七桂不成から△2八金まで、急転直下の終局となった。

続いては植山七段の解説。これを拝聴するのが楽しみである。
まず第1図、私の△6三金では、△7六歩と突きだすのがよかったらしい。すなわち、△7六歩▲同金△7五歩▲6五金△7六歩▲5九角△6五銀▲同歩△6七金▲9八飛△5六歩(参考図)が進行の一例。

Hon氏が穴熊に囲っているのはいいが、全体的に左に寄っているので、飛車角の可動領域が狭いという。
また、途中図で私は△3三角と打ったが、ここは△5八角と打ち、▲6八歩に△4九角成ともたれておくのがよかったという。
対局中は△5八角(△4九角)も考えたが、じっと△4九角成とする手はまったく見えなかった。
私たちはその後もたっぷりと、植山七段の講義を拝聴した。

右のOk-Taga戦は、さっきと違う形になっている。「これが3局目です」と誰かが言ったが、この2人が3局連続して指しているのか、それともこのカードが今日3局目なのか。
それはともかく、現局面はOk氏優勢。しかしこの後の攻め手がかなり重く、いつの間にか体が入れ替わって、Taga氏が勝勢となった。

しかしそれも束の間、ここでTaga氏がココセを指す。
(つづく)
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