一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

今日21日は、作新学院×北海!!

2016-08-21 10:57:00 | プライベート
今日21日は午後1時から、全国高校野球の決勝戦。作新学院(栃木)×北海(北海道)戦である。
北海は今をときめく渡部愛女流初段の母校。甲子園出場37回目にして、初の決勝進出だ。
作新学院は江川卓の母校だが、優勝は意外にも、1962年の一度のみ。今回は54年ぶりの優勝を狙う。が、私が応援するのはもちろん北海である。

ところで私の母校もむかし、二度ほど甲子園に出場した。結果は最高がベスト8だった。
その1年半後、私はクラスメートに誘われ、その高校を受験する。結果は合格。ちなみに誘った相手は不合格と、明暗を分けた。
1年半前、勝つたびに歌われる校歌を聴いて、「わが学び舎」というダサイ歌詞(失礼)とメロディーが記憶に残ったが、まさかその校歌を私が歌うことになるとは(もちろん学校で、だ)思わなかった。
そしてそこから3年間、喜怒哀楽の学園生活が始まるのだが、それはまた別の話。

戻って、今日の決勝はどちらも力いっぱい戦ってほしい。悔いなき戦いをする。これが大事だ。健闘を祈ります。
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堀彩乃女流3級、LPSAに入会

2016-08-20 11:29:40 | 女流棋士
研修会C1の堀彩乃さんがLPSAに女流棋士資格を申請し、LPSA所属の女流棋士となった。
…というニュースを見たのは8月15日。こんなことがあるんだ、と意外に思った。
堀新女流3級は高知県出身。小学生のころからLPSA主催のアマ棋戦に出場し、島井咲緒里女流二段、中倉宏美女流二段らと交流を持っていた。ことに島井女流二段とは同郷で、堀女流3級がLPSA所属を決めたのも、自然の成り行きだったといえる。
とはいえ、女流棋士50名以上を擁し前途洋々の女流棋士会と、将来の保障のないLPSAとなら、前者を選ぶのがふつうだ。女流棋士会所属ならタイトル戦の聞き手やほうぼうでのイベントの参加など、いくつか仕事が入る。機関誌の「将棋世界」に記事も載るだろうし、将棋会館の出入りも自由だ。前者所属のほうが、はるかにメリットが大きいのだ。
別にLPSAをソデにして女流棋士会に入会しても、誰も咎めなかったと思う。
それを承知のうえでLPSAを選んだ堀女流3級の心意気に、私は拍手を送る。
ただ問題は、堀女流3級自身に、「ここまでLPSAに育ててもらったから…」という妙な負い目はなかったのか、ということだ。一時の同情で所属を決めて、後にあれは間違った判断でしたといっても、そう簡単に移籍はできない。
が、これも入会の際のコメントを読んで雲散霧消した。堀女流3級は明確な意思を持って、一切の迷いなくLPSAに入会したのだ。

もし堀女流3級が女流棋士会に入会したら、私は「また女流棋士が増えた…」と気にも留めなかっただろう。
が、LPSAに入れば別である。その容貌、棋風、実績と、今度は私もたいへんな関心を持つ。
それに、団体の栄枯盛衰など、誰にも分からない。堀女流3級の決断が呼び水となって、今後はLPSAに入会する女子が増えるかもしれない。
ともあれLPSAに待望の若手が入って、グッと展望が開けた。堀女流3級の活躍に期待したい。
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G.W.旅行・8

2016-08-19 20:49:39 | 旅行記・G.W.編
バスは海沿いを通り、くじらの眠る丘・ふるさとくじら館に着いた。
ここは大浦という集落で、2002年1月、この海岸に14頭のくじらが打ち上げられた。うち1頭は海に帰ったが、残り13頭は死亡。町はこの悲劇を悼み、2012年、当時のくじらの標本や新聞記事などを展示する施設を建てた。くじらといえば長崎県というイメージがあったので、鹿児島県でのエピソードは意外だ。大浦は捕鯨の町で有名らしい。



施設手前にはくじらのモニュメントも併設されており、日中はこのくじらが30分ごとに潮を吹くらしい。その周りの十三の石柱は、くじらの墓標だ。
次の潮吹きは午後3時で、これを鑑賞するのだが、まだ時間がある。私たちは隣接の売店に寄る。表の自販機では500mlのペットボトルが150円で売られていた。喉が渇いているが、これでは買う気がしない。
ところが店の中では、同じ商品が108円で売られていた。こういう奇跡があるから、ジュースの購入は慎重にならざるを得ないのだ。私はアクエリアスを買った。
3時になり、潮吹きが始まったが、空の色と同化してしまい、分からない。なおこの潮は、くじら本体から出るものではない。施設の屋上から水が噴き出て、それがある方向から見ると、モニュメントから潮が吹いて見えるという仕掛けだった。

バスに戻る。福元さんは鹿児島の郷土史に詳しく、小倉智昭のテレビ番組の取材を受けたことがあるらしい。
「小倉さんの母方が南さつま市玉利の出身だったからしいです」
旧万世陸軍航空基地営門の前を通る。福元さんの話は続く。
「このあたりは先の戦争で焼夷弾が落ち、昭和20年6月17日、2,300人が亡くなりました。だけど新聞はそんな話載せませんね。いいことしか書かんのです。
終戦後の8月18日には、爆弾の信管を抜く作業で誤って爆発が起き、8人の市民が死亡しました。戦争は終わったのに、その後処理で亡くなるなんて、何てことですか。だけどこれも報道されませんでした。私はそれが悲しい」
「鯨は一頭獲れば、半年うるおうのです。肉もうまいし、いい脂も取れた。だけど昨今は反捕鯨派がうるさいですね。いつかも外国人が日本のどこかに住みついて、反捕鯨をインターネットですか、あれで全世界に発信した。だけど物事には何でも、よい面とわるい面は半々あります。そう何でもかんでもダメダメって、それはどうかという思いはありますね、私は」
その朴訥ちした語り口に、私たちはついつい引き込まれてしまう。
福元さんは6月5日に東京・府中市へ講演に行くらしい。私も聴きに行こうかと思った。
このあたりの道路からだと、背後の2つの山が重なって綺麗に見えるらしい。周りは歓声を上げるが、私はバスの到着時間が気になってしょうがない。もっとスピードを上げてくれよと思うが、思うだけだ。
くじらバスが見覚えのある地域に入った。もうすぐ砂の祭典会場だ。意外に早く帰ってきた感じである。
発着所には15時28分に着いた。
福元さん「これで南さつまの旅は終了です。3時30分に鹿児島中央に行くバスがあります。それをご利用する人は、気をつけてお帰りください」
おおー!! くじらバスは、ちゃんと後のバスダイヤを考えてくれていたのだ!!
これで無料とはありがたい限り。私は砂の祭典鑑賞歴が10年以上になるから、たまには恩恵を受けてもいいと思うが、それにしたって手厚いガイドだった。南さつま市のますますの発展を祈るものである。
私は福元さんに御礼を言う間もなく、直行バスに乗ったのだった。

思いがけず15時30分のバスに乗れたので、後は余裕である。直行バスは行きと同じコースを引き返す。
行きでは軽視していたが、谷山近辺の指宿枕崎線が、高架になっていた!! 「3月26日から高架を使用します」の案内看板があった。
次に同路線に乗るのが楽しみである。
直行バスは定刻を5分遅れの16時45分、鹿児島中央駅前に着いた。一時は加世田廻りを覚悟したことを思えば、この時間に着いたのが夢のようだ。バス代は1,030円で、いわさきバスカードの残りは1,240円となった。
私は朝にバスで通ったコースを逆に歩く。約20分でサイバックに入り、無事、外付けストロボを返してもらった。おのが不注意でだいぶ時間をロスしたが、それはそれでおもしろかった。
さてこの後である。ふつうの旅人なら近くの食事処で軽食を摂り、余裕を持って空港に向かうだろう。しかし私の思考は違う。
空港リムジンバスは、鹿児島市内から鹿児島空港まで、たしか1,250円だった。これでは現在のカードでは10円足りない。だが空港行きは特別サービスがあって、いわさきカード利用は100円引き、すなわち1,150円となるのだ。チャージ時に1割のプレミアが付いていたので、都合200円の割引になる。
だがこれは消費税が5%のころの話で、現在その割引システムが残っているかどうか分からない。
私が乗るバスはノンストップ便で、天文館→鹿児島中央ターミナル→空港のルートだ。天文館で乗っても鹿児島中央で乗っても同じ料金だとは思うが、もし割引システムが廃止されていたら、現金で10円を足さなければならない。
そのリスクを少しでも軽減するため、私は鹿児島中央ターミナルから乗ることにした。つまりそこまで歩いていく。
途中、ドン・キホーテがあったので、飲み物を調達する。節約するつもりが、結局ムダ遣いをしてしまう。
ターミナルに着いた。空港行きの客はいっぱいいた。明日が平日だから、今日で旅行を切り上げる手合いも多いだろう。
私は18時ちょうどの便に乗り、カードリーダーにタッチすると、「1150」の表示が出た。
100円引きは継続中だったようである。天文館から乗っても同じ料金だった。
満席のリムジンバスは18時40分、鹿児島空港に着いた。
我が便は19時30分発の630便だが、掲示板を見ると、15分の出発遅延となっていた。
フフッ…。私が余裕で空港に着くと、こういうケチがつくのだ。

かえりみて、今回は異例づくしの旅だった。まず、ゴールデン・ウィークが丸3日で終わってしまったことが一つ。
2泊ともネットカフェだったのもたぶん初めて。
また食事は、東京でも食べられそうなものばかりを摂った。強いて言えば、マルちゃんのごぼ天うどんが唯一の「地のモノ」だったといえようか。
さらに今回は、沖縄を除く旅先で、初めて列車を利用しなかった。これは異例中の異例である。今回は高速バスか路線バスしか利用しなかった。
今年は何かが違う。そう思った。
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G.W.旅行・7

2016-08-18 18:56:29 | 旅行記・G.W.編
今年の吹上浜砂の祭典のテーマは「海」。招待作家や地元住民の作品などが、砂丘の杜きんぽう内でバランスよく展示されていた。
今年ももちろん力作揃いだ。砂像は雪像に比べて華やかさがないが、細かい彫刻はこちらが上だ。まさに匠の技を味わえる。
私は写真を撮るが、これは形式的なもの。肉眼で見たほうがはるかによい。
また旅行中は自分の写真は撮らないのだが、今回はスタッフに頼んで、1枚撮ってもらった。でも、老化している自分がイヤだから、確認することはないだろう。
バス時刻を確認すると、会場の中継点である加世田バスターミナルから、鹿児島空港へ行く便があった。
今までこのルートは眼中になかったが、よく考えたら鹿児島市内へ戻る必要もないのだ。加世田には「一公」という名の中華料理屋があり、そこで最後の食事を摂るのもわるくない。加世田→空港のルートはアリだと思った。

歩いていると、ちょっと異変を感じた。現在私はカメラを首から提げ、「ごぼ天うどん」が入ったJTエコバッグを右手に提げているのだが、それらを差し引いても、背中のリュックがわずかに軽いのだ。
イヤな予感がして、リュックの中の荷物検査をする。…あれ? 外付けストロボがない!?
いやそれはないだろう。どこかに紛れてるんだろう…。
私は会場の隅でリュックの荷物をぶちまける。しかしストロボはなかった。
いったいどこで…。昨夜は博多どんたくで親善大使を撮影するとき、使った。そのあと、エコバッグの中にストロボを放り込んだ気もする。では高速バス内に落としてきたか?
私はスマホから西鉄バスに連絡をする。しかしそれらしい落し物はない、とのことだった。
私は考える。昨夜ネットカフェのブースで、リュックの中の荷物をぶちまけた。あの時ストロボを戻し忘れたか!? 何しろ黒皮の上に、黒いカバーを置いたのだ。色が同化して見えなかった可能性がある。
私はサイバックに電話をして、かくかくしかじか。…ビンゴだった。しかしわざわざ取りに戻るわけにもいかないので、私は着払いの配送をお願いする。しかし先方は返答に詰まった。
そういうめんどうなことはゴメンだ、という意思表示であろう。私はすかさず、今日中に取りに行く旨を伝え、スマホを切った。
とはいえ厄介なことになった。今から鹿児島市内に戻るなら、鹿児島中央行きの直行バスに乗ればいいし、加世田を中継する路線バスに乗ってもいい。
だが私には、13時30分からくじらバスでの観光がある。これの会場到着時間が15時35分。鹿児島中央行きの直行バスは15時30分が最終である。つまり、タッチの差で間に合わないのだ。
よって会場からは、15時40分の加世田行きバスに乗ることになる。加世田着15時42分。そこから鹿児島中央行きのバスが16時10分に出ており、17時37分に現地に着く。
が、私は19時30分の飛行機に乗らねばならないので、遅くても18時00分には、天文館で空港行きのバスに乗らねばならない。
つまり、17時37分から18時00分までの23分間が、私にとっての大勝負となる。
時刻は午後1時をすぎた。メインステージでは子供たちが軽快なステップを踏んでいるが、私の目には入っていない。さっきまでは、今日の行程はゆったりモードだったのに、いきなり1分を争う予定になってしまった。どうして私の旅はこういう破綻が多いのだろう。私は薄笑いを浮かべるしかなかった。
売店コーナーに行って、常潤高校が販売する温州みかん缶ジュースを1本買った。毎年の縁起物だ。ジュースは懐かしい味で、美味かった。
くじらバスに乗る。これは文字通り、バス全体がくじらの形をしている。子供がいればさぞよろこんだろうが、私は哀しいチョンガーだ。

中は25人乗りなのだろう、ほぼ満席だった。初老のガイドさんがついていて、本格的だ。
バスの発車とともに、ガイドさんの説明が入る。その弁舌はベテランの味で、とても聞きやすい。
「…というわけなんですね、はい左をご覧ください」
てな具合で、ハナシと景色の説明がピッタリ合っている。この人は素人ではないと思った。
しばらく走って、下車。田舎によくある山村で、河原には鯉のぼりが連なって泳いでいた。今日は5月5日である。
しばらく歩くと、家々が石垣の塀に囲まれた区域に侵入した。この石はサンゴではないが、遠き八重山の地を思い出す。
そのまま坂道を登っていったが、どの家も石垣に囲まれている。どうも、急斜面に立つこの石垣群が、そのまま観光地らしい。
ガイドの福元さんがいろいろ説明してくれる。「石の積み方にもいろいろあるんですが、これがノヅラヅミ(野面積み)といいます。種類はテッペイ(鉄平)石です…」
私たちはフンフンうなずく。昔は敷地がなかったので、こういう急斜面にもギュウギュウ詰めで家を建てたらしい。石積なのは、台風よけだろうか。



ここらは白川郷の合掌造りのように、ふつうの生活空間である。そこを私たちが勝手にお邪魔させていただいているわけで、恐縮してしまう。
小路のすぐ右にお隣さんの2階があったりする。急坂なのでお年寄りにはつらく、ここが安住の地とは思えない。事実、いくつか更地になったところもあった。しかし彼方には湾が見え、景色は素晴らしい。





「火事になったら、消防車が入って来られません。だから防火の問題で、これから家を新しく建てることはできません」
福元さんは散文的にいう。
つまり、これらの家が朽ちたらオワリということだ。
ふもとに降りてくると、大当というバス停があった。野間池行きのバスが通る。これの上りが加世田行きだが、さすがにフェードアウトするわけにはいかない。
「石垣群の里 順路案内図」の古看板があった。さらに進むと、「100万個の自然石積 石垣群の里・大当」の石碑があった。大当は「おおとう」と読むが、近辺で宝くじでも買えば当たりそうな地名である。
時刻は2時半にならんとしている。この後もう1ヶ所寄るところがある。
私は時間が気になって気が気でなかった。
(つづく)
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G.W.旅行・6

2016-08-17 00:07:32 | 旅行記・G.W.編
バスでは、車内上部にあるテレビに、映画が映された。福岡から鹿児島まで4時間15分。窓外は暗いが眠る時間でもなく、映画でも観ないと間が持たないのである。
映画は「釣りバカ日誌16」だった。これはちょっと観てみたいが、この位置からではすこぶる見にくい。隣の中央席だったらふんぞり返って観ることができたのに、何てタイミングが悪いんだ。
まあ画面を凝視しなくても、音声で話のスジは分かる。私は横目で画面を観た。
映画の舞台は長崎県佐世保市。ここは九州だから、当然そうなるだろう。ゲストは金子昇と伊東美咲。これは2005年作品だが、伊東美咲は今、何をやっているのだろう。
サービスエリアに寄り、チョコモナカアイスを買う。ここで余計なカロリーを摂取するからいけないのだ。まあ、ダイエットは帰京してからでいい。
バスは熊本県内に入った。さすがに私も緊張する。
しばらく走ると道路の一部が崩れ、片側2車線が1車線に減っていた。熊本地震の被害である。私はいささか沈鬱になったが、被災者の悲しみにくらべればなんでもない。
バスは熊本県を抜け、映画も終わった。映画は安定のおもしろさだった。途中、声を出して笑いたくなるシーンがあったが、アタマがおかしいと思われるので、自粛。ここが一人旅のむずかしさである。
むかし中居正広の「模倣犯」を高速バス内で観て、最後の謎解きの場面で目的地に着いてしまったことがあった。あれは大いに消化不良だったが、今回はスッキリである。
5日(木・祝)午前0時20分すぎ、バスは天文館バス停に着いた。
今夜の宿は決めていないが、またネットカフェを予定している。
途中、コンビニがあったので寄る。現在キャンペーン中で、150円以下のおにぎりが100円で売られていた。それで2個買ったが、ダイエットは帰京して…というところ。
「定宿」のサイバック天文館店を訪ねると、フラットスペースが空いていた。ありがたきネットカフェである。
私はナイト12時間パックを選択し、0時42分、12番ブースに潜り込んだ。
私はリュックの中の荷物をぶちまける。中が相当蒸れているだろうから、空気の入れ替えだ。
次に東京への飛行機の予約である。やはり6日は朝から仕事をしないとマズイだろう。5日の鹿児島空港発19時30分に空きがあったので、予約をしておく。1本あとの最終便ならなおよかったが、キャンセル待ちの返事がなかった。
さらに、あらかじめ書いておいたブログ記事をアップする。
もう肉体は疲れているのだが、モニターで本田莉子のビデオを観たら、眠れなくなってしまった。ちなみに本田莉子は、もう引退している。AV女優の命は短いのだ。

5日朝。今日の予定は確定している。日中は吹上浜砂の祭典を鑑賞する。それには鹿児島中央駅前から09時40分に出る会場直行バスに乗ればよい。後は早めに鹿児島市内に戻り、食でも楽しめばいいのだ。
私は9時ごろネットカフェを出たが、ややのんびりしすぎたかもしれない。
お腹が減ったので、「すき家」に入る。私の定跡である「朝牛」である。牛丼をかっくらって、満足。
しかし駅前まで徒歩で行く余裕がなくなってしまった。路面電車を利用したいが、駅前までは乗り換えがあり、けっこう面倒だ。しからばバスか?
とりあえず地元の人に聞くと、「歩って行ったほうが早いよ」。
そんなはずはないだろうとバスに乗ったら、駅まで一直線で、しかも思いのほか短かった。これなら歩っていっても、ゆうゆう間に合った計算だ。駅から天文館までは、意外と迂回していたのかもしれない。両者の位置関係をもっと把握しとくんだった。
鹿児島中央バスターミナル内で、携行のいわさきバスカードに3,000円をチャージする。これで3,300円分が使える。
鹿児島中央駅前では、砂の祭典会場行きと思しき場所に、スタッフがいた。バス待ちの同士は15人前後か。
スタッフ氏はチラシを持っていて、「くじらバスで行く南さつまの旅」だった。会場を出て名所を案内してくれるもので、参加費はなんと無料。昨年も乗りたかったのだが、満員で乗れなかった。今年はどうだろう。
定刻の09時40分発車。しばらく走って、あたりの雰囲気が何か変わった気がしたが、まあいい。10時50分、バスは会場に着いた。
入場して、まずは「くじらバス」の予約である。午後便(13時30分発)の席が奇跡的に空いていて、予約が取れた。
さて砂像の鑑賞と行きたいところだが、ほかにも楽しみがいくつかある。うち一つがビンゴゲームで、例年午前11時と午後4時からある。今年は11時の参戦となるが、時間がない。早速ビンゴ会場まで行きカードを購入しようとしたが、思い出した。
昨年から、近辺の出展ブースで買い物をして、500円につき1枚もらうシステムに変わっていたのだ。
私は近場の食事処で、ダシカレーうどん(500円)なるものを注文する。400円のかけうどんでもよかったのだが、かようなわけで、無理に500円分を購入した。
「ビンゴカードもらえるんでしょ?」
と念を押すと、こんなことを書いていいのかどうか分からぬが、店のオニイサンが、ビンゴカードをおまけしてくれた。
ビンゴが始まった。私はトレーの上にカードを拡げているのだが、この体勢で数枚を確認するのは、意外に難儀だった。しかもその間にうどんもすするわけだが、こちらは、全然味がしない!!
我が左上の奥歯は相変わらず痛み、味覚も万全ではないが、この味はどう考えてもヘンである。ダシはともかく、カレーに味がないのはどういうことだ!?
結局、複数枚あったビンゴカードは、1枚もビンゴせず。しかも残念賞もなく、完全スカだった。
不正はいけないのだ、を教えられた。
(つづく)
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