一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2018年G.W.旅行・13

2018-08-26 00:45:18 | 旅行記・G.W.編
ここから熊本城には近いようだ。
それよりも、文豪夏目漱石の旧居がこの近くにあるらしい。でもそんなものが日本に残っていたのか?
この辺りの道は不案内なのだが、道案内に沿って、行ってみる。駅名の藤崎(八幡)宮を無視するところが私らしい。
坪井川を渡り、大通りからの細い道を入ると、夏目漱石内坪井旧居はあった。
だが一部にフェンスなどが張り巡らされ、活気がない。2年前の熊本地震でこの旧居も打撃を受け、公開不可になったらしい。ただし中庭には出入り自由で、そこから母屋だけは見学できる。
夏目漱石は教師として1896年に熊本に赴任、4年3ヶ月を熊本で過ごした。漱石は引っ越し魔で、熊本で6回も転居したという。その5番目の家がここで、最長の1年8ヶ月を過ごしたという。漱石の旧居が残っているのは、日本でここだけらしい。
母屋は純和風で、ちょっと拙宅に似た雰囲気がある。パネルには、縁側で家族とくつろぐ漱石の写真があった。まったく同じ縁側が目の前にあるわけだから、私はタイムスリップした気持ちになった。ちょっと、文章がうまくなりそうな気がした。
背後は広大な庭が拡がり、樹木が生い繁っている。昔は1軒あたりの敷地が広かったのだろう。
私は掘り出し物の観光地を見学できた気がして、気分よく熊本城に向かった。





加藤清正公の銅像前に着いた時は、午後5時を20分ほど過ぎていた。でも辺りはまだ明るい。
あまりにも喉が渇いたので、炭酸飲料水(シークワァーサー味)を買う。冷たい水が美味く、五臓六腑に染み渡った。
くまもと花魁道中は3日にあったようだ。5年前、最初にこのおいらん道中を見た時は、3日にこれ、4日に博多どんたくをレギュラー化しようと思ったが、ここ数年は3日に広島、4日に博多が定番となっている。しかしそれでも昨年は5日に、おいらん道中を見ることができた。今年はタイミングが悪かったということだ。
城彩苑に入ってみる。出入口ではくまモンが迎えてくれる。2日前はたいそうな賑わいだったろうが、今は時間的にも、閑散としている。世間ではもう、Uターンラッシュなのだろう。それを私は、6日のゴールデンウイーク終了後も、1日余計に遊ぶ。まったく、人間のクズだと思う。



今回は天守閣を見ない。熊本交通センターへは、すぐである。新幹線はもう私には無縁なので、鹿児島までは当然、高速バスの利用となる。
交通センターの窓口で、18時30分発の便を買った(3,700円)。サラリと買ったようだけど、これが鹿児島行きの最終で、ここで満席だったらJRと肥薩おれんじ鉄道を乗り継いで行かねばならず、相当面倒なことになっていた。ちなみにこの行程は、5時間前後かかる。
アーケード街前の広場では、今年もイベントをやっていた。「FLUHLINGS FEST2018」で、よく分からぬが飲食のイベントだろう。中に入ると、各国の料理が売られていた。
その中のひとつにソフトクリーム屋があって、今は女の子が店番をしている。ちょっと買ってみようかと思ったが、もし店番が男の子だったら私は購入しただろうかと考えると、「否」で、留まった。
会場を出て、アーケード街に入る。ここにはウエスト系の日本蕎麦屋があり、量も多く、安く、私のお気に入りである。
しかしそれらしき店が、ない。
2年前に廃業?してしまったうどん屋の空き地には、店舗が建っていた。この並びにあったから間違えるはずがないのだが、ない。恐らく、閉店になったのだろう。
食事処は〇年以内に○割がつぶれる、とかいろいろいわれるが、確かにその通りだと思う。でも小腹が空いたので、すき家で牛丼を食べた。たぶんこれが、晩飯となる。
25番乗り場から、高速きりしま号に乗った。定刻に発車し、これで一安心だ。
ただ高速が混んでいて、やや遅れ気味だ。これが旅行最終日の空港行きだったら気が気でないが、この程度の遅れは余裕である。
外はすっかり暗くなり、山江サービスエリアで休憩。外気を吸いに出ると、気持ちがいい。私は店舗でチョコモナカジャンボを購入する。こういうものを買うから、私はブクブク太るのだ。
高速を出て鹿児島市内に入ったが、やはりクルマは多い。よって終点1コ前の天文館には、定刻を23分遅れの、22時14分に到着した。
「東横INN鹿児島天文館2」は、バス停のすぐ近くにあった。天文館に来たらブックオフに寄りたいがさすがに無理で、当然チェックインする。
東横インは室内が広くてよい。好きなテレビを観て、適当なところで寝た。

翌6日(日)。旅行は残り2日だ。今日は吹上浜の砂の祭典に行くことが決まっている。昨年は鹿児島中央駅前のアミュプラザ広場で新茶の販売イベントがあり、多くの茶売り娘と遭遇した。今年も似た日程でここに来ているので、会えるはず。それが楽しみだった。
東横インは朝食が無料である。1階の食事スペースはかなり混んでいたがありがたくいただき、大いに満足してチェックアウトした。
鹿児島中央駅前に行き、まず、鹿児島バスターミナルで「いわさきICカード」に、3,000円をチャージする。これで鹿児島の主要バスに3,300円分乗れる。
だが、その先の景色がおかしい。駅前の一番街商店街が、大々的な工事中だった。ここには味のある店舗が多かったのに、全部消滅している。何ということだ……。
そしてアミュプラザに行ってみると……。
(9月1日につづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年G.W.旅行・12

2018-08-25 00:14:19 | 旅行記・G.W.編
私は怪訝に思い、スマホで調べる。すると、熊本電鉄の始発駅は上熊本だった。JR熊本駅のひとつ隣りである。
私はJRの時刻を調べる。12時15分の列車はとっくに出ていて、次が12時48分だった。
いやしまった、と思う。このくらいの行程は、行き当たりばったりでも何とかなると思ったのだが、甘かった。前夜のうちに正確なダイヤを調べておくべきだった。
現実に戻り、上熊本にはバスで行く手もあるが、けっこう時間もかかる。結局JRを使うよりないのだった。
私はSuicaで駅に入場する。鹿児島本線の上り12時48分は2分遅れで出発し、12時53分、2分遅れで上熊本に到着した。この区間210円。つまり天神から通しで2,370円もかかったことになる。
これを天神から西鉄に乗っていれば、久留米でJRに乗り換え、上熊本着。都合1,960円で済んだ。おのが判断ミスで410円も損してしまったわけで、私は凹むばかりである。

熊本電鉄は駅舎前にホームがあり、駅員は不在。典型的なローカル線の雰囲気である。しかしこの光景自体が、もはや珍しいと思う。
構内で時刻表を見ると、次は13時20分発だった。携帯用の時刻表があったのでいただき子細に見ると。ほぼ30分ヘッドで出ており、利便性はよい。
上熊本発は北熊本から分岐し、一方は直進して御代志へ、一方は引き返す形で藤崎宮に行く。つまり熊本電鉄は、Y字型をしているのだ。
利用の際には「わくわく1dayパス」があり、熊本市電と一部バス路線が乗り放題だが、肝心の熊本電鉄が、北熊本の3つ先の堀川までしか利用できない。むろん私は全線踏破が目的なので、検討の末、ふつうに切符を購入することにした。
また上熊本には、近くに路面電車の発着場もあったが、これに乗るわけにはいかない。
熊本電鉄は、13時20分発の列車が入線した。車両のラッピングは、くまモンである。やや意外で、私は東京・旧玉川線の青ガエルのような列車が来るものと思っていた。
Suicaをタッチし乗車すると、中もくまモン一色だった。こういう列車に乗れば子供たちがよろこぶのだが、あいにく私にはその類がいない。
乗車率はけっこうよい。定刻に出発した。





列車は街中を走り可もなく不可もない光景だが、ローカル線に乗ること自体に価値がある。しかも今回初乗りとあって、私は感激を抑えきれない。
タイム9分で北熊本着。ここで何と乗り換えである。つまり御代志行きは、藤崎宮からが本線で、こちらが支線扱いなのだ。
ステンレス製の2両列車が到着した。こちらはくまモンのヘッドマークを付けているのみである。
北熊本13時31分発。タイム20分で、終着御代志に着いた(400円)。それにしても、3月に廃止になったJR三江線の三次(みよし)と同じ読みをする駅に着くとは、何かの導きかと思う。



さて乗り潰しならこの後すぐ引き返せばいいのだが、それでは味気ない。あたりを散策しようと思うが、この駅、ここで突然終着になっているのに違和を感じる。それにこの先、路盤があるじゃないか……。
それで調べてみると、かつてはこの先も線路が伸びていたことが分かった。
それが13.5km先の菊池まであった菊池線で、この区間は1986年2月15日をもって営業終了、部分廃止となっていた。
しかし菊池、菊池温泉……。あっ、3年前に玉名温泉と植木温泉に行った時、植木温泉の近くに廃線跡らしきサイクリングロードがあった。あれはこの路線だったのではあるまいか!?
何だか長年の疑問が氷解した気がして、私は頭のモヤモヤがひとつなくなった。

私は廃線跡探訪が好きで、昔はあっちこっちに繰り出したものである。今回もちょっと先に行ってみる。
廃線跡は県道に並行して走る。しかし木々がこんもりしていて、行く手を阻んでいるように思える。私は歩道から廃線跡を眺めながら歩く。
そろそろ廃線跡がスッキリしてきたが、廃線跡が一段低くなっているのと、家々が連なっているので、なかなか侵入できない。



道の反対側を見ると、前方に「うどん・五島庵」なる食堂があった。これは長崎の五島うどんを食べさせてくれるに違いない。時間も午後2時で、ちょうど腹も減っていた。暖簾が出ていたので、ありがたくそれをくぐった。
テレビ朝日で、ローカル線やローカルバスに乗って食事処に入る「帰れマンデー見っけ隊!!」という番組をやっているが、あれは私がすでに、25年以上も前からやっていることである。
ランチタイムにはすべり込みセーフで、うどん定食を頼む。うどんにミニカツ、高菜ごはんのセットである。テレビは野球中継を流していて、当然、ソフトバンクホークスVSオリックスバファローズ戦だった。でもまだ1回の攻防だった。
食事はどれも美味かった。なんだか器もシャレていて、842円でこれを味わえるのはリーズナブルである。大いに満足した。
再び廃線跡探訪に戻る。廃線跡は、沿線に住む方の生活道路として整備されている場合が多々あり、この辺りもそうだ。
家と家の間に侵入道を見つけ、侵入する。ただしこれは違法だろうから、それなりの覚悟は必要だ。
コンクリートが打たれた場所はレールが埋まっていて、かつてここに鉄路があったことを示している。私はその現役時代を想像し、ひとり感激にひたるのであった。





やや広い場所に出た。ここが大池駅跡ではなかろうか。
廃線跡探訪は、一駅ぶんを徒歩で行けば、クリアしたことにしている。よってこれでいいのだが、やや物足りないので、もう一駅くらい進むことにする。
しかししばらく歩くと巨大な公園になり、廃線跡が分からなくなってしまった。
公園に入ってみるが丘になっており、線路はこんなにカーヴしないだろうと思う。
何かのモニュメントがあり、「熊本県 シベリア抑留者慰霊碑」とあった。
県道に戻り、広い歩道を歩く。ちょっと不安になって地元のオッチャンに聞くと、ここが廃線跡、とのことだった。
そうか、廃線跡が道路に吸収されて広くなる、というのはよくあるパターンである。
沿道にはたこやき屋が営業しているが、さすがに食べる気がしない。
なおも歩くと、大きな敷地のバス乗り場があった。熊本電鉄バスの整備工場で、辻久保駅跡だ。
辺りにはバスが何台も並び、壮観である。
その先にローソンが見えたので、行ってみる。中はクーラーが効いていい気持ちだ。ガリガリ君を購入した。
この辺でそろそろ引き返そうと思う。しかし3時19分、辻久保に着くと、今まさにバスが出て行った。どう考えても御代志方面行きで、これは痛い乗り遅れではないか?
ちょっともよおしてきたので、事務所に行ってトイレを借りる。トイレは大きく、個室が4つもあった。
バス待合所には女子高生が何人かいた。そこに頭の薄いオッサンが乱入するわけにはいかないので、離れたところでボンヤリと、バスの到着を待った。





御代志方面行きバスは、定刻を6分遅れの、15時53分に出発した。乗客はそれほど多くないが、この路線は廃止にならないだろう。
15時58分、バスは御代志駅前に着いた(160円)。まさに列車の脇に横づけをする感じで、このバトンタッチは乗客の負担が少ない、と感心した。
御代志発16時11分。タイム20分で北熊本着。もちろん乗り換えはせず、さらに6分後、もうひとつの終着駅、藤崎宮に着いた(370円)。
藤崎宮駅は、11階建てのビルの1階にある、斬新な構造だった。
さて、これからどうしようか。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年G.W.旅行・11

2018-08-24 00:31:57 | 旅行記・G.W.編
「コミックパブアカデミー」は歓楽街のニューハーフ軍団で、その辺の女性よりはるかに美しい。私は撮影していいものかどうか迷うが、こっそり撮る。
「カヨチャンネル博多盛り上げたい」は何かの番組だろう。有志が黒1色のTシャツで行進する。
「カラーガードダンスチームShiny☆Girl」は、ティーンの踊りだ。
「フープダンスキッズHoop Dance Performance」は珍しく、フープを使って踊る。
「日向ひょっとこ踊り博多愛好会」は、朝に博多駅前で鑑賞した。でもみんなひょこひょこ踊るので、速度の速いパレードには向かないかもしれない。
「博多deズンバwith C」は家族ぐるみでの参加が多いように感じた。
「レディバーズ」は奥様方の参加が多かった。
「着物を着てさるこう会」は、「和服を世界遺産に!!」をスローガンに、参加者が和服を着て行進する。旅館などの女将さんの集まりに思われた。
「九州フラガール隊」も常連で、フラガールの深紅の衣装に魅了される。私の好きな団体だ。毎年撮らせていただいているお嬢さんがいるが、今年は彼女で合っていただろうか。ちょっとフケた気もするのだが……。
「どんたくコスプレパレード」は絢爛豪華。東京でもコスプレイベントは多々あるが、博多はどうなのだろう。十分に需要があると思うが。
「FUKUOKA Country Dance fun」は、参加者がカウボーイの格好で登場。
「幸福の科学グループどんたく隊」は、祭りハッピで登場。
「ふくこいどんたく隊」は、ベースがよさこいで、威勢がいい。
「琉球國祭り太鼓」はもちろん勇壮だ。獅子舞が何体も登場したのが珍しい。













そしてラストを飾るは「粕屋町どんたく隊」である。数百人規模の団体で、大迫力だった。
「花自動車」が再び通る。だいぶ陽も傾いてきたので、オープニングよりは電光が輝いている。
「総おどり隊」がやってくる。「じろ長どんたく隊」「福岡民謡舞踊・四季の会」「栄奈美会どんたく隊」「博多民謡協会どんたく隊」がまたも踊る。
ここから各広場で総踊りとなるので、私も移動する。もちろん、「お祭り本舞台」にである。そこはステージで福岡親善大使が踊るからだ。
会場では、みなが早くもカッチリ節を踊っていた。博多親善大使の3人も踊っている。この任務は2年間なので、彼女らは今年で終わりだ。私はなるべく彼女らに近づくが、3人とも心なしかさみしそうだ。
すっかり陽も暮れた。1曲終わり、RKB毎日放送の茅野正昌アナウンサーが、「恒例の、ホークスプロ野球情報」を放送する。
「我がソフトバンクホークスは本日、ヤフオクドームでオリックスバファローズと試合を行っております。現在3回を終わり、3対2でリードしています!!」
会場は大きな拍手である。私も1日ホークスファンなので、追従しなければならない。「そして皆さん気になる内川選手、あと2本ヒットを打てば2,000本安打、名球会です! しかし今日はまだ出ていません。内川選手2,000本へ、もう一丁! もう2丁!!」
博多の夜は最高潮である。続いて、「どんたく囃子」を2曲。会場では大きな輪があっちこっちにできているが、私は陽気に踊れる性格ではないし、一人旅なので、黙って見守るだけである。せいぜい福岡親善大使を鑑賞するしかない。


↑長冨彩女さん

↑丸林千紘さん

↑田上真理子さん


さらに「博多カッチリ」「どんたく囃子」「博多カッチリ」と踊り、いよいよフィナーレである。高島宗一郎・福岡市長など振興会役員による祝いめでただ。これを聞かないと、博多どんたくは終わらないのだ。
市長によると、今年は230万人の人出があったようだ。「私たちは平成最後の博多どんたくを楽しみましたが、50年先、100年先も楽しみましょう……」
祝いめでたを歌ったあと、手一本となる。これができないと博多っ子ではなく、私も自然な感じで打ちたいのだが、どうもワンテンポ遅れる。
「いよーおっ、(パンパン)、まひとつ(パンパン)、いおうて三度、(パパン、パン)」
今年も最後でしくじった。
ステージでは関係者が勢ぞろいして、締める。福岡親善大使の撮影タイムなどはなく、さらっと引き揚げる。これが博多どんたく流なのだ。
博多どんたくは3日か4日のどちらかに雨が降るジンクスがあるが、今年は両日とも晴れたようで、よかった。また来年もここに来られればうれしく思う。

さて、晩ご飯である。天神地下街というかデパートの地下1階にうまいうどんを食べさせてくれる店があったが、どうか。
しばし探索したが見つけられず、私は行きつけのネットカフェに向かう。あたりはまだ、どんたくの最後の祭りの真っ最中だ。
昨年も気になったうどん屋があったので、入ってみる。「うどんとミニかつ丼のセット」を注文する。これで700円はお値打ちだろう。もちろんどちらも、美味かった。
ネットカフェはもちろん、「Cybac天神店」である。他のカフェに行ってもいいのだが、どうも会員証をごっそり紛失してしまったようで、行ける店舗が限られているのだ。
Cybac天神店は魔の喫煙20番ブースがあり、そこは換気の関係で汚い空気が全部ブース内に入ってくるのだが、それは改善されているのだろうか。
今回は幸運にも禁煙フラットブースの9番席が取れた。屋根が確保できればこっちのものである。
シャワーの予約を入れたはいいが、今回は石けんの類を忘れてきた。甚だ不本意だが、シャンプーセットを購入した(108円)。
ブース内では適当にネットサーフィンをし、スマホで5日の宿を検討する。クラブカード会員である東横インに泊まりたい。明日は鹿児島周辺で泊まりたく、候補は「鹿児島天文館1」が喫煙ルーム3,880円、「鹿児島中央西口」が禁煙ルーム4,320円だった。そこに「鹿児島天文館2」禁煙ルーム4,060円が表れた。迷ってられないので、これを予約する。
私は昨年から会員になったが、もうモトは取った感じである。

翌5日(土・祝)。今回の行程も、折り返しである。
私は九州のJRはあらかた乗り潰したが、民間鉄道は若干の乗り残しがある。熊本電鉄はそのひとつで、今日はそれに乗ろうと思う。
Cybacをチェックアウトし(総額2,807円)、ちょっと迷ったが、松屋に入る。牛めし320円は安い。これ、東京だと「プレミアム牛丼」の名称になって、少しは質がよくなるのか知らんが、380円になる。地方都市は値段が安くてありがたい。
まずは熊本駅へ行かねばならぬ。天神の駅ビル3階に上り、高速バスのダイヤを確認する。
しかし08時50分発のそれは、熊本交通センターまでしか行かない。09時00分、09時20分、09時30分もそうで、09時40分にやっと熊本駅前行きとなる。これは、さっきの牛めしが早まったか。
私は熊本交通センターまで行っちゃえばよかったのだが、無駄なしで駅前まで行きたくて、朝の天神街を散歩した。
09時40分発、九州産交バスの「スーパーノンストップ・ひのくに号」に乗った(2,160円)。天神-熊本間は頻繁にバスが出ているので、これは自由席である。
定刻に出発。市街に出てあたりを見ると今日も陽が射し、上々の旅行日和だ。
バスの中でゆっくり休み、熊本駅前には定刻を6分遅れの、12時10分に着いた。
しかし降車すると、妙なことに気付いた。あたりに「熊本電鉄」の表示が、どこにもないのだ。
これは……?
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年G.W.旅行・10

2018-08-23 01:15:25 | 旅行記・G.W.編
(14日のつづき)
時刻は午後5時にならんとしている。ここから「大学・一般の部」だ。
まずは「福岡こども短期大学」。学生たちがピンクのTシャツで行進する。胸の部分にネームと番号が縫い付けられていて、これは個人のユニフォームを表している。
「福岡大学応援指導部吹奏楽団・福岡大学附属若葉高校合同バンド」。若葉高校は夏の制服でスッキリしている。
若干観客もハケてきて、さっきよりはちょっぴり撮影しやすくなったか。
「福岡県立香椎高校吹奏楽部OB会」は現役の高校生も混じっているようだ。
あたりは西日が強くなっていて、演者は若干まぶしそうだ。
「社会福祉法人学正会児童養護施設白梅学園」はブルーのスーツでバッチリ決めている。
「FUKUOKA DreamScoutsどんたく隊」はどういう団体か不明。でも緑のトレーナーを着用し、規模も100人単位の大所帯。扱う楽器も多かった。









この後は「福大大濠OBうらっちバンド」が出場予定だったが、「幼・小・中学校の部」で出たからナシである。
続いて「ゲストバンドの部」に入る。
「中村学園女子中学・高等学校バトン部」は、中学生が髪を後ろに束ねて、おませちゃんである。
「陸上自衛隊第4音楽隊」は安定の演奏。
さらに「福岡県警察音楽隊」。カラーガード隊がかわいらしいのはいつもの通りだ。
続いて「他都市どんたく隊」。
まずは「タイ王国どんたく隊」。白のTシャツが清潔そうでよい。
「日本インドネシア国交60周年どんたく隊」は、民族衣装での登場。こちらも数百人規模、大がかりなセットも何台か登場して、かなり力を入れている。
「薩摩川内おどり太鼓どんたく隊」は、多くの若者が勇壮に太鼓を叩く。







「那珂川町・市になりますどんたく隊」は、今年の10月1日に、いよいよ「那珂川市」になるらしい。
続いては「若者委員会どんたく隊」。まずは水色のTシャツを着た若者らがしゃもじを叩いて行進する。
「ジュニア・リズム・バトン・フレンズ・スーパーエンジェルス」は、久しぶりに小学生の演舞。
「真弓ダンススタジオ」は博多どんたくの常連で、私も好きなチームである。ここは昨年、「福岡市長賞」を受賞している。今回もカウガールハットに水色のTシャツが瑞々しかった。
「コスモ★KID’S CLUB」はギンギラの衣装である。おヘソを見せているのがポイントだ。
「西南学院どんたく隊」は期待のチームで、数十人のチアリーダーが登場する。しかし今年もその両側を、アメリカンフットボールの選手がガッチリガードしている。本来は逆じゃないかと思うが、隊列も後方になってくると、チアリーダーだけになった。
来年こそ、編成を改善してほしい。





続いて、「九州大学大橋キャンパス芸工祭どんたく隊」。みながゴザのようなものを体に巻き付け、顔にはペインティング。いかにも芸術学部の学生らしく、私はこの団体が好きだ。
もう、「若者委員会」だけで何往復かしてほしい。
いよいよ大パレードも佳境に入り、ここから「一般どんたく隊」である。
「アザレインターナショナルどんたく隊」は、化粧品会社だけあって、踊り隊も鼓笛隊もピンク一色。「アザレ!」の掛け声もよい。この企業も博多どんたくには欠かせない。
「金光教マーチングパレード隊」は赤紫のTシャツで、宗教色を薄くしている。
「福岡・ミャンマー友だちの会」は、演者がふだん着で、飾らずに行進する。
「九州モンゴル“トーノ”友好会」は、モンゴルの民族衣装を着た演者がいた。
「福岡市民生委員児童委員どんたく隊」が通る。民生委員は労多くして益少なしで、活動されている方は立派だと思う。
「博多町家・ふるさと館どんたく隊」は、まあ、町家を保存する会なのだろう。演者の中に、ドキッとするほどの美人がいた。これだから博多どんたくは、一瞬たりとも気が抜けないのだ。
「新天町どんたく隊」は、天神駅の近くにある町。レモン色の和服はいつもの通り、そして今年も、妙齢の外国人女性が何人か踊っていた。
「福岡市食生活改善推進員協議会どんたく隊」は、栄養士と思しきおばちゃま方が、しゃもじを手にして行進する。このしゃもじの使い方は正しく、みなが行進の時にしゃもじを持つのは、むかし博多松囃子が通った際、ご飯の用意をしている奥様が、しゃもじを持ったまま家を出て見物したから、という逸話が元になっている。
「MIHO★JFHどんたく隊」は、子供ダンスチームのようだ。
「シュガーレディどんたく隊」は、白のシャツに黒のパンツにエプロンと、シンプルにまとめた。
「RFCチアダンスwith福岡トヨタチーム」は、泣く子も黙るチアダンスである。
先陣を切るのは福岡トヨタチームのチアリーダー8人。さすがに容姿が一味違う感じで、どんどん撮影したいのだが、彼女らの進行が速すぎて追いつけない。
さらにRFCのチアが100人規模で続く。こんなに大量のチアを見たのは初めてである。
この団体も、2~3周してほしかった。いや、どこかのステージで見たかった。
「FBSアンパンマンどんたく隊」は、アンパンマンとバイキンマンの巨大バルーンが登場した。
「ソング&リズム体操」は、おばちゃま方が軽快に行進する。
「商売繁盛やずやどんたく隊」は、なぜか海賊に扮している。
「福岡学生献血どんたく隊」は、献血を呼びかける。ちなみに私はクスリを服用しているので、献血ができない。
「ふくやどんたくよかもん隊」は、創業70周年の記念Tシャツを着て行進。
「福岡スクールオブミュージック&ダンス専門学校」は緑、赤、黄色と3種のTシャツがサッパリしている。ここもかなりの生徒数だった。
続いてアジア系美人の行進。ここは何の団体だろうか。
「九州つばさ会どんたく隊」は、航空会社で働いている人の集まりと見たがどうか。
「マミーモアと仲間達」は年配の団体。何か得体の知れない動物を模して、踊っている。
「CBSチアリーディングスクール」はその名もズバリ、チア養成のスクールであろう。今日もチアの卵が元気に踊っている。
「I LOVEノルディックウォーキングどんたく隊」は、みんななぜかサンタクロースの衣装で行進している。
「Uサービス」は何の団体か不明。
「春日市惣利平成龍保存会」は、体長10メートル近くの龍(の造り物)が勇壮に駆ける。











「博多しょんがね」は、赤と黒の斬新なデザインの祭り法被に、同じく赤と黒の豆絞りで、粋ないでたちである。「しょんがね!」の掛け声も勇ましい。
そして、ついにあの団体が登場した。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

邪推

2018-08-22 00:58:29 | プライベート
山口県周防大島町で12日に行方不明になった2歳児を、大分県在住の78歳のボランティア氏が3日後に発見したことは、大きな話題になった。
この発見直後、警察関係者が2歳児を渡すよう要求したが、78歳氏は頑として拒否、自らの手でご両親に引き渡したという。
78歳氏は山に入って20分で見つけたというから驚きだ。それまで警察や消防が150人態勢で探していたのに空振りだったから、よけいその思いを強くする。つまり警察のメンツは、丸つぶれになったわけである。
私などは性格がひねくれているから、2歳児を渡せという警察の要求も、別の意味に思えてくる。すなわち、普通は78歳の老体を慮って子供を保護したかった、と考えるが、本心は、2歳児を両親に渡すという感動的場面に、警察が一枚噛みたかったのでは、という見方をしてしまうのだ。
そしてあわよくば、警察の手柄に見せようと画策したのでは、とまで邪推してしまうのだ。
実際は川原さぶそっくりの78歳氏がぶっとんだキャラでそれを阻止したわけだが、もし内気な性格の人だったら、手柄ごとそっくり譲っていたかもしれないのだ。

これは突飛な発想ではない。むかしこのブログに書いたことだが、大昔ウチの近所で、ある家の息子が包丁で母親を刺す、という傷害事件があった。
男は逃げ出し、騒ぎを聞きつけたオフクロが表に出ると、その男がちょうど家の前にいた。オフクロは彼と知り合いだったので、「ちょっとアンタ何やってるの!」と、彼から包丁を取り上げた。
警察が駆けつけたが、「犯人」はすでにウチで保護している。
「奥さん、アンタが包丁を取り上げたの!」
と警察は目を白黒させた。
だがそれでは警察の立場がないから、警察のひとりがオフクロに向かって、
「奥さん、奥さんが犯人を捕まえたことはこれで……」
と、口の上に指を1本立てた。つまり、なかったことにしてくれ、という意味だった。犯人は警察が捕まえたことになったのだ。
これでオフクロは今回の事件の登場人物から消えたので、感謝状の類も出なかった(後にもらったらしいが)。
つまり警察とはそういうところで、素人の介入を強く拒絶するのだ。警察は、自分の手柄を立てたいのだ。
今、月曜夜9時からフジテレビで「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」が放映されている。これは、ITの力で殺人を犯しそうな対象者をあらかじめマークし、殺人を犯す前に確保する、という画期的な番組だ。
だけど現実の世界では、このようなシステムが出来上がっても、警察は絶対に採用しないと思う。だって殺人事件を未然に防いでも、何の手柄にもならないからだ。殺人事件を起こしてもらって、その犯人を逮捕したほうが、点数が上がるからだ。
だからストーカー被害の相談に行ったって、警察が本腰を入れるわけがない。むしろ相談者が殺されたほうが、その犯人を捕まえて点数になるから、そっちのほうが都合がいいのだ。

最近の実例を挙げよう。同じ12日に、大阪の富田林署から容疑者が逃走したが、警察が地元の住民に知らせたのは、逃走から9時間後の13日朝だったという。
9時間、といったら相当な時間である。この間、脱走した男が逆上して、一般人を手に掛けたらどうなっていたか――。
だけど警察は、そんなことおかまいなしなのである。市民の安全より、己の保身のほうが大事なのだ。
できれば朝までに容疑者を発見し、さらに可能ならば、失態そのものを隠蔽したかった――。
まったく、横山秀夫か今野敏の小説を読んでいるようではないか。

私はいつも言っている。警察は信用できないと。自分の身は自分で守る。これしかないのだ。
なんだか変な結論になってしまったが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする