一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2018年G.W.旅行・2

2018-08-06 01:02:17 | 旅行記・G.W.編
観光センターでも教えてくれたが、岡山後楽園へは路線バスが通じている。でも大した距離ではないので、歩いていく。ただし雨は降っているから、気分は悪い。
後楽園の手前に、岡山県立美術館があった。オシャレな建物だ。いただいたマップには割引券が付いているが、中に入って聞いてみると、企画展につき割引なし、とのこと。
しかし定価で入るには入場料が高いので、これは縁がないと思って諦めた。
川を渡ると、後楽園に着いた。言うまでもなく、水戸の偕楽園、金沢の兼六園と並ぶ日本三名園のひとつだ。
マップの割引券使用後の料金は岡山城と合計して560円だが、券売機のセット料金も560円だった。ここまで来て城に入らないわけにはいかぬので、セット券を買った。こんな感じで、マップの割引券は役に立たないのである。
入園すると、この雨なのに、意外に客がいた。特に外国人客が多い。外国人がどこを観光しようが勝手だけれど、岡山駅近辺は割と地味なので、意外な感じがする。
さて後楽園は約30年ぶりの来訪だが、かつてもこんな感じだったかと思う。一面穏やかな庭園で、まあ確かに気分は落ち着くが、学生時代にこれは、ちょっと刺激がないと思う。
池や神社、茅葺屋根の建物と見どころは多いが、私は特にはしゃぐでもなく、淡々と見て回った。
後楽園を出て、橋を渡って、岡山城天守閣に着いた。
岡山城は大大名の宇喜田秀家が豊臣秀吉の命を受けて大改修を行い、1597年に完了した。その黒い外観から「烏城」とも呼ばれている。現在の天守閣はもちろん再建で、1966年の完成である。城内にエレヴェーターが設置されているのがアナーキーだ。
さて約30年前に私が訪れた時は、この天守閣前に地元のバスガイドさんがいて、記念に写真を撮らせてもらった。ちょっと川島なお美に似ていて、美人だった。
旅行をしていると、有名観光地や食事の数々より、ほんの些細なことが記憶に残る。この出来事はそれに近い。でもその時の彼女も、今は50代である。目の前の岡山城は30年前とまったく変わっていないのに、ヒトは歳を取る。残酷だと思う。
入場する。まずはエレヴェーターで一気に4階まで昇る。ここから階段で6階に上った。下界を眺めると、お殿様になったようで、気分がいい。
あとは下りながら各階の資料を見るのが定跡である。3階にはビデオ上映があり、とりあえず観た。
1階は茶店があり、休んでいってもよかったのだが、今日も意外に時間がなく、私は城を出た。
表では、中国人に写真のシャッターを頼まれた。さっきは後楽園で、外国人カップルに頼まれた。ただ、どちらもスマホなのが今風である。
大きな道路に出ると、路面電車が走っていた。観光センターでは、私の要望を踏まえた上で、ここから路面電車に乗ることを勧めてくれた。が、いざこの場に立ってみると、電車賃が惜しい。またも駅まで歩いていくことにした。
岡山駅に着き構内をあたると、1階のサンフェスタ岡山に「桃太郎ジーンズ」があった。
私は岡山のジーンズに詳しくないが、何となく「丈夫」というイメージがある。そのぶん値段も高いだろうが、元は取れそうな気がした。
入店すると、ジーンズが何本か掲げられていた。しかし私は不案内なので、何となく挙動不審だ。恥ずかしい話、いつも私はオフクロにカネを渡して、適当なジーンズを買ってきてもらっている。私は自分の着衣さえ選べないグータラなのだ。
こんな時店員さんの声掛けがあるといいのだが、あいにく店員さんは、後から入った客に付いている。いつもは鬱陶しい店員さんだが、今日は相手をしてほしいのだ。
しかしよく考えたら、今この場でジーンズを買う必要もないのだった。
諦めて店を出ようとすると、その雰囲気を察知したのか、別の店員さんが声を掛けてきた。
私は、たまたま岡山に来て、桃太郎ジーンズがあったので、入店したことを告げた。微妙にニュアンスは異なるが、まあそうである。ただ、ジーンズを買う気満々ということは伏せておいた。
店員さんは、積極的にジーンズは勧める感じではなかった。要は、お客様が好きなものを選んでください、というテイだ。
それで私も好きなデザインを選び、試着した。やや胴回りがキツかったが、このくらいは私がダイエットして着られるようにならなければならない。
お尻のポケットに白の二本線が入っているものがあり、これが桃太郎のトレードマークなのだという。それで、これ付きのものを買うことにした。値段は税込25,920円で、気を失いそうな額だった。しかし東京までの配送料は無料のようだった。
また桃太郎ジーンズは10年保証。何が10年なのか分からないが、そういう保証も、額に上乗せされているのだろう。また東京・高円寺に支店があり、股ズレなどでジーンズが破損した場合は、ここで直してくれるという。
ひとつ気になったのは、ジーンズの前がジッパーでなく、4つボタンだった。これだと急に催した時、外すのに時間がかからないか??

大きな買い物をして疲れたので、近隣の喫茶店で一休みする。いちごとブルーベリーのケーキと、アイスコーヒーのセットを注文する(610円)。だいぶ歩き回ったこともあり、このアイスコーヒーは冷たくて美味かった。ケーキもお洒落な味だった。
さて今夜の宿だが、お隣の倉敷にしようと思う。もちろんここに至るまで、スマホでチラチラと宿をチェックしていたのだが、東横イン倉敷は、さっきまで2部屋残っていたのに、今はもう満室になっていた。それで、ホテルα-1倉敷を予約した。税込5,400円は私の予算を越えているが、ゴールデンウィーク中では仕方ない。
16時57分、福山行きの快速サンライナーに乗った。
(つづく)
コメント (2)
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