今年は台所に立つ日数が去年よりはるかに多くなった
ようやくジレンマと言うか、トラウマと言うか職業的な圧力から、趣味的な気軽な料理作りにシフトで来たのだ。
思えば、二年前の大晦日は商売最後の日で、この日の仕出し料理を作って私の53年の調理人生の幕を下ろした。
この日も、目がまわる忙しさで早朝5時から夕方6時半まで、びっしり働いた
みんな帰った調理場に一人残って「ぼおお」としていたが、めくるめく思いでが蘇って少しセンチになった。
そして翌日、新年の三が日を始めてのんびりと家で箱根駅伝を見ながら過ごし、4日からは富山市のホテルで一人、三日間過ごし美術館や刀剣博物館、運河公園、岩瀬浜、富山城、市内散策をしてのんびり過ごした。
さて、大晦日の晩ごはんは毎年「すきやき」と決めてあるが、今年は妹夫婦がすき焼き肉をプレゼントしてくれると言うので最後の最後に、すごくお得な日を迎えられて幸せだ。
12月に入って、ヘビの(大蛇)の夢を見たり、外国の金貨の拾い放題の夢を見たが、正夢になったのかな。
黒毛和牛3.5㎏もいただいた。
今日は年賀状を投函してきた後で正月用の「おせち料理」を作ってみた。
なんでも値上がりで既製品なんか買っていたら、とんでもない金額になる
ここは手に入る材料と田舎割烹界の三流の腕を活かして「やってみるか」となった。
彩も色気も品格もない料理だが食べ盛りもいるし、材料費だけだから、かなり格安に出来た
今はおせちの三段重ともなれば、田舎でも3万円以上、都会では6万、10万なんてのがザラらしいから、正月は家族4人そろったし、家族にはこれで我慢してもらう
これで明日は朝からのんびりできるし、初詣もゆっくり行くことができる
三段重にして①自家製大根と人参の酢の物 チキンから揚げ 大えびフライ
紅鮭焼き物
② エビチリ 鳥もも照り焼き ホタテ煮物 卵焼き 牛肉しゃぶ
③ はんぺん焼き タラの子和え サケ巻昆布(既製品) けんちん巻(既製品) 数の子(既製品) 越中昆布巻かまぼこ(既製品) チーズ(既製品)
さて2024年はどんな年になるのだろうか、2023年は私の一文字は「戦」だったな、同じ「戦」でもWBCや阪神決戦みたいなスポーツの戦いは良いが、中東、北欧での今までにない激しい戦争は多くの犠牲を出しながら、まだ続いている、そして中国周辺でもきな臭くなっている
左卜全ではないが「やめてけれゲバゲバ(じゃなくて戦争)」と言いたくなる
今年よりも平和な年であることを願う。