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「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた(254) 甲越 川中島血戦 81

2024年11月20日 20時50分47秒 | 甲越軍記
 武田信玄は、鰐が岳の敵にくい止められて、海野、仁科、高坂の三将が越後に加担の恐れを感じて、挟みうたれれば大事なりと、甘利左衛門尉、相木市兵衛尉、安間三郎右衛門を脇備えとして三将を押さえさせ
先陣を持って、鰐が岳城に押しかかり、ただ一息に攻め落すと揉みに揉んで攻め立てたが
勇猛の越後勢は、恐れることなく城門を開いて馳せ出て防げば、武田勢の死亡多く乱れて下がる
越後勢は勝ちに乗じてなおも攻め寄せれば、原美濃守、加藤駿河守が新手として越後勢に攻めかかる
越後勢は新手の出現にも恐れることなく戦えば、城に戻る道も在れど、義を励み、名を惜しんで「死ねや死ね」と勇敢に戦う
こうなると、さしもの武田勢もしどろに乱れて打ち立てられる

この劣勢を挽回しようと原、加藤自身は槍を振り回して敵に当たる
その時、武田方にて無双の勇士と言われる辻六郎兵衛も踏みとどまり、敵六人を討って落とし、八人に手傷を負わせる
物の具も太刀もしどろに真っ赤な血を滴らせてなおも、打ち回れば、その姿は
鬼神のごとく見えたり

城方の佐野数馬は、これを見て「あっぱれなる敵なり、そこを去るな」と声をかけて近づき、討ってかかる
六郎兵衛尉も金石ならざれば、ついに佐野によって討たれる

原美濃守も乱戦の中で数か所の傷を負い、松木内匠と打ちあい、危うきところを原の郎党が駆け寄って、主の危急を救い陣所に駆け戻る
加藤駿河守もまた手傷多くして、引き下がる
されども信玄は数の優位をもって総攻めに攻め寄せれば、小人数の城方はついに力尽きて落城となる
城から逃げ出した兵も力なく、越後に向けて落ちて行けば、信玄もこれを追って後ろを討たれるを恐れて、追うことをせず
急ぎ川中島に軍を戻して、海野、仁科、高坂入道の反心を責めて三将の首を刎ねた。

海野の名跡を信玄の第二子、盲目の御曹司隆宝(りゅうほう)十八歳に与える
これに付けられた海野の老臣、奥座若狭守は元は百貫の所領であったが、信玄はこれに千貫の所領を与えて隆宝の後見とする。
仁科の名跡は第五の御曹司、油川殿の腹、五郎五歳に与えて五十騎の士を付けられた、仁科五郎信盛と名乗らせる。



大相撲福岡11月場所 ズバリ優勝予想

2024年11月20日 05時26分53秒 | 大相撲
 ズバリ優勝本命は、阿炎でしょう
二番手は豊昇龍、三番手は若隆景でしょう 四番手に琴櫻
そして大穴は尊富士、終盤戦の組み合わせが優勝の行方を大きく左右します
豊昇龍が単独優勝なら13勝2敗、それ以外なら12勝3敗だろう(豊昇龍が決定戦優勝なら12勝)

ここまでで相撲内容が良いのは、一番は豊昇龍 二番は隆の勝 
三番は尊富士、琴櫻、大の里 次いで阿炎
大関陣は、これからの5日間は強い者同士の対戦が続きつぶし合いの可能性大
ここで抜ければ優勝の芽が花になる
隆の勝と尊富士も内容が良いが、相手は平幕ばかり、これから大関、関脇にぶつけられた時が正念場だが、尊富士は幕尻なので有利
阿炎は大関三役との対戦が終わり、これからは平幕の好成績力士と当たるだろう、尊富士、隆の勝、若隆景戦を制すれば優勝するだろう、これが阿炎を優勝候補ナンバーワンにした理由、優勝経験者でもある
また相撲内容が良いと言えないのは、大関、関脇戦が続いたからで一方的に勝てる相手ではないからだ、その中で泥臭く勝ち抜いたのは強い証拠だ

二番手の豊昇龍は今までとは取り口が全然違って、前に出て完璧な投げで圧倒している、大の里、琴櫻が注目される中で本当の闘争心、モンゴル魂に火がついたらしい。
千秋楽で同点優勝決定戦となれば優勝確率は一番になるだろう、阿炎はもう豊昇龍との対戦は無いので、決定戦にならぬよう勝ち抜いて逃げ切ることが大事だ。

三番手の若隆景は優勝して若元春とともに兄弟関脇を狙っている筈
兄弟の相乗効果は大きい、もともと関脇だったのだからプレッシャーはない
阿炎との対決が逆転のチャンス、これに勝てば優勝の確率もあがる。

尊富士の馬力は健在、はたして上位の誰と対戦するのか、それによってチャンスが出てくる
今場所の相撲を見る限り、三大関には1勝2敗か3敗だと思う
だが大関戦が無ければ優勝のチャンスもある、若手ながらすでに優勝経験があるのだから

大の里はほぼ消えた、今場所は11勝して来場所14勝の優勝で横綱を射止める計画書作り
琴櫻はやはり初優勝がプレッシャー、終盤の取りこぼしが多いのが玉に瑕だ
負ける時はあっけなく負けるのが、精神面の弱さかな。

今日からは、3敗以内同士の取り組みが多くなってつぶし合いが始まるでしょう、もう優勝からは脱落したがキーになる力士は大栄翔
この力士に敗れる力士が脱落していく可能性が高い、そして思いがけない刺客になりそうなのが霧島だ、序盤戦5連敗、中盤戦4勝1敗と調子を上げて来た
これから三大関に当たるだろう。

10日まで3敗以内は10人、1敗は隆の勝、豊昇龍、琴櫻の三人、
2敗が尊富士、阿炎の二人 3敗が6人
豊昇龍と琴櫻は直接対決で、どちらかが負ける

今日の取り組み(太字は3敗以内)
琴桜ー若元春  豊昇龍ー大栄翔  大の里隆の勝  若隆景宝富士
阿炎阿武剋  豪ノ山尊富士  湘南の海ー一山本 

12日目以降の予想取り組み
豊昇龍=隆の勝 大の里 霧島 琴櫻
琴 櫻=霧島 大栄翔 大の里 豊昇龍
大の里=大栄翔 豊昇龍 琴櫻 霧島 

今日から目が離せませんね

Alice - 冬の稲妻