おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
6月1日の昨日、とても暑かったですね。
日本各地の多くが真夏日だったそうです。
私は、ひたすら原稿書き、原稿チェックに励んでいました。
テレビで野球の早慶戦も観ていました。
さて、「勇気づけ」にとても参考になる本の紹介です。
『ほめる!知恵―子どもの心を動かす具体的な方法』(多湖 輝著、海竜社、1,400円+税)
千葉大学名誉教授の多湖 輝先生の、10年以上も前の本で、「ほめる」のタイトルですが、内容は完璧に「勇気づけ」です。
「この本の最初に言った『叱る・しつけることが必要なくなるためのほめ育て』も、その究極においては、『ほめることが必要なくなる』ことが、子どものほんとうの成長であり、自立であるということを申しあげて、筆を擱(お)きたいと思います」と、この本の一番最後を結んでいます。
また、著者はこの本で10度くらい、アドラー博士シリーズで有名な星一郎先生のお名前を出し、教えられることが多かった、と書いています。
この本のベースはやはり、アドラー心理学なのです。
1.勇気をあたえるほめ方の知恵
2.自信をあたえるほめ方の知恵
3.能力を伸ばすほめ方の知恵
4.やる気にさせるほめ方の知恵
5.成功へ導くためのほめ方の知恵
6.成績をあげるほめ方の知恵
7.失敗を失敗にさせないほめ方の知恵
8.欠点を長所にさせるほめ方の知恵
9.これだけはやめたい逆効果のほめ方
の章立てを見ても、やはり「勇気づけ」の知恵の本です。
私が アドラー心理学ベーシック・コース で時々行う「ポジティブ・リフレーミング演習」がA先生経由で松原達也先生に伝わり、『自分発見「20の私」』に使われていることも知り、微笑ましい気分になりました。
◆「勇気づけ」を論じるなら、やはり『勇気づけの心理学 増補・改訂版』が決定版でしょう。
◆「勇気づけ」を体感するなら6月14日(土)、15日(日)開催の 勇気づけのワークショップ がお勧めです。
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