おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
5月に受けた人間ドックの結果、2か所ほど異状を指摘され、紹介状を2通預かる体験をしました。
1つは、以前も、というよりか健康診断の度に指摘されることであるため慣れているのですが、もう1つは、実はかなりショックでした。何せ健診センターの医師から直接お電話をいただいたのですから。
次のような妄想が起きました。
私は、あと4~5年でこの世を去る。それにしては、やりかけの仕事が多すぎる。
95歳まで現役を続けるつもりだったが、その夢は25年も早く終わってしまう。
カミさんは気の毒に、伴侶のいない生活を30年近く続けることになる。
私は、かかりつけの医師(A先生)がもともと、ショックを受けた領域の専門家であることを思い起し、紹介先の総合病院でなく、不安な気持ちを抱きながらA先生を昨朝訪ねました。
A先生は、診断結果と画像を見て、こういっしゃいました。
「顔のしわのようなものです。年齢と共にこのようなことは出てきます。念のために薬を出しておきましょう」
「え、それだけでいいのですか?」と私。
「私だってきっとありますよ。ただ、怖くて検査をしないだけですよ」
午後2時からはもう1つのことの二次検査のため健診センターへ。
担当医師はとても親切な人で、いろいろ説明してくれます。
検査が終わって、所見をお聞きするとき、「紹介状を書きますか?」と言われました。
あまり前後関係が読めなかった私は尋ねました。
「紹介状のあるなしで、どれがどう違うのですか?」
「紹介状を出すと、データはその先生のところにいきますが、出さないと、当センターにだけ残ることになります」
ということは、肝心の私自身には、説明を受けただけで、詳しいデータを手にすることができない、ということになります。
「個人情報ですから」とあっさり言われ、紹介状とデータを預かって来たものの、不可解な気持ちで一杯でした。
検査データを本人に知らせないのって、「インフォームド・コンセント」の点でどうでしょうか?
紹介状を口実にデータを預かった私、総合病院でなく、A先生をまた、紹介状を持ってお訪ねしよう。
A先生ならいろいろ教えてくれそうですもの。
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