「悪魔は人間の本音の側にいるから」
るくの言葉。
絵に描いたような貧乏少年、六文の前から父親が突然姿を消し、代わりに現れたのは謎の美少女るくだった。るくは六門の役に立ちたいとエプロン姿でおさんどんを始めるのだが、その隣の部屋で父親は惨殺死体となっていた……。
美少女悪魔や不信心者に天罰を与えんとする天使、さらには怪しげな仏教僧、煩悩のままに生きるクラスメイトらに囲まれた六門の日常を、ほのぼのとブラックでシニカルな笑いと共に描く。
これといって取り柄のない少年のもとに恥ずかしがりの美少女が押しかけ、なし崩しに同居することになる……というベタベタの展開が典型的な願望充足ものに陥らないのが、さすがあさりよしとお。
るくの正体は、このままでは地獄が人間であふれかえると、何とか人間には天国に行ってもらおうと世直しにやってきた悪魔であり、彼女の正体は明らかではないモノの、るくの配下がいずれもそこらの上級天使なら一撃粉砕する大悪魔クラスなので、そうなると上にはあんまりいないわなあ……。
最初に読んだときは、思わず声を上げて大笑い。最近ではさすがに初読時のようなインパクトはないけれど、その面白さは相変わらずです。
【天使】【悪魔】【原始仏教】【貧乏】
るくの言葉。
絵に描いたような貧乏少年、六文の前から父親が突然姿を消し、代わりに現れたのは謎の美少女るくだった。るくは六門の役に立ちたいとエプロン姿でおさんどんを始めるのだが、その隣の部屋で父親は惨殺死体となっていた……。
美少女悪魔や不信心者に天罰を与えんとする天使、さらには怪しげな仏教僧、煩悩のままに生きるクラスメイトらに囲まれた六門の日常を、ほのぼのとブラックでシニカルな笑いと共に描く。
これといって取り柄のない少年のもとに恥ずかしがりの美少女が押しかけ、なし崩しに同居することになる……というベタベタの展開が典型的な願望充足ものに陥らないのが、さすがあさりよしとお。
るくの正体は、このままでは地獄が人間であふれかえると、何とか人間には天国に行ってもらおうと世直しにやってきた悪魔であり、彼女の正体は明らかではないモノの、るくの配下がいずれもそこらの上級天使なら一撃粉砕する大悪魔クラスなので、そうなると上にはあんまりいないわなあ……。
最初に読んだときは、思わず声を上げて大笑い。最近ではさすがに初読時のようなインパクトはないけれど、その面白さは相変わらずです。
【天使】【悪魔】【原始仏教】【貧乏】