藤田香のイラストの大ファンな私ですが、話を読み進めていくうちにキャラクターたちの容姿が勝手にモンキーパンチに脳内変換されてしまっています……。
この『マーベラス・ツインズ』に限らず、古龍の小説は個性的なキャラクターが次々に登場しては消えていくものらしいのだけれど、このキャラクターの入れ替わりのすさまじさに最初は『封神演技』を連想しちゃったのだけれど、これは間違い。もっとテンポが良くて、物語にめりはりがある。どちらかというと、山田風太郎の諸作品に近いかも知れません。
彼を殺そうとする美少女から逃れるために谷底へ転落した小魚児。
転落したふりをして断崖絶壁に身を隠そうとしたところを猿に襲われ、連れ込まれた横穴には、宝を求めて侵入したものの帰れなくなり、10余年を憎み合いながら同居している2人の男がいた。
脱出するための策をめぐらす小魚児だが、その結果、彼らの目の前には天下に名の轟く武勇の達人・武術の名人が何人も集結しているらしいという証拠が集まってくる。だが、最終的に彼らの前に姿を現したのは、十大悪人の一人、<色妖女>であった……。
個性豊かなキャラクターが続々登場し、そして大半は主人公たちの前に姿も見せないまま次々に退場していきます。おーい!
断崖絶壁に孤立無援から一転して地下宮殿へ、そして狡猾美少年・江玉郎と手鎖でつながれたままの大河の脱出口、そして武勇に優れた聖人とも崇められても所詮は江玉郎の父親だという江別鶴の登場と、ストーリーも二転三転。似たもの同士ともいえる江玉郎との逃亡劇、このままだとヒロインの座を占めそうな鉄心蘭の再登場など、ますます盛り上がったまま第一部完!といった感じの2巻でした。
【鎖でつながれたまま逃亡】【奥義書】【脱走】【宝の地図】【博奕】
この『マーベラス・ツインズ』に限らず、古龍の小説は個性的なキャラクターが次々に登場しては消えていくものらしいのだけれど、このキャラクターの入れ替わりのすさまじさに最初は『封神演技』を連想しちゃったのだけれど、これは間違い。もっとテンポが良くて、物語にめりはりがある。どちらかというと、山田風太郎の諸作品に近いかも知れません。
彼を殺そうとする美少女から逃れるために谷底へ転落した小魚児。
転落したふりをして断崖絶壁に身を隠そうとしたところを猿に襲われ、連れ込まれた横穴には、宝を求めて侵入したものの帰れなくなり、10余年を憎み合いながら同居している2人の男がいた。
脱出するための策をめぐらす小魚児だが、その結果、彼らの目の前には天下に名の轟く武勇の達人・武術の名人が何人も集結しているらしいという証拠が集まってくる。だが、最終的に彼らの前に姿を現したのは、十大悪人の一人、<色妖女>であった……。
個性豊かなキャラクターが続々登場し、そして大半は主人公たちの前に姿も見せないまま次々に退場していきます。おーい!
断崖絶壁に孤立無援から一転して地下宮殿へ、そして狡猾美少年・江玉郎と手鎖でつながれたままの大河の脱出口、そして武勇に優れた聖人とも崇められても所詮は江玉郎の父親だという江別鶴の登場と、ストーリーも二転三転。似たもの同士ともいえる江玉郎との逃亡劇、このままだとヒロインの座を占めそうな鉄心蘭の再登場など、ますます盛り上がったまま第一部完!といった感じの2巻でした。
【鎖でつながれたまま逃亡】【奥義書】【脱走】【宝の地図】【博奕】