先月のとある経済誌で、いまさらながら「ライトノベル」について言及されていました。ネタ的には周回遅れですよね。今はむしろエクソダス(有望なラノベ作家を別ジャンルに売り込んで生き残りを図る)の季節でないの?とか思ってますし、それを今さらキーワードでピックアップしましたよ!などと最新情報みたいに言われて、「これまでは小中学生が主なターゲットだったが」などと解説されてもねえ?
それはともかく、さほど紙幅を費やすわけでもなく紹介されていたライトノベルの代表は、男性向けは『フルメタルパニック!』で、女性向けがこの『彩雲国物語』でした。これはちょっとびっくり。
女性向けのノベルといったら、『マリア様がみてる』とか『今日からマ王』あるいは『十二国記』……などと思っていたら、『彩雲国物語』ですものね。うーむ。女性官吏の物語ってところがビジネス誌向きなのかな。記事によれば、かなり高い年齢の女性にまで支持されているんだそうです。紀伊国屋の店頭調査では、4割が19~29歳、30~49歳が3割、それ以上も1割(正確には13.1%)なんだそうで、へえ。
でも、この調査の紹介も「購読者の8割が女性で」と書いている時点で切り口がおかしいよ。だって、ビーンズ文庫だよ!? きれいな女の子がカッコイイ王子様に見初められてキャッキャウフフの文庫だよ? 2割が男性ってとこが問題でしょう!
「王様なんてねー、何したってみんなからいじめられるのが仕事なのよ。あっち立てればこっち立たず。殴られっぱなしなんだから」
十三姫の言葉。
ということで、たぶんこの巻で16冊目ですね。
なんとなくほのぼのしてたり、コメディタッチだった物語も、もうかなりシビアな展開に突入してます。なんというか、「あの設定は話の流れでギャグということでスルーしちゃうんじゃなかったんですかっ!?」みたいな感じで、ただの宮廷コメディだったら笑って済まされるところも、様々な勢力が徹底的に突っつき回り、二重三重に罠を張り、みんな腹に一物も二物も持っていて、一見悪そうな人はやっぱり食えない人で、史上初の女性官吏となった秀麗と国王・劉輝は四面楚歌。防戦一方であちらこちらを突き崩されて崩壊寸前。孤立無援。政争まっただ中です。
あー、読んでて胃が痛いわ。
【文鳥】【花菖蒲】【政治家と役人の違い】【王の官吏】
それはともかく、さほど紙幅を費やすわけでもなく紹介されていたライトノベルの代表は、男性向けは『フルメタルパニック!』で、女性向けがこの『彩雲国物語』でした。これはちょっとびっくり。
女性向けのノベルといったら、『マリア様がみてる』とか『今日からマ王』あるいは『十二国記』……などと思っていたら、『彩雲国物語』ですものね。うーむ。女性官吏の物語ってところがビジネス誌向きなのかな。記事によれば、かなり高い年齢の女性にまで支持されているんだそうです。紀伊国屋の店頭調査では、4割が19~29歳、30~49歳が3割、それ以上も1割(正確には13.1%)なんだそうで、へえ。
でも、この調査の紹介も「購読者の8割が女性で」と書いている時点で切り口がおかしいよ。だって、ビーンズ文庫だよ!? きれいな女の子がカッコイイ王子様に見初められてキャッキャウフフの文庫だよ? 2割が男性ってとこが問題でしょう!
「王様なんてねー、何したってみんなからいじめられるのが仕事なのよ。あっち立てればこっち立たず。殴られっぱなしなんだから」
十三姫の言葉。
ということで、たぶんこの巻で16冊目ですね。
なんとなくほのぼのしてたり、コメディタッチだった物語も、もうかなりシビアな展開に突入してます。なんというか、「あの設定は話の流れでギャグということでスルーしちゃうんじゃなかったんですかっ!?」みたいな感じで、ただの宮廷コメディだったら笑って済まされるところも、様々な勢力が徹底的に突っつき回り、二重三重に罠を張り、みんな腹に一物も二物も持っていて、一見悪そうな人はやっぱり食えない人で、史上初の女性官吏となった秀麗と国王・劉輝は四面楚歌。防戦一方であちらこちらを突き崩されて崩壊寸前。孤立無援。政争まっただ中です。
あー、読んでて胃が痛いわ。
【文鳥】【花菖蒲】【政治家と役人の違い】【王の官吏】