日本では……というか、本家イギリスでもシャーロック・ホームズの生みの親としてばかり有名で、あとは『失われた世界』のチャレンジャー教授くらいしか知られていない作家コナン・ドイル。でも、本人が本当に書きたかったのは歴史小説で、晩年はオカルトに傾倒していたというのも、そこそこ知られた話。
そんなコナン・ドイルの諸作品を、ジャンルごとに集成した創元推理文庫の『ドイル傑作集』もやっと4巻。別の出版社でスタートした時みたいに、途中でぽしゃりはしないかとドキドキしていましたが、なんとかここまで辿り着きました。
さて、今回は『陸の海賊』というタイトルからして海賊物か!?と思いきや、確かに海賊物も数編入っていますが「スポーツ・冒険編」。いきなりボクシングの懸賞試合から始まって、狐狩りやらクリケットやらあれこれ。実はスポーツ小説というとキンセラの『シューレス・ジョー』、ブラウンの『プレーボール!2002年』、大泉浩一の『杜の都のボールパーク』くらいと全部書名をあげられるくらいしか読んでいませんでしたが、みんな読めば面白いんですよねえ。
こうしたスポーツ小説がさほど人気にならなかったというのは、ホームズが偉大すぎたのか、はたまた当時のスポーツ小説の水準がこれくらいだったのか。これも充分に楽しめました。
【陸の海賊】【ドイル傑作集4】【コナン・ドイル】【拳闘】【幽霊譚】【復讐譚】【魔球】【海賊】【勇将ジェラール】
そんなコナン・ドイルの諸作品を、ジャンルごとに集成した創元推理文庫の『ドイル傑作集』もやっと4巻。別の出版社でスタートした時みたいに、途中でぽしゃりはしないかとドキドキしていましたが、なんとかここまで辿り着きました。
さて、今回は『陸の海賊』というタイトルからして海賊物か!?と思いきや、確かに海賊物も数編入っていますが「スポーツ・冒険編」。いきなりボクシングの懸賞試合から始まって、狐狩りやらクリケットやらあれこれ。実はスポーツ小説というとキンセラの『シューレス・ジョー』、ブラウンの『プレーボール!2002年』、大泉浩一の『杜の都のボールパーク』くらいと全部書名をあげられるくらいしか読んでいませんでしたが、みんな読めば面白いんですよねえ。
こうしたスポーツ小説がさほど人気にならなかったというのは、ホームズが偉大すぎたのか、はたまた当時のスポーツ小説の水準がこれくらいだったのか。これも充分に楽しめました。
【陸の海賊】【ドイル傑作集4】【コナン・ドイル】【拳闘】【幽霊譚】【復讐譚】【魔球】【海賊】【勇将ジェラール】