歴史が浅いから仕方がないのだけれど、架空戦記とか仮想戦記あるいはシミュレーション戦記というジャンルは不幸なもので、関心のない外部からはクソミソに評価されがちです。
『水戸黄門』にリアリティがない、ストーリーがワンパターンと文句をつける者は多くないし、つけても周囲に笑われるだけです。あるいは山岡荘八の『徳川家康』に萌えが足りないと文句をつける奴はおかしい(逆に萌えてもおかしいけれど)。 江戸時代を舞台にした小説といっても(『水戸黄門』は小説じゃないけれど)、時代小説もあれば歴史小説もあるし伝奇小説だってある。そして、詳しくなくてもみんななんとなくその違いは認識していると思います。
比較的歴史の浅いSFも、さすがに最近では「ビキニ宇宙服の美女が醜悪な宇宙人に襲われる話」と思われることはないんじゃないかな。ジャンルの分け方でサイエンスフィクションだサイファイだとコップの中の戦争をすることはあっても。まあ、そんなに子供だましと思われることは少なくなりました。
ところが、架空戦記はまだまだです。願望充足型の夢物語も知的な可能性追求のシミュレーションもひとくくりです。まあ、戦艦大和と零戦が二枚看板のジャンルですから仕方がないのかも知れませんが、ときどき一言いいたくなりますね。中身見てから話せーよ!と。
さて、装甲空母の活躍を描く『南溟の乾坤』もいよいよ2巻。FS作戦も第2段階へと移行し、エスピリトゥサント島攻略フェイズへと突入します。陸軍がこの島を制圧できれば、ニューカレドニア侵攻の足がかりとなり、連合軍からオーストラリアを脱落させることも可能となるのです。
ワンポイントながら大和と武蔵も活躍しますが、どちらにとっても厳しい戦いが続きます。この作戦を成功させるため、陸軍と海軍は綿密な連携を約束し乾坤一擲の作戦を開始しますが、それを阻止せねばならないのがアメリカです。こちらも海軍と空軍が連携し、日本艦隊殲滅のための罠を張り巡らして待ち受けます。
欲を言えばもう少し熱いセリフ、ニヤリとできるセリフが欲しい気がします。
【南溟の乾坤】【装甲空母死闘!】【内田弘樹】【葛城型航空母艦】【葛城】【生駒】【水切り】【輸送船団】
『水戸黄門』にリアリティがない、ストーリーがワンパターンと文句をつける者は多くないし、つけても周囲に笑われるだけです。あるいは山岡荘八の『徳川家康』に萌えが足りないと文句をつける奴はおかしい(逆に萌えてもおかしいけれど)。 江戸時代を舞台にした小説といっても(『水戸黄門』は小説じゃないけれど)、時代小説もあれば歴史小説もあるし伝奇小説だってある。そして、詳しくなくてもみんななんとなくその違いは認識していると思います。
比較的歴史の浅いSFも、さすがに最近では「ビキニ宇宙服の美女が醜悪な宇宙人に襲われる話」と思われることはないんじゃないかな。ジャンルの分け方でサイエンスフィクションだサイファイだとコップの中の戦争をすることはあっても。まあ、そんなに子供だましと思われることは少なくなりました。
ところが、架空戦記はまだまだです。願望充足型の夢物語も知的な可能性追求のシミュレーションもひとくくりです。まあ、戦艦大和と零戦が二枚看板のジャンルですから仕方がないのかも知れませんが、ときどき一言いいたくなりますね。中身見てから話せーよ!と。
さて、装甲空母の活躍を描く『南溟の乾坤』もいよいよ2巻。FS作戦も第2段階へと移行し、エスピリトゥサント島攻略フェイズへと突入します。陸軍がこの島を制圧できれば、ニューカレドニア侵攻の足がかりとなり、連合軍からオーストラリアを脱落させることも可能となるのです。
ワンポイントながら大和と武蔵も活躍しますが、どちらにとっても厳しい戦いが続きます。この作戦を成功させるため、陸軍と海軍は綿密な連携を約束し乾坤一擲の作戦を開始しますが、それを阻止せねばならないのがアメリカです。こちらも海軍と空軍が連携し、日本艦隊殲滅のための罠を張り巡らして待ち受けます。
欲を言えばもう少し熱いセリフ、ニヤリとできるセリフが欲しい気がします。
【南溟の乾坤】【装甲空母死闘!】【内田弘樹】【葛城型航空母艦】【葛城】【生駒】【水切り】【輸送船団】