「君が、僕の理想のネオヒューマンだったんです」
シリーズ完結。『特捜司法官S-A』の物語もおしまいだそうです。
大団円かどうかは読む人にお任せということですが、安心して読み終えることのできたシリーズでした。
頭脳も肉体も「人間」以上であり、警察から司法まで犯罪に対する生殺与奪のすべてを与えられた存在でありながら、あくまで“道具”として耐用年数が過ぎれば破棄されるしかない「合成人間」の特捜司法官。今回はそれに第三の存在として、「人間」を継ぐ者として台頭しつつある「ネオヒューマン」を絡めての事件でしたが、ここは「人間」vs「ネオヒューマン」だけでなく、「合成人間」も絡めてのテーマにまで発展させて欲しかったなと、そこが残念。
それから、全体として伏線を張って回収する流れにちょっとムラがあって、10巻になってバタバタと畳まれた印象がありました。いや、10巻で大団円を迎えようとは、9巻を読み終えた時点では想像できませんでした。
そんなことを言いつつも、面白い物語であり、愛おしいキャラクターたちでした。
【新・特捜司法官S-A】【ジョーカー外伝】【麻城ゆう】【道原かつみ】【スポンサー】【超高度量子通信システム】【メル友】
シリーズ完結。『特捜司法官S-A』の物語もおしまいだそうです。
大団円かどうかは読む人にお任せということですが、安心して読み終えることのできたシリーズでした。
頭脳も肉体も「人間」以上であり、警察から司法まで犯罪に対する生殺与奪のすべてを与えられた存在でありながら、あくまで“道具”として耐用年数が過ぎれば破棄されるしかない「合成人間」の特捜司法官。今回はそれに第三の存在として、「人間」を継ぐ者として台頭しつつある「ネオヒューマン」を絡めての事件でしたが、ここは「人間」vs「ネオヒューマン」だけでなく、「合成人間」も絡めてのテーマにまで発展させて欲しかったなと、そこが残念。
それから、全体として伏線を張って回収する流れにちょっとムラがあって、10巻になってバタバタと畳まれた印象がありました。いや、10巻で大団円を迎えようとは、9巻を読み終えた時点では想像できませんでした。
そんなことを言いつつも、面白い物語であり、愛おしいキャラクターたちでした。
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