昔、火星シリーズやターザンなどのイラストで知られるフランク・フラゼッタの絵が好きで、イラスト集などを買い集めたものなのだけれど、ちょっとバタ臭すぎるヒロインの顔だけがちょい苦手でした。
その過程で知ったのが、同じくファンタジー小説系の挿絵を中心に活躍しているボリス・ヴァレホ(Boris Vallejo)。ペルー出身でアメリカ在住。フラゼッタの影響を強く受けたそうですが、彼よりは日本人好みの(というか自分好みの)美人を描きました。
ところが、最近の画集はジュリー・ベルとの共著ばかり。なにがあったかと思えば、夫婦なんですね。
この画集は、そのボリスとジュリーの初期作から近作までの傑作選。
技術的なことはわからないけれど、モデルの好みの変遷というか嗜好の違いは歴然。最初は目鼻立ちがはっきりして鮮やかだけれど、全体的にはすっきりした美人が多かったのに、後半はリアル系というか絵に描いたような美人が減りました。奥さんの影響も強いのかなあ。
ジュリー・ベルのイラストも、やはりファンタジー・SF系のイラストばかりですが、そこらの街角でいくらでも見かけるような普通の顔の女性ばかり。リアル指向といえばそうですが、水着同然の衣装で、武器をかまえたヒロインたちの容姿が、そこらのおばちゃんレベルではショボン……というもの。
絵としてはすごく綺麗で迫力があるんだけれど……。
【THE ULTIMATE COLLECTION】【ボリス・ヴァレホ&ジュリー・ベル】
その過程で知ったのが、同じくファンタジー小説系の挿絵を中心に活躍しているボリス・ヴァレホ(Boris Vallejo)。ペルー出身でアメリカ在住。フラゼッタの影響を強く受けたそうですが、彼よりは日本人好みの(というか自分好みの)美人を描きました。
ところが、最近の画集はジュリー・ベルとの共著ばかり。なにがあったかと思えば、夫婦なんですね。
この画集は、そのボリスとジュリーの初期作から近作までの傑作選。
技術的なことはわからないけれど、モデルの好みの変遷というか嗜好の違いは歴然。最初は目鼻立ちがはっきりして鮮やかだけれど、全体的にはすっきりした美人が多かったのに、後半はリアル系というか絵に描いたような美人が減りました。奥さんの影響も強いのかなあ。
ジュリー・ベルのイラストも、やはりファンタジー・SF系のイラストばかりですが、そこらの街角でいくらでも見かけるような普通の顔の女性ばかり。リアル指向といえばそうですが、水着同然の衣装で、武器をかまえたヒロインたちの容姿が、そこらのおばちゃんレベルではショボン……というもの。
絵としてはすごく綺麗で迫力があるんだけれど……。
【THE ULTIMATE COLLECTION】【ボリス・ヴァレホ&ジュリー・ベル】