付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「はたらく魔王さま!(6)」 和ヶ原聡司

2012-10-25 | 日常の不思議・エブリデイ・マジック
「日常ってのは変わらないものなんかじゃなくて、目に見えない速度で確実に時間が動いていることを言うんだろうな」
 魔王の真奥の述懐。

 狭苦しい6畳1間に集ったのは、悪魔が2人に、大天使が1人、堕天使が1人。さらに勇者と聖職者と女子高生。
 どう見ても相容れぬ者たちが集うのだが、その中心は誰あろう、女子高生の千穂だった……。

 いちばん非力で、いちばん普通の千穂が誰よりもがんばって世界を動かそうと決意する無双な回。
 この話そのものも、同じような話が淡々と続いているようでいて、ちゃんと前に進んでいますね。日常の話とはこういうものなのかもしれません。むしろ波瀾万丈した挙げ句に振り出しに戻る非日常の話って目立ちますよね。そのあたりの分析は、きちんとしたら面白いかも。

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コメント
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