goo

手首を固めない

私が中、高と習っていた先生に口を酸っぱくしていわれたことは「手首を動かさない」ということだった。今思うとそれは指をパラパラと動かすための基本なのだが、かえってがちっと手首に力が入りツェルニ-は弾けてもショパンのエチュードはどうしてよいやら途方にくれて全く弾けなかった。今思うに手首は指の動きに連動して上下に揺れずにいるのが大事で、その他は固まらず自由自在でないといけない。たとえていうなら手首と指の関係は月と地球の関係、地球が手首で月が指である。地球が中心でとどまり引力が働き月が動いて回りをまわる。(止まらずに回り続けるという意味ではない)ところが地球も実はじっとしているのではなく動いていて太陽の回りをまわっているのだ。ショパンのエチュードは固まらない自由な手首、太陽の引力のもとで回りをまわる地球のような手首の動きを会得するためのものだと思う。腕を全体でとらえたら手首は透明になり存在を感じなくなるのでは?という気が最近している。(ただし透明といえども手先の方向をきめる重要地点である)では何が太陽か?肩かなあ?ウーン、ここから先はまだ分からない。
(・_*)\
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )