goo

ワルツの暗譜 vs 不協和音を好む人

ショパンのワルツ、暗譜するため録音してみた。ラフマニノフに比べて遥かに暗譜しやすいかと思いきや、左の和音の多彩なこと、同じ和音でも転回形が変わってたり右の装飾音に気を取られてたら左も結構語っていたり、ちゃんと弾けてない所だらけだった。
でコレルリと比較して思ったのだが、このワルツは右に受け答えする左はちゃんと調和しているが、コレルリって右に対しての左の合いの手などが不協和音だらけなのだ。なんか人前で弾くと引っ掛かる所って左右が同じように動いていながら同じ音じゃなくわざと相容れない音を使ってたりする。じっくり楽譜みて音をよく聞くと「これって変よねぇ~」というのがいっぱい。人前で弾いて止まった所は自分の意識が拡大鏡のようになって気付いてなかった違和感が一気にでてきて手が止まったのかなぁ~。ラフマニノフは不協和音で昔びっくりされたというショパンのプレリュード20番で変奏曲を書いてるぐらいだから、やはり不協和音が大好きな人だったのではないかと思う。コレルリを聞いて「ラフマニノフの考えているが分からない」と言った友人がいるがこのせいかも…。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )