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苦しみの表情 ー 車田さんのyou tube

 最近ハマっているyou tubeサイトがある。それはドイツ在住の声楽家、車田さんの動画だ.音楽の事、作曲家の事、業界の諸事情などを分かりやすく解説してくれている。その中で特によかったのが、日本人は苦しそうな表情で音楽を演奏する人が多いという動画。 

 以前、フランクを弾いていた時、自分の顔を曲のイメージと一致させないと音楽に入り込んでいけないと思ったのだが、どうも西洋人は捉え方が違うようだ。つまり苦しみをうちにこめて苦悶の表情で弾くのは、「そんなに具合が悪ければ演奏をやめて休んだらよい」という見方になるそうだ。苦しみも自分で受け止めすぎると音楽が広がっていかない。なので外に開かれた苦しみの表情をするのだと。曲と苦しみを分かち合うのは演歌の世界らしい。なるほど、音楽の表現は外向きに開かれたものでないといけないんだな。

 声楽家の世界ではエ-ジェントと一緒に表情も作っていくので、おかしかったら直されるらしい。ピアノを弾く時も、エ-ジエントに直されるかも?と思いながら弾かないといけないんだなあ〜〜。


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