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杵築駅である。木造駅舎であろう。屋根瓦が小雨に濡れ真新しさが目を惹く。
日豊本線が大きく迂回しつつ極力杵築市に近づこうとしたのであろうが、杵築市街とはほど遠い。鉄道を利用して杵築駅で降り立った人々はびっくりするだろう。
市の名を冠するほどであるから駅前はある程度賑やかさがあろうというものだがここには全くと言っていいほどなにもない。バスとタクシーが市街地へのアクセスである。
しかし、場末にあってこの洒落た駅舎はかなり珍しいのではないだろうか。
それに付け加えて赤いポストが一段と輝いて見える。単色の中のワンポイントである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/fa/46a0789ab3a7654c00c10e6e2ba604d3.jpg)
少しズームした。六四ぐらいの位置に車寄せがある。ど真ん中でなく非対称が全体を落ち着かせて見せている。心憎い造りである。
その昔は国鉄杵築駅と杵築市街を結ぶ大分交通国東線があった。が、それも人口の減少とモータリーゼーションの普及。決め手は橋梁落下。これにによって廃止へと余儀なくなってしまった。
小雨降る中を人々が降り立っている。