日々好日

さて今日のニュースは

未承認薬使用可能となるか?

2013-12-04 07:49:38 | Weblog
新薬が開発されても、副作用や色々の問題があって、厳しい臨床試験を経て無いと
使用出来ないようになって居る。

日本は諸外国に較べ臨床試験が厳しく新薬開発から販売までの長いとされて居た。

今回厚労省は、ガン等命に関わる病気で、代わりの治療法がない、患者に限り
臨床試験の最終段階に有る未承認薬を、使用出来る新制度を2015年度から
始める方針を打ち出しました。

ガン患者で他に治療法がないと条件付きではあるが、やはり素晴らしい第1歩
の様に思えます。

ただ此は臨床試験最終段階の新薬なので、言葉を換えていえばモルモット代わり
にされる危険性もあると云えます。

新薬承認には通常製薬企業が患者に投与し効果・安全性を確かめる臨床試験が
必要で患者さんの意志で参加させて居ます。

だが年齢・持病・他の薬の使用状況等の条件で参加出来ない場合があります。

今回他に治療法の無いガン患者等から是非企業の臨床試験に参加させて欲しい
との強い要望が出されたため、製薬会社の臨床試験とは別個に医者が臨床試験
を行う制度を導入する事にした。

条件としては、一定の安全性が確認されて居る薬ある事。
承認された薬ではダメで代わった治療法がないガン患者等と特定ずけて居る。

実施に当たっては医師は治療計画を國に提出する。
医師は臨床試験の遣り方を定めた省令のルールに則って行う。

無暗矢鱈に医師が、臨床試験を行う事ではないが、臨床試験を行うに当たり
シッカリした患者の意志を書面に取って置き、もし医療裁判が起きた場合に
備える必要があるのかも・・・

当面需要が高い抗ガン剤で開始する。
既に国立ガン研究センターでは試験的モデル事業として導入されて居る。

今後はどの様な薬に拡大するか?薬は無料にするか?等検討し、再来年から
いよいよ本格導入となる模様。

現在海外で承認されて居る薬が国内で使えず、医療機関を通じ薬を海外から
輸入して貰い使用して居る患者も居る。

この問題はTPP協定の医療分野の問題点とされて居る一つでもある。

国家安全保障会議NSC今日から始動早速四者会合開かれるか?

2013-12-04 07:07:25 | Weblog
国家の安全保障政策の司令塔となる、日本版NSC国家安全保障会議が今日から
始動します。

昨日此までの8閣僚で行う最後の「安全保障会議」が行われ新しい組織引き継ぎ
が終わりました。


新たに国家と云う文字がついた事と、日本版NSCだと強調して居る事を除くと
余り代わり映えのしない交代劇ですね。

内容については前回書きましたが、お復習いをすると下記の通りです。

首相・外相・防衛相・官房長官の四者会合。
此までの安全保障会議と同じ様な8閣僚による会合。
首相と指定された閣僚による緊急会合。

国家安全保障会議はこの3会合で構成されます。

事務局は外務・防衛省中心に60名の職員が出向し「国家安全保障局」設置する。
初代局長も既に決定した。
国家安全保障担当首相補佐官もすでに決定。

早速今日発足をかねた四者会合が開かれる予定です。

中国防空識別圏設定問題や尖閣諸島等の外交・安全保障問題が議題に挙がると
推測される。

この国家安全保障会議では今後国家安全保障戦略や新防衛大綱策定にむけての
討議等が行われと思われる。

それにつけてもこの国家安全保障会議には不可欠とされるのが特定秘密保護法案
ですが、この法案は現在参院で難航しています。

自民党・公明党与党は来年度予算編成の関係もあるので今国会は会期延長せず
12月6日までには是が非でも成立させると云う強い姿勢です。

そのためには強行採決も辞さぬと云う意向らしい。

果たして其処までして良い結果が出るのでしょうか?