医療費診療報酬問題は、これまで医療の充実を求める医療関係と、年々増え続ける医療費を
何とか抑えたい政府・財務省の鬩ぎ合いで色々変わって来ました。
今回2014年度予算編成でも診療報酬の見直しが焦点の一つになって居ます。
病院の収支を左右する医療報酬は2年に1度見直されシステムになって居て来年が該当年と
なります。
大幅なマイナス改定を主張する財務省と、プラス改定を求める自民党・厚労省。
今回改定は薬等の公定価格である薬価でこれは既に1・4%程度引き下げる事で固まって居る。
医師の技術料等本体部分はほぼ据え置きとしています。
政府は増減幅を示す改定率を0%前後にする方向で調整に入って居る模様。
ただ消費税増税による仕入れコストの増加を、医療機関に1・4%補填するとされて居るが実質
はマイナス1%超えの改定になりそうだとの事。
財務省は診療報酬が1%上がると公費・保険料・患者負担で賄う医療費が4200億円ふえると
算盤を弾いています。
しかし民間病院の黒字額は7621万円と推定し、今でも充分利益があるとみて居る様です。
だが自民党厚労省族にとって見れば診療報酬をどれだけアップ出来るかが問われて居るので
こちらも死にもの狂いです。
病院の死活問題は即自分の議員生命に関係して来るのだから無理もありません。
消費税増税対応額プラス薬価プラス医師の技術料の本体部分の総計が果たして据え置きになる
のかそれともプラスになるのか?
明日最終決定は行われるとの事です。
我々にも保険料や診察料のアップに繋がる事で、見逃せない重要な事でもあります。