先日国連を通じ南スーダン国連平和維持活動に参加して居る韓国軍から銃弾
1万発の無償提供要請があった。
此に対して我が国は武器輸出三原則の特例措置として要請を受け銃弾1万発
の韓国軍への無償提供をしました。
この事で各方面に様々な波紋が起きて居ます。
まず無償提供を受けた現地韓国軍から大変助かった、此は韓国軍と日本軍の
強い絆の象徴とベタ褒めの謝辞があったと現地からの報告。
しかし韓国政府は違った返答です。
韓国国防省は銃弾はまだ有ったが予備的ものとして国連に要請したとしました。
又韓国政府もあくまで此は国連に要請したもので日本に要請したものではない
点を強調し日本から助けて貰った事は否定しました。
ただ現地の様子からは相当逼迫したものがあって本国から銃弾を取り寄せる
余裕がなかったのではないか?
韓国としてはあくまで仇である日本に銃弾の無償提供等云える立場で無いが
口径が合う銃弾は日本しかなく国連に泣きついたのでしょう。
韓国政府はPKO活動で必要物品の融通はよくある話しで、冷え込む日韓関係
とは別問題として扱って居ます。
処が日本政府の一部ではこの一連の動きを日韓対話の糸口にすると共に
2014年防衛大綱に決められた武器輸出三原則の廃止の前倒しで例外措置
としてなし崩しに実績を挙げて行こうと云う下心が見え見えですね。
安全保障や防衛態勢の強化を狙う安倍政権に取っては大変絶好な機会だった
様です。
しかし反面「ミツギ」役のピエロの様な気がしてなりません。
無理して「貢いだ」割りには感謝されるのが少なく却って叩かれては割りに合い
ませんね。