秘密保護法案いよいよ今日参院強行採決か？

臨時国会は会期終了明日に控えていよいよ激しさを増して来ました。

何が何でも今国会で特定秘密保護法案を成立させねばならない与党はもう恥じも外聞も
打ち捨てて今日は参院国家安全保障特別委員会の審議を打ち切り６日に本会議で強行
採決して成立させたい意向です。

昨日は異例の党首会談が行われ深夜まで参院本会議はもつれこんで大混乱。

党首会談では民主党党首が「官僚に依る官僚のための情報隠しの法案だと」激しく非難。
此に対し安倍総理は充分に審議を尽くし万全の構えが出来たので何等心配ないと反論。
おまけに突然チェツクの第三者機関として「保全監視委員会」設置を言い出した。

しかし此は第三機関とは言えない執行機関の外務・防衛等から出向官僚によるもので、
政府から独立した第三機関とは程遠い内容らしい。

政府は当初チェックの第三機関設置には消極的でどちらかと云うと否定的立場を取って
きました。

其れで官僚によるチェック機能を持たせる事まで譲歩したのでしょう。

此では何にもなりませんね。

野党が云う官僚のための法案だと云う事も満更的を得て射るとも云われかも。

国会周辺では自民党幹事長から大音響のデモはテロに等しいと決めつけられた市民団体が
秘密保護法案反対・強行採決反対を叫び何千人も集まっているとか。

中には映画の山田洋二監督や俳優の吉永小百合さんの顔を見られるとか。

矢張りこの特定秘密保護法案は運用の仕方一つで大変悪法に変貌する可能性を持った大変
危険な法案のようだ。

趣旨は国家の特定秘密に指定された物を漏洩した公務員を厳しく罰すると云う法律ですが、
報道の自由。国民の知る権利の規制。言論の自由の規制等々に危険性を秘めて居ます。

現在特定秘密に指定出来る省庁等行政機関は５０程有るらしく、国家安全のためと云う名目は
簡単に出来るのでこんなものまで特定秘密か？と云われるものまで指定される恐れが出て来た。

なにせ５年間特定秘密を指定しない省庁は指定する権利を失うのですから、是が非でも指定する
に違い有りませんね。

其れが省益となるのですから・・・

なんでもかんでも官僚からそれは国家秘密特定秘密だからと隠されてしまう畏れ大になりましたね。