石原環境相・根本復興相は福島県知事等と会談し、福島原発事故徐染の大量の汚染廃棄物
の長期保管する「中間貯蔵施設施設」を国有化する計画を説明し受け入れを要請した。
中間貯蔵施設とは、福島原発事故の徐染で生じた汚染土壌・廃棄物を最終処分するまでの間
最長30年間管理・保管する施設である。
國の計画では、双葉町の約5平方キロ・大熊町約11平方キロ・楢葉町3平方キロを国有化。
総計で19平方キロ、大体東京ドーム406個分に相当する宏大な土地を国有化する。
国有化された土地では、放射性セシウム濃度に応じ1キロ当たり10万ベクトルを超えた焼却灰
や廃棄物は専用容器に入れて建屋の中に保管する。
10万ベクトル以下の焼却灰・廃棄物は防水処理して地下に埋葬する事になって居ます。
石原環境相の説明では、中間貯蔵施設は福島復興に不可欠、地元に大きな負担を掛けるが
なるべき早く受け容れて欲しいと要請した。
又同意が得られれば貯蔵開始後30年内に県外での最終処分の法制化を約束した。
これは先にエネルギィー基本計画案で原発は基盤電源と断じ、高レベル放射性廃棄物の
最終処分地は、國が候補地を示す事を明記して居るので、此とも関連がありそうだ。
いずれ國は2015年1月から使用開始を目指して居るので来年の早い時期に地元の同意
を取りつけて来年4月には工事に着手する構えです。
既に来年度予算に土地買収費用として1000億円が計上されて居るので今更同意もない
様な気がしますね。
政府の計画ではこの中間貯蔵所に最大2800万立方メートルの廃棄物等貯蔵可能で
総工事費は約1兆円と云う膨大な額になる模様です。