日々好日

さて今日のニュースは

14年度予算新規国債は42兆円前後か?

2013-12-08 07:38:10 | Weblog
政府は14年度予算で新規国債発行額は42兆円前後とする方向で検討に入った。

14年度は消費税増税もあり、またアベノミクス効果で企業の業績も向上して大幅
税収増が望める事から国債発行高を減らす事とした模様。

13年度予算当初予算の国債発行額は42兆9千億円でしたが、此を1兆円近く
減らし42兆円前後とする。

詳しく言うと13年度の国の一般会計税収は43兆960億円でした。
此が14年度は7兆円増えて50兆円を突破する見込みです。

原因として来年4月からの消費税増税と景気回復による法人税収の伸びが見込まれます。

ただ消費税増税分は社会保障関連の基礎年金国庫負担財源が約束され自由には使用出来
無いようになって居ます。

しかし消費税対策として、低所得者向け現金給付等や法人向け消費税対策が取られ此を
13年度補正予算と併せて執行すると言う裏技も披露しています。

何よりも国債の元利払い等を除いた「政策的経費」が13年度予算より4兆円以上多く
なって75兆円程度膨らんで居るのも心配です。

民主党政権時代の様に国債発行にイチイチ国会の承認を得なくても出来る様になった
のでその点は大変助かる様ですね。

前の様に債務不履行を心配する必要がなくなったのですから・・・

しかし当初予算の国債発行高が幾ら減っても、その後補正予算の度赤字国債を発行して
居たら今までより悪い情況となりますね。

14年度当初予算と補正予算を加えると、恐らく100兆円超えではと予測されますね。

因みに13年度当初予算額は復興特別会計と合わせて97兆円と言われ補正予算を加える
と優に100兆円超えていますね。

日本の國の借金と地方自治体の借金を合わせて100兆円超えと言われていますので額は
大体同じ位の予算とも言えますね。

数のスゴサと恐ろしさ改めて国民は知る秘密保護法案成立

2013-12-08 06:40:58 | Weblog
今日の新聞のトップ記事は何と言っても特定秘密保護法案参院本会議で強行採決
成立したと言う事でしょう。

投票総数212票賛成130票・反対82票・欠席棄権28票です。

此を見て国民はどんな事を感じるでしょうか?
いや感じねばならないでしょうか?

絶対多数の賛成で正当性が支持されたと感じる人。
反対に数の横暴と感じる人。

民主党政権時代のあのぐちゃぐちゃの「ネジレ国会」脱却を喜ぶ人。
何でも出来る与党に一種のコワサを感じる人。

立場立場で考え方は色々変わると思います。

この欠席や棄権をされた方々の考えも色々なものがあると思われます。

ただ此が國の良識の府と言われた現在の参議院と思うと何となく情けないです。

参議院本会議強行採決前に傍聴席から靴が投げ込まれ一時混乱状態に陥ったとか。

善悪は別にして、此が本当の国民の意思表示かも知れませんね。

与党にも後ろめたい気があるのか、石破自民党幹事長は国会に特定秘密の内容を
監視する機関を新設する方向を検討する様作業指示したとか。

安倍首相は本来第三者のチェック機関は認め無い方針でした、内閣府にその様な
チェック機関を設ける案を出したが、其れではチェツク機能しないと反対された。

現在この法律成立直前政府は四つのチェック機関新設を相次いで表明しています。

この法案のキィーポイントとなるのは「特定秘密」の「範囲と運営」「期間は」?
そして其れを監視する第三のチェック機関です。

この法案は前の民主党政権時代に尖閣諸島で繰り広げられた中国漁船との攻防戰を
保安庁職員がマスコミにリークし國の面目が丸つぶれとなった事件を契機に秘密を
漏洩した公務員を厳重に処罰できないかと言う事で検討され始めた。

初めは漏洩した公務員には死刑をと言う極論もあった様ですが最高刑10年で決着。

処がこの法律にはどうやら裏がありそうと一部マスコミが騒ぎ出した。

報道の自由・国民の知る権利が国益優先で國に都合の悪い事は隠匿されてしまうのでは
と報道されたので俄然世間が騒ぎだした。

尻馬に乗った大衆と共に反対者が国会周辺で反対デモを行う。

此を自民党幹事長が大音反対デモはテロと同じと批判し益々盛り上がってしまい、
最後は国会周辺のデモ群集は1万人を越したそうです。

しかし国民が選択した与党の数には到底及びません。

此が民主主義のルールーですから、絶対服従ですね。

国民は数のスゴサとコワサを改めて思い知らされましたね。