国会議員の先生方毎日深夜までご苦労さんです

臨時国会は会期延期はしないと言って居た自民党ですが、余りの野党の抵抗の激しさ
ウカウカすると廃案になりかねないとばかり２日間会期延長を検討し始めた様だ。

野党は、特定秘密保護法案をもっと審議するために会期延長を主張し延長がないなら、
抵抗して廃案にしてしまえと言う戦術です。

与党としては、何が何でも今国会で秘密保護法案を成立せねば理由があるらしく、
廃案にされたら困ると、明日・明後日と２日間の会期延長に踏み切った様です。

何かどっちもどっちと言う感じがしますが、昨日は参院の強行採決を行った委員長を
問責に掛けるかと思うと、今日は法案を余り理解してないのではと担当大臣を是また
問責に掛けると言う。

トドの詰まりは内閣不信任案まで持ちだしてドロ試合となってしまった。

こんな無駄な事を深夜までして何になるのでしょうか？

確かに特定秘密保護法案はコワイ悪法になる可能性がある法律です。

しかしこの法案が出来た頃は此ほどまで騒がなかったのでは？

私は８月２６日政府が秘密漏洩の公務員罰則強化のため当初の「特定秘密保全法案」が
「特定秘密保護法案」に姿を変えて検討し出した頃取り上げました。

そして政府はパブリックコメントを異例の早さで終わらせた事も取り上げました。

臨時国会が始まり前から既にそのコワサは充分に判って居た筈なのに何故か、国益
優先で、漏洩した公務員の処罰強化は当たり前と受け取られていました。

処が戦前の治安維持法とか、国家総動員法に匹敵する様な言論統制が可能となる法案と
判りだして世間が騒ぎだした。

しかし国会議員の腰は重く真剣に考えて呉れていた国会議員何人いたでしょうね。

こんな騒ぎになったのは、衆院選で惨敗し見る蔭もなくなった野党がこの法案をターゲット
にすれば一矢を報いる事が出来るとばかり騒ぎ出したためです。

所詮は数で負ける事は野党が一番判って居る事です。

幾ら正義を振りかざしても数には勝てません。

ましてや色々党内事情を抱えていては迫力がありませんね。

其処が国民には茶番劇と映る所以です。

其れにして毎日深夜まで国会議員の皆様お疲れさんです。

消費税増税対策５・５兆円のバラマキか？

今国会閉幕を今日に迎え会期は延長せず、特定秘密保護保安を何としても成立させる
とゴリしそれに対して野党はこ事ばかり追及の手を緩めずと云った構図に取れますが
何故か馴れ合いの茶番劇の様に思えてならぬ。

良識の府であるべき参議院が抗争の場となるとは本当に残念な事です。

國の将来を決する法案であるのでヤムを得ないと云えば言えなくもないが・・・

処で政府は臨時閣議を開き２０１４年４月消費税増税時に５兆２千億円の経済対策を
決めた模様。

経済財政諮問会議で１４年度予算編成の基本方針を議論し１３年度補正予算と一体
運営で１４年度前半に、集中的に経済対策を行い景気悪化を防ぎ早期デフレ脱却を目指
すとして居ます。

内容は國の支出５兆５千億円と地方負担分・民間投資分を含めた事業規模１８兆６千億円
２５万人の雇用創出で実質ＧＤＰ１％程度の押し上げを見込む。
東京五輪の交通網整備等競争力強化策に1兆４千億円。
女性や若者支援策に３千億円。
低所得者・子育て世帯に６千億円の現金給付。
復興事業の加速・防災・安全対策に３兆１千億円。
復興特別法人税は１年前倒しで２０１３年度末で廃止。
１３年ど補正予算案を１２日閣議決定し財源に充てる。

誠に結構な経済対策ですが、例に依っていつもの大盤振る舞いの域を出て居ない感じ。

消費税増税に政府が何時も行う戦術でもあるようだ。

初回の竹下内閣ののような地方創造資金とか言って各自治体に１億円もバラマイタ
様な愚行は選択しなかった様ですが此で国民は消費税増税を納得するのでしょうか？