日々好日

さて今日のニュースは

どうなる介護保険制度・負担増と介護基準厳格化等々

2013-12-23 09:24:04 | Weblog

介護保険制度は40歳以上の人が保険料を納め介護は必要になった時介護サービス
が受けられる仕組みです。

現在高齢化が進み要介護者も増えて参りました。
団塊の世代全員が75歳以上になる2025年は更に要介護者も増加が予測されます。

此に対応してこの制度が創設された2000年以来3年に1度見直しが行われて居る。

厚労相の諮問機関「社会保障審議会介護保険部門」は2015年から実施される介護
保険制度改正に関する意見書を取り纏め発表した。

まず当初介護給付費は3・6兆円だったが、13年度は2・5倍の9・4兆円となった。
年金中心の65歳以上で月額当初平均2911円だったのが現在4972円に上昇。
団塊世代が75歳以上ないなり2025年介護給付費は21兆円で保険料は8200円
程度が見込まれると言う。
ますます介護保険料は天井知らずに騰がる傾向にある様だ。

其処で考えられたのが、現在の「要支援1度・2度」と「要介護1~5度」の7段階の内
要支援で掃除・食事作り支援ホームヘルプサービスや通いのディーサービスを市町村
に運営を任せる事とする。

そして現在利用者負担は原則1割ですが此を一定所得以上は2割負担とする。
高齢者に応分の負担をと言う政府の方針です。

年金収入年収280万以上夫婦で359万円以上を目安に検討との事。

大体単身で40年間働いて貰える平均的厚生年金額は198万円。夫婦で277万円
だそうです。
それから推定して自己負担を増の一定所得をもっと上げるべきか下げるべきか討議
中との事でどうなるか結果は不明です。

現在特別養護老人ホーム入所基準は原則として「要介護3度」以上の中重度者限定。
ただ認知症のヒドイ要介護1~2度の人も特例的に入所される「特養」制度がある。

現在特別養護老人ホーム入所者絞り込みのため入所基準が更に厳格化されようと
しています。
またこのホームを利用する低所得者向けの補助の在り方も見直されとの事。

國も増え続ける介護費について高齢者にも過酷な要求を突きつけなければならなく
なったのでしょう。

しかし高齢年金受給者にとっては大変な責め苦となって来ました。

肝心の年金は3年間で2・5%削減が早速今年から始まり受けられるか判らない
介護費はドンドン上げられ全く踏んだり蹴ったりですね。


福島原発事故徐染大幅延長か?

2013-12-23 07:08:39 | Weblog

福島原発事故が起きてはや3年になろうかと言うのに、特に福島の被災地復興は遅々
として進めません。

その最大の理由は放射能汚染土壌等の徐染作業にあると言われます。

徐染が必要な11市町村は現在放射線量が50ミリシーベルトを超える帰還困難区域。
20~50ミリシーベルト以下の居住制限区域。
20ミリシーベルト以下の避難指示解除制限区域。

この3地点を徐染特別区域として國が直轄で徐染工事を行う。
該当地方自治体が独自に徐染工事を行い経費は國が負担する。

この二つの方法で現在徐染工事が行われています。
この徐染特別区域の工事は推定で2兆310億円と言う膨大な金額です。
来年度の税収増が2兆3440億円と予測され、又25年度補正予算額が5・5兆円と
と言われて居ます。
また経済対策に使われる予算も5兆円でその内2兆円は東京五輪のインフラ整備等に充て
られると言う事からもこの徐染費が如何に大きいかが判ります。

何もムダ金と言って居る訳ではないが、問題はその金の使い道ですね。

今回環境省は当初2013年度中に徐染工事は終わらせる予定でしたが計画が大幅に遅れ
2016年までかかるとみて新たな工程表の見直しを近く発表する事とした模様。

現在計画通り達成出来たのは田村市のみで達成見込みが楢葉町・川内町・大熊町等です。
残り飯館村等7市町村は徐染土壌保管の仮置き場確保などが遅れ見通しがついてない。
又帰還困難区域に指定されて居る双葉町は町の徐染計画も出来て居ないので何時終了
するのか全く判らない状況との事です。

立ち入り禁止区域での徐染作業や徐染土壌の仮置き場や中間貯蔵施設問題が解決して
ない状況での徐染工事を幾らせっついても問題解決にはならない。

徐染を早くして出来るだけ旧の所へ帰りたいと言うのは避難住民の皆の願いでしょう。

ただ自分が住んで居た区域に半永久的な中間貯蔵施設建設には絶対反対と言う気持ちも
判らないではないが、このまま何時までもずるずる長引かせる訳には不可ない。

よそ者が口出しする事ではないが矢張り地元で早くケリを付けて貰いたいものです。