介護保険制度は40歳以上の人が保険料を納め介護は必要になった時介護サービス
が受けられる仕組みです。
現在高齢化が進み要介護者も増えて参りました。
団塊の世代全員が75歳以上になる2025年は更に要介護者も増加が予測されます。
此に対応してこの制度が創設された2000年以来3年に1度見直しが行われて居る。
厚労相の諮問機関「社会保障審議会介護保険部門」は2015年から実施される介護
保険制度改正に関する意見書を取り纏め発表した。
まず当初介護給付費は3・6兆円だったが、13年度は2・5倍の9・4兆円となった。
年金中心の65歳以上で月額当初平均2911円だったのが現在4972円に上昇。
団塊世代が75歳以上ないなり2025年介護給付費は21兆円で保険料は8200円
程度が見込まれると言う。
ますます介護保険料は天井知らずに騰がる傾向にある様だ。
其処で考えられたのが、現在の「要支援1度・2度」と「要介護1~5度」の7段階の内
要支援で掃除・食事作り支援ホームヘルプサービスや通いのディーサービスを市町村
に運営を任せる事とする。
そして現在利用者負担は原則1割ですが此を一定所得以上は2割負担とする。
高齢者に応分の負担をと言う政府の方針です。
年金収入年収280万以上夫婦で359万円以上を目安に検討との事。
大体単身で40年間働いて貰える平均的厚生年金額は198万円。夫婦で277万円
だそうです。
それから推定して自己負担を増の一定所得をもっと上げるべきか下げるべきか討議
中との事でどうなるか結果は不明です。
現在特別養護老人ホーム入所基準は原則として「要介護3度」以上の中重度者限定。
ただ認知症のヒドイ要介護1~2度の人も特例的に入所される「特養」制度がある。
現在特別養護老人ホーム入所者絞り込みのため入所基準が更に厳格化されようと
しています。
またこのホームを利用する低所得者向けの補助の在り方も見直されとの事。
國も増え続ける介護費について高齢者にも過酷な要求を突きつけなければならなく
なったのでしょう。
しかし高齢年金受給者にとっては大変な責め苦となって来ました。
肝心の年金は3年間で2・5%削減が早速今年から始まり受けられるか判らない
介護費はドンドン上げられ全く踏んだり蹴ったりですね。