アベノミクス効果で日本経済が回復に向かって居る現在、その中枢の大手銀行の2014年2月期
連結決算でリーマンショック以来の純利益を出す見通しとなったとか。
大手銀行5グループの純利益は昨年3月を上回り合計2兆7千億円規模となる見通しらしい。
これは景気回復で倒産企業が減った事、不良債権処理費用が要らなくなった事、株高で株式関係
損益が改善された事が一番の要因との事。
全てアベノミクス様々で、日銀の大規模金融緩和で株価は、昨年3月12397円は、今年の3月には
14827円まで上昇しました。
2000円近くの差は大きい。
このため保有する株式の評価損の縮小・上場投資信託売却益増大・投資信託販売拡大・手数料収入
も増えたと言う寸法です。
各グループの儲け頭は三菱UFJフィナンシャルグループの9千億円余で後、三井住友フィナンシャル
みずほフィナンシャル・りそなホールディングス・三井住友トラストホールディングスと続く。
ただ各グループとも15年3月期連結決算の純利益は一部を除き軒並みに減収や横這いが予測される
との事です。
現在銀行業務の王道である低い金利でお金を集め住宅ローンや長期貸し出し業務が頭打ちとなり、
今後銀行業務の見直しが迫られて居ます。
そのため手数料ビジネス・銀行や信託や証券との連携による収益源の多角化・さらにはアジアを中心
とする海外業務へと梶を取って行くと思われるとか。