ヨーロッパ訪問中の安倍首相がベルギィーのNATO理事会で演説しました。
日本は、世界平和と繁栄に向けて、積極的平和主義を実践して居る国家を強調
して、日本にとって基本的価値を共有するNATOとは、必然のパートナーであり
今後とも協力強化を表明しました。
また日本は集団的自衛権行使で世界の平和と安定のためどの様に貢献すべき
かを政府方針として纏めて居ることを強調しました。
又その後で開かれた共同記者会見では集団的自衛権行使容認で憲法解釈変更
の閣議決定は期限を決めて居ないので急がない事を示したそうですが、是は少し
疑問が残るのではないのか?
流れを見ると、公明党の賛成を得るため領土内行使等地域限定し、何が何でも
今国会で法案成立を急いで居るとしか見えませんが・・・・
処で今回の安倍首相の演説の中で注目すべきは中国に対する牽制の演説を
した事です。
演説の中で国際社会の懸念事項として、軍事費を増大させ、海洋進出を図る
名指しで中国を牽制した事です。
現在日本と中国は尖閣諸島問題等で険悪な状況になって居ます。
是は日本だけでなく、フイリッピンやベトナム・インドネシア等の東南アジアとも
領有権問題で争いが起きています。
中国の覇権主義はアジアにとって大きな懸念事項となっています。
中国国内でまたテロ事件が起きて国内的にも緊張が走っている状況ですので
中国共産党は国民の目を海外に向けさせるため更なる騒ぎを起こす危険性が
出て来たとも思われます。
そう言った意味では韓国と同調して日本叩きを激化させる口実になる恐れも
出てきた様ですね。
ただ訪中の日中友好議連の高村議員が、日中首脳会談を提案して居るが
したたかな習国家主席は歴代の国家主席に較べて反日感情の強い主導者
の様で望みはあまり無いようですね。