NHKクローズアップ現代で公益法人改革を取り上げて居ました。
公益法人は文化・福祉・スポーツ等の分野で公共の利益を増進する事を
目的に國や都道府県が許可し補助金等の執行に当たるとされて居る。
処がこの公益法人はいい加減な所が多く実態が無く官僚の「天下り」や
「わたり」の受け皿に悪用されて居るケースが多いとか。
公益法人は比較的簡単に設立が出来るため、24000もの公益法人が
存在さて居たが、現在は3500団体消滅し9000の公益法人が残って
居るとか。
現在336の団体が実体のない法人で解散手続きさえ出来ず、補助金
等100億円が行方不明になって居る事が判った。
補助金等の甘い蜜に群がって食い物するシロアリ的存在の有象無象の
輩が勝手放題遣り放題です。
克って日本漢字能力検定協会やKSD等が起こした事件等で公益法人
抜本改革が始まりました。
あれから6年経過しやっと改革の方針が決まった様です。
是までの公益法人はいい加減なもので、行政のさじ加減で簡単に設立され
行政の管理も杜撰なもので、不心得者が介入出来る余地が多かった。
悪知恵が働く天下り官僚の場合が多い様ですね。
今後は理事等の責任を明確にする事。
毎年活動等の報告を義務づける。
行政は是正勧告や解散命令が出せる様にする。
公益法人を100%出資営利目的の一般社会法人と公益法人に分ける。
公益法人24317のうち、公益法人として残ったのは9054で解散した
のが3581であとの11680は一般社会法人へ移行した。
一般社会法人は簡単に設立され立ち入り検査も不能で資産の確認も
出来ないとかで、現在不法な手段に悪用される可能性が出て来たとか。
詐欺等が一般社会法人の名の元で行われる事もあると言う。
是は不法ではないが財産の相続で税金逃れに利用されて居ると言う。
今回の公益法人改革はどうも的外れの感じがしてならぬ。