大山康晴 1988年 岩波新書
きのうから将棋つながり。古本屋で見かけて、思わず買っちゃった。こんな本があるなんて知らなかったもんで。
もちろん大山十五世名人は、将棋の本はいっぱい出してるんだけど、新書で将棋史なんて著書があるとは知らなかった。
なかは昭和10年に弟子入りしたころから始まって、戦前戦後の棋界の話がいっぱい。
自身が名人になって、以降ほかのタイトルを獲得していくあたりも書いてあるけど、思ったより正直な感じで心情が書かれてる。
思ったよりっていうのは、大山名人といえば、慎重そうな感じがして、忍耐のひとって印象がどうしてもあるんだけど。
読んでみると、意外と若いときから主張すべき点は主張してるし、勝負に対する気持ちの持ちようも、波がそれなりにあったらしいってのが、あちこちに書かれてるから。
まあ、なんにせよ、こういう本を読むと「戦争行ったことのある人は強い」って思うね、どうしても。もしかしたら死んでたかもしれない、ってのを乗り越えた経験ってのは、ほかには代えられない強さとして人の底辺に流れてるよーな気がする。
でも、本の感想として、ひとついわせてもらうと、棋譜を解説もなしに、一般向けの新書に載せるのはムリ。
きのうから将棋つながり。古本屋で見かけて、思わず買っちゃった。こんな本があるなんて知らなかったもんで。
もちろん大山十五世名人は、将棋の本はいっぱい出してるんだけど、新書で将棋史なんて著書があるとは知らなかった。
なかは昭和10年に弟子入りしたころから始まって、戦前戦後の棋界の話がいっぱい。
自身が名人になって、以降ほかのタイトルを獲得していくあたりも書いてあるけど、思ったより正直な感じで心情が書かれてる。
思ったよりっていうのは、大山名人といえば、慎重そうな感じがして、忍耐のひとって印象がどうしてもあるんだけど。
読んでみると、意外と若いときから主張すべき点は主張してるし、勝負に対する気持ちの持ちようも、波がそれなりにあったらしいってのが、あちこちに書かれてるから。
まあ、なんにせよ、こういう本を読むと「戦争行ったことのある人は強い」って思うね、どうしても。もしかしたら死んでたかもしれない、ってのを乗り越えた経験ってのは、ほかには代えられない強さとして人の底辺に流れてるよーな気がする。
でも、本の感想として、ひとついわせてもらうと、棋譜を解説もなしに、一般向けの新書に載せるのはムリ。
