夏目房之介 1992年ちくま文庫版
漫画論のつづき。
これは、昭和60年に最初の版が出たらしく古い本なのだが、私はせいぜい3年前くらいに古本屋で手に入れた。
副題が「マンガでマンガを読む」とあるんだけど、著者はなつかしのマンガとかをとりあげるときに、自分で模写してるんで、この本全体に画が多くなってる。
模写といっても、ペンを使ってそれぞれの作者の線をまねるんで、かなり高度なもの。
読んできたマンガの歴史を振り返ることもしてるけど、なんつっても「マンガを線とコマからとらえるというモチーフ」(あとがきから)で書かれてるんで、マンガに描かれた女性の線をめぐる評論が出色です。
構成は、以下のとおり。
1.なつかしのマンガたち
2.マンガの過熱時代
3.マンガ女体論
4.コマについての二~三の事柄
5.マンガ家の実像と感性

漫画論のつづき。
これは、昭和60年に最初の版が出たらしく古い本なのだが、私はせいぜい3年前くらいに古本屋で手に入れた。
副題が「マンガでマンガを読む」とあるんだけど、著者はなつかしのマンガとかをとりあげるときに、自分で模写してるんで、この本全体に画が多くなってる。
模写といっても、ペンを使ってそれぞれの作者の線をまねるんで、かなり高度なもの。
読んできたマンガの歴史を振り返ることもしてるけど、なんつっても「マンガを線とコマからとらえるというモチーフ」(あとがきから)で書かれてるんで、マンガに描かれた女性の線をめぐる評論が出色です。
構成は、以下のとおり。
1.なつかしのマンガたち
2.マンガの過熱時代
3.マンガ女体論
4.コマについての二~三の事柄
5.マンガ家の実像と感性
