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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ミラノに(カッコわるく?)乗る

2011-01-25 22:41:10 | 馬が好き
きのう、体調がかなり悪かったんで、なんもできず一日寝てた。
きょう乗馬に行けるかどうか不安だったんだけど、6時半くらいに起きて、さんざウダウダして、身体が目覚めるのを待ってたんだが、いまひとつシャキッとしない感じは残ってたんだけど、そんな致命的にわるくなさそうなので、9時から乗馬に行く。
きょうも寒い。でも冬は、馬が元気。どれ乗ろうか、ちょっと考える。
基本、火曜日に乗馬に行くと、月曜日に運動していない馬を選ぶことになる。そこへ加えて、冬だと「もし月火2日休んだら、明日の水曜日やばいヤツ」を選んだほうがいい。(もちろん、それなりに馬の張りをとる方法はあるんで、私ごときが考えるのは取り越し苦労なんだけど。)
それにしても、私自身の体調も万全とはいえないので、疲れる馬はヤだなーと思う。いくつか選択肢はあったんだけど、なんとなーくサラブレッドに乗りたい気分だったので、ミラノを選ぶ。

寝藁の汚れたとこチョチョっと掃除してから馬装。べつに攻撃はしてこないんだけど(そういえばナモンゼウスに噛まれたとこは跡が残っちゃったよ)、ときどき耳伏せて、ギギュギギュって歯ぎしりみたいな音させて、なに考えてんのかイマイチよくわかんないんだ、ミラノ 背中にキルティングとか、パッドを置いてると、鞍置くまでのわずかの間に、背中をブルブルっと震わせて、後ろのほうにズレちゃうし
さて、馬場に出て、常歩。なんか元気いいかも、勝手に速歩でちゃいそう 歩いてたら、遠くの物音(ほかの馬の走る音?)を聞いて、ブヒーッって感じで叫んで驚いたように走ろうとする、ホーホーホー いままでこんなことなかったのにな。
慎重に常歩をする。別の一角で、遠くにいる馬を見てんのか、立ち止まる。立ち止まるのはミラノとしてはよくある反応なので、ジッと納得するまで見させてやる。ふーん分かった、って感じでミラノが視線を対象から離したとこで、脚使って歩かせる、前進したらポンポン
んぢゃ、速歩。なんか元気いーなー、勝手に駈歩になりそう。広いとこを周ってると、ほかの馬と並んだりすれ違ったりするたびブヒブヒって走りそうな気がするんで、適当なとこ選んで、輪乗りで速歩する。
手前をころころ変えながら輪乗り、前進させる、内方姿勢とる、なんか右手前で馬が内向かない、あまりいろいろ強要するとミラノが止まろうとするんで、持ってるムチでペチンとやる。
どうでもいーけど、最近ムチをちゃんと持って乗ってる。使う・使わないぢゃなくて、ムチ持って乗るのが正式らしいから。正式な場に行って急きょ持ったときに困らないように、ふだんから持つようにしようかと。それでも拍車は相変わらずつけないんだけどね。(っていうか一向に革の長靴ほしがる気配すらないし
速歩で回転、前進させて受けとめて、って練習をつづけたら、いちど常歩。また前に出して、発進、停止、輪乗りの大きさ、いろいろチェックしてから、駈歩開始。
走りたがってたミラノはすぐに発進するんで、邪魔しないように、ヒジ柔らかく、でも受けとめて。(油断するとアタマ下げて前に引っ張られる。)広いとこで少し歩度を伸ばして、巻乗りしたりしてると、内方姿勢が強すぎると言われる。もっと外の手綱でまわるよーにって。えー、曲ってかない、弱いと思ってたのに
なんか一向にうまく乗れない 以前は、乗ってるだけでオートマチックに進むからラクだなーと思ってたのに、あれこれナマイキにも思ったように乗ろうとすると、えらく難しい。
ちっとも前出てる感じしないんで、速歩で横木通過。ハミにぶつけてくよーに、って、ブツけてる感じしないけど。
続いてもう少し幅広い横木を駈歩で通過。止まるようなとこはないんだけど、あまりうまく乗れていない。

何回目かに、通過し終わって、回転してもう一度向かおうかと駈歩しているとこで、ほかの馬か・隣接する道路の車か・風の音か・知らないけど、驚いたミラノがピョンピョンと尻っぱねする。おいおいおい!って乗ってく 
馬のはねるのとかって、乗ってて自分の思うよりは第三者が見るとたいしたことないのが普通で、でも今回はさすがに周りが心配するくらいの跳ね方だったんだけど、幸い体勢がそれほど崩れず、落ちない 人のおしり浮いちゃってんだけど、アブミに立って、前に進む馬に乗ってく。
どうにか馬を抑えて、あーこのくらいなら落ちないんだ、俺ってちょっと自信になる。まあ、私が落ちるのは、たいがい、馬がバタッと止まって、前に投げ出されるってパターンだけどね
何度かやって、最後ツーポイント気味でかるく前傾していく、なんかそうやったほうが馬の真上にいられるような気がする。
んぢゃ、障害。ミラノは障害うまいんで、なんも心配ない、気をつけるのは飛んだあと。飛んだあとヘンなことするとドドッと走るかもしれないんで、ゆっくり速歩にしてから、真っ直ぐ止めるか、シンプルチェンジするかってとこで。
速歩でクロス、ゆっくり入る、止まったり逃げたりしないんだけど、なんか前に出てるか自信ない。障害に近づくと、ポーンと軽く飛ぶ
馬は十分前に出てるって先生が言うんで、そういうことにして、ジーッと待って飛ぶ。あんまり腕力つかって抑えてる感じはない。
何度か繰り返し。飛越してるとき、人間がカタイという
最初、手首が固いと言われ、それを直そうとしたら、肩が固いという たしかに馬と一体化してる感じぢゃないねー、タテガミつかんぢゃうのが一番自然に馬にくっついてく道だと思うんだけど、さすがにやんないでイメージだけ。ヒジをフリーにするように心掛けて、指を強く握りすぎないように。
クロスの後ろに、横木ひとつ置く間隔あって、垂直つくる。ひとつ飛んで、次に向かうあいだにまた固くなんないよーに、飛ぶ
飛んだあとが、また固い どーしても走らないよーに抑えようとして、身体垂直にして手綱ギュッと引っ張っちゃうんだけど、そうぢゃなくて少し抱え込むようにってんで、ムリに引っ張らずにヒジ・手首・指に力入れ過ぎないようにしてコンタクトを保つなかでジワーッと
障害の高さがどんどん上がる。ミラノは落ち着いているんで、大丈夫。経路走行したらエキサイトする可能性もあるけど、単発の障害ならこのままで何ぼでも跳びそう。
それはいいんだけど、確かに飛ぶんだけど、障害の前でどのくらい前に出すべきか抑えるべきか、障害と障害の間でどういう対応すべきか、いまいちわからない
黙ってつかまってりゃ飛ぶんだけど、なんか一体感みたいのがないんだよな、ミラノ。ラクラク飛ぶからかな?障害の前で、オーシ行くぞ勇気だせ!とか、飛んだあとに、ヤッタな良く飛んだ!って達成感もって誉めるとか、そういう感じぢゃないんだ、これが。やっぱ何考えてんか、よくわかんない
いまいち踏み切りとか随伴の感じがつかめないんで、何度も繰り返したけど、結局よくわからないまま終了。

それにしても、あとちょっと、あと一回とか言って、いつの間にか、垂直は110センチまで上がってた。ま、飛ぶのは馬だし
よく飛んだんで、いつものように横顔撮ってやろうと思って、カメラをポケットから取り出すと、お?何だ何だ?って感じで振り向くから面白いよね、ミラノ

今日の練習については、「できたら、もうちょっとカッコよく乗ってください」って先生の言葉が、すべてをよく言い表してるよね
技術論は横に置いといて、乗馬はカッコよく乗ることが大事なんで、的確な指摘だと思う。「馬場馬術なんてのは、究極の見栄張り大会だ」ってのは私自身がよく使う憎まれ口なんだけど、初心のレベルでも馬の上で姿勢のよくない人には「もっと、王様(女王様)になったつもりで」とか言ったりするんで、まあそういうことです。
ほかのスポーツでもそうだと思うよ(スポーツぢゃなくても、たとえばギターとかは、鏡で姿チェックして一番カッコいいと思うのを買うべき(昔うじきつよしがそう言ってた)だし)。カッコ気にすると上達する。
私がいちばん人並みにできるのは野球なんだけど、いまはブランクおっきくて、ちょっと練習しなおさないといけないんだが、経験のない普通のひとより「うまそうに」プレイすることはできる。そう見せるのは、ちょっとしたコツだと思う。たとえばゴロをさばくときは、球をつかむまではゆーっくり動いてって、捕ってから投げるまでを意識的にスピードあげると、なんかいい動きに見えるんである。守備でカッコよくないのは、ゴロでもフライでも、球の行く先で早々と構えてジーッと待ってるのとかである。フライなんか、グローブ頭の上にかざして球の落ちてくるのを待ってる図なんてのは、カッコわるいっていうより、見てて落としゃしないかと不安になる。やっぱ軽く走って動きながら落下点に入って、捕る瞬間にパッとグラブ出すほうが、余裕あってうまく見える。実際、早く構え過ぎると、動き固くなってエラーしやすいんだけどね。
そのへんを馬に乗るときも応用できないか、帰ってきてから考えてる。ジーッと身体固くして待つんぢゃなくて、動きにあわせて必要最小限な対応だけパッとするの。だいたい、そもそもが、ずっと力を入れっぱなしだから対応できないんで、ふだんは力を抜いとけばいいんだろうけど。でも、ときどき尻っぱねして走ったりするから、そんな簡単に緊張を解いたまんまぢゃ乗れないんだよ、なんとかしてよ、ミラノ
コメント
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