かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

博物館に初もうで

2007年01月03日 | China・Mongolia

今日は、正月三が日の最終日。天気も崩れなかったので、上野に行ってきた。
天候が穏やかなこともあり、大賑わい。動物園もあるので、家族連れも多い。
今日の目当ては、中国国家博物館名品展。



北京の天安門広場の横にある中国国家博物館が改装中のため(北京オリンピックに向け、とんでもない規模の博物館になるらしい)、そのよりすぐった名品が、上野に来たというわけ。



この写真は、2005年8月に北京に行った時のものだが、もう北京オリンピックのカウントダウンが始まっていた。前は、何度か通ったが、時間が合わず、いつも素通り。日本で、ごく一部だが、出会うことができた。
紀元前4000年頃から、10世紀までの名品が堪能できる。まだ、あまり混んでおらず、ゆっくり見れた。
見たことのあるものも少しあったが、金る(イトヘンに婁)玉衣(有名)は、初めてだった。1200もの玉片を、黄金の糸でつないで、高貴な人の遺体を覆っていたものだ。
それと、やはり青銅器類が目を見張る。4000年近く前のものから展示されているが、その精巧さ、巨大さ、デザインのユニークさは、中国ならではのものだ。
犀尊は、ポスターに使われているが、すごい。写実的なだけでなく、体中に装飾がほどこされている。
面白かったのは、祭祀場面貯貝器で、貴重品であった貝殻などの宝物を入れる壷なのだが、その蓋に、当時の祭の様子が再現されている。王様、いけにえになる人、動物を料理している様子、楽器を演奏する人などがいる。
中国南部の雲南省で発見された『金印』も展示されているが、福岡県志賀島で見つかった『漢委奴国王』の印と、材質、サイズ、字の彫り方もそっくりなのだそうである。当時の、漢の国力のすごさを物語る。
ということで、中国の文化に興味のある人には、絶対お勧め(MUST)の催しです。

今日は、正月で、博物館正面で”おびき”皆さんが、和太鼓の演奏をやっていた。



アクロバティックな撥さばきで、見ごたえ十分。若い皆さんが演奏していて気持ちがいい。外国人の家族連れにも大受け。太鼓の音って、普通の楽器とちょっと迫力が違う。


コメント
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